2024年3月14日木曜日

『魔眼の匣の殺人』(今村昌弘)読みました。

   

これからここに紹介しようと思っている
レイモンド・チャンドラー作品に対する寸評
(というか解説、もしくはツッコミ)は
長編全7作を翻訳してる村上春樹さんが、
どっかの対談で言ってたことなんですが、
例によってうろ覚えで、
正確じゃないかもしれません。

いや、もしかしたら、
言ってた人自体が村上さんとは違っている
可能性もなきにしもあらずで、

絶品オマージュを何冊も出している原尞さんとか、
熱心なチャンドラーファンだと
ウィキペデアに載ってた大沢在昌さんだったかもしれず、

いやいや、それどころか、発言者は、
ぼくの夢の中に出てきた幼稚園のとき以来音信不通で
たぶん街で会ってもわからない
性格が妙にスネ夫ライズされている
山本くんという架空の存在で、
ぼくの頭の中で醸成されたエピソード内の
小話だという危惧もあり、

そんなあやふやなことを
ここに書いてしまってもいいのか、
きっと怒られるぞと心配になってきたので、
やっぱ、やめます。

うーん、でも……
ここまで読んでくれたであろう皆さんに
申し訳ないので、やっぱ、やります。

「チャンドラー作品は、総体的には素晴らしい
 文学なんだけれど、設定なり、人間関係なり、
 それぞれの思惑なり、トリックなりが、
 ラストの締めでごちゃごちゃし過ぎて
 よくわからん」
という寸評(というか解説、またはツッコミ)でした。

で、この『魔眼の匣の殺人』。

チャンドラー的ハードボイルドとはちょいと違うけど、
ごちゃごちゃ感は通じるものがあると、
貧弱回転数仕様のぼくのおつむは判断しているようです。
とはいえ面白かったです。

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