2012年11月6日火曜日

『クラバート(上)』(プロイスラー)読みました。


新入生はとりあえず、出席番号順で席につき、
しばらくはそのままの席で
学校生活を送るのが普通ですよね。
だからそのクラスで最初に仲良くなる友だちも、
必然的に五十音順で自分の名前に近いヤツになる。

なんとなく他人行儀で、
ぎこちなく会話を交わしていくうちに慣れてきて、
だんだんタメ口きくようになってくる。
最初のうちは、我も張らずに、
みんな多少は猫かぶっているので、
後から思い出すとやなヤツだったって人でも、
そんときは気づかずに、
「おっ、こいつとは生涯の親友になれるかも」
なんて勘違いすることもある。
もちろん、ホントに波長があって、
ずっと仲良しでいられることもある。

ようするに、
最初はどんな人だかわからないんですよね。
けど、その人の内容を読み進めていくうちに、
親友になるのか、
やなヤツだと避けるようになるのか、
面白いのか、つまらないのか、
わかってくる。

で、この『クラバート(上)』。

上下巻のつづき物。上巻を読み終わりました。
まだ下巻は読んでません。
なので、実は、チトわからないんです。
とりあえず五十音順で、
近い席に座った新しいクラスの仲間みたいな感じ。
猫かぶっているのか、どうなのか、
下巻を読んで判断したいと思います。

クラバート(上) (偕成社文庫4059)
プロイスラー
偕成社
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