2022年7月26日火曜日

『なめらかな世界と、その敵』(伴名練)読みました。


ひねくれ者を自認するぼくは、
みんなが騒ぐ時流ネタを書くのが
好きじゃありません。

だから多分、コロナに翻弄されたあれこも、
ここにはあまり記してないと思います。
まあ、わざわざ公表するほどに
振り回されてもいないんですが。

そのコロナ、人より少し遅れて
時流にかすった話題をするのも、
ピントがずれたぼくらしさがあって
いいじゃないかと、思ったんで、やってみます。

コロナ前は、毎年クリスマスの時期に、
高校時代の仲間がぼくのうちに集まって
パーティしてました。

食べ物と飲み物を持ち寄ったただの飲み会です。

たいてい家族連れで来るので
狭いマンションに十数人がわいわいします。

その中に一人、本好きがいるんです。

うちの本棚を見てもらい、
ぼくは、これ面白かった、それちょー面白かった、
あれメチャ面白かったなんてまくし立てます。

帰りには2、3冊オススメを貸出す。
(というか無理やり渡す)

そんで翌年、それを返却してくれて、
また違う本を押し付ける。
そのサイクルをずっと続けてたんです。
コロナまでは。

そしてコロナ。
3密の標本みたいな飲み会はできなくなり、
当然「返却&押し付け」の儀式も
途絶えたままになりました。
今年の年末はできるのかな。

で、この『なめらかな世界と、その敵』。

これは文庫版。
そのもとになった単行本が今、返却待ちです。
今年の年末は帰ってくるかな。
帰ってきたら、今度は文庫版を押し付けようかな。




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