2012年11月30日金曜日

『クラウドクラスターを愛する方法』(窪 美澄)読みました。


美味しいなって思う食べ物も
2種類に分類できます。
ちょっとだけ食べるのがいいモノと、
ちょっとじゃ物足りないモノ。

ちょっとがいいのは、例えば梅干しとか。
お菓子類なんかも、そうかな。
いくら美味しい梅干しでも、
一度にたくさん食べたらうんざりしちゃう。

逆に、いっぱいないとヤなのが、チャーハンとか。
主食系のものですね。
一口食べて思わず「おいしー!!」
って叫びそうになるチャーハンが、
その一口しかなかったら、
食べなかったほうがいいかもって思えちゃう。

本にも同じようなことが当てはまります。
梅干しパターンは、
ネタ的に分量的に、少しで満足する本。
そんな梅干し本が、だらだらくどくどだった場合、
読み始めてすぐは「わーっ、これ美味しい」と思うけど、
半分もしないうちに、すぐお腹いっぱい。

んで、チャーハンパターンは、
いつまでも読んでいたい本。
このチャーハン本がぺらぺらかすかすで終わっちゃうと、
せっかく美味しいのに、逆にいらいらしちゃいます。

で、この『クラウドクラスターを愛する方法』

美味しいからたくさん食べたいチャーハン系でした。
でも、残念ながら、ぼくには量が足りなかった。
ダイエットはしていなので、
もうちょい詰まっていて欲しかったです。

クラウドクラスターを愛する方法
窪 美澄
朝日新聞出版
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