ガンの検診を受けた人と受けない人の、
その後の生存年数を調べたデータがたくさんのっている本です。
当然、
きちんと検診を受けて危険を素早く察知して、
病気が拡大しないうちに何らかの処置を
している人のほうが長生きする
……と思いきや!
ぼくのように、検診なんて面倒だと、
まったく受けていない人のほうが
長生きしていたりするって統計が多い──んだそうです。
あくまで、この本によればですが。
なぜか。
検診を受けた人が問題なしと判断された場合は、
不摂生に拍車をかけることになり、
問題ありと判断された場合でも、
手術だ、抗がん剤だ、放射線だと、いろんな治療をされて、
結局は副作用とか術後が思わしくないとかで、
通常よりもはやく召されてしまう。
ぼくは、数年前の健康診断で、
部位は忘れてしまったんですが、悪いとこがあるので、
一度きちんと調べたほうがいいといわれました。
でも、その後ものぐさで、
きちんと調べることはしませんでした。
で、その後、もう4、5年は健康診断を受けていないんです。
それでも、大した問題もなくぴんぴんしているんだから
大丈夫だろうとタカをくくっています。
この本は、ぼくのような、ものぐささんには、格好の安心材料。
精神衛生上とってもよい本になるでしょう。
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