前回の小説『ひゃっか』のところで、
本を読む速度について書きました。
そんとき、
「そうだ『数学ガール』のことを
例に挙げよう」
と途中までは思っていたのですが、
なんやかんや文字を並べているうち、
その話題の入るスペースが
なくなっちゃいました。
なので、
ここに無理矢理押し込んじゃいます。
『数学ガール』は、
だいぶ前に読んだ小説です。
結城浩さんって人のベストセラー。
その本を、
読むのに時間がかかる
「ぼく的代表例」にしようと思ったんです。
細かい内容はすっかり忘れちゃったけど、
面白かったのは覚えてる。
もひとつ、時間がかかったのも覚えている。
だって、数式が出てきたんです。
高校時代、
数学の授業=睡眠時間だったぼくには、
まるで宇宙人の書いた文字列でした。
Σ(シグマ)の上に5が乗ってて、
下にはk=1、右にはakとかって書いてある。
すると、
前のほうに出てきたその数式の意味を
もう一度読み直し、
「そうかそうか、
kに1から5までを入れ込んで、
それを合計すると」
とかつぶやきながら、
計算機なぞを叩いたりする。
そりゃ、時間かかるわ。
でも、面白かったんですね。その本。
で、この『人体はこうしてつくられる』。
時間かかりました。
専門用語的な言葉がてんこ盛りで、
行きつ戻りつしながらでしたので。
でも、面白かったんですね。この本。
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