中学生の頃、
星新一さんのショートショートが
とても好きで貪り読んでいました。
でも小遣いの額には限度がある中学生。
安価な文庫本しか買えません。
モノをため込むことに
あまり興味がなくなった今と違い、
読んだら手元に置いておきたかった
子どもぽっい気持ちがてんこ盛りの中坊です。
最初にその面白さと出会ったときは、
すでに十数冊は出版されていて(たしか新潮文庫)
発行の古い順から月2〜3冊買っていました。
そうすると、
1年足らずで既刊書は全部入手できちゃう。
その後は、
本棚に揃っているヤツを再読しながら、
新しい文庫が出るのを
今か今かと待ち望んでいたんです。
書くより読む方が早いのは当たり前なので、
仕方がないのはわかっていても、
「早く〜」とジリジリしてたのを覚えています。
で、この『狐花火 羽州ぼろ鳶組』。
作者の今村さん、早いです。
どの作品も面白いので、
新刊がでるたび追っかけて
入手しようとしてるんですが、
読むのが追っつかない。
中坊のときとは逆の意味でジリジリしてます。
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