2019年3月7日木曜日

『ひゃっか!』(今村翔吾)読みました。


ページ数も同じで
文字の詰まり具合もだいたい一緒の本でも、
読み終えるまでにかかる時間は、
それぞれ違うんですよね。

内容が違うから当たり前なのかなあ、
でも、目で追う文字の数には
変わりはないから、
同じ速度で目線を動かしていれば、
読了時間も同じになるはずで。

ってことは、
本によって目線移動速度が違うのか。

いや、まあそれもあるけど、
目線が進むのは頭で理解できたからで、
文字を追っても何を言っているか
わからん状態だと、前の文章に戻ったり、
難しい言葉で立ち止まったりしながら
脳みそ内の整理をするんで、
つまりは理解速度の違いかな、だろうな。

「本を読むのが好きです」とか言うと、
「じゃあ、分厚くて、ちっちゃな活字が
 ぎっちり詰まった感じの本が好きでしょ」
といわれることがよくあります。

いや、ぼくはそうじゃなく、
スッスすっすとページをめくれるような、
文字スカスカのほうが好きなんです。

目線移動速度、理解速度が
速いほうがいい。

普段も落ち着きがなく、
ふらふら動き回っているので、
じっくり動かず、
黙考って感じになるのが苦手なようです。

で、この『ひゃっか!』。

すらすらスススーって読めました。
著者の今村さんは
時代物をたくさん書いているけど、
こういう現代青春モノも結構いけます。
こっち方面、もっと読んでみたいな。





**********************
当ブログ執筆担当・きくちが書いた本はこちら
**********************