2019年1月10日木曜日

『狐花火 羽州ぼろ鳶組』(今村翔吾)読みました。


中学生の頃、
星新一さんのショートショートが
とても好きで貪り読んでいました。

でも小遣いの額には限度がある中学生。
安価な文庫本しか買えません。

モノをため込むことに
あまり興味がなくなった今と違い、
読んだら手元に置いておきたかった
子どもぽっい気持ちがてんこ盛りの中坊です。

最初にその面白さと出会ったときは、
すでに十数冊は出版されていて(たしか新潮文庫)
発行の古い順から月2〜3冊買っていました。

そうすると、
1年足らずで既刊書は全部入手できちゃう。

その後は、
本棚に揃っているヤツを再読しながら、
新しい文庫が出るのを
今か今かと待ち望んでいたんです。

書くより読む方が早いのは当たり前なので、
仕方がないのはわかっていても、
「早く〜」とジリジリしてたのを覚えています。

で、この『狐花火 羽州ぼろ鳶組』。

作者の今村さん、早いです。
どの作品も面白いので、
新刊がでるたび追っかけて
入手しようとしてるんですが、
読むのが追っつかない。
中坊のときとは逆の意味でジリジリしてます。





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