面白かった。良かった。
──んですが、
読んでいる途中、
昔読んだ山本周五郎さんの作品なんかが思い浮かび、
それらと同等のレベルだと思いながらも、
昔はもっと感動したはずなのに、
今はそんなでもないなと、
自分の感性の劣化を感じちゃいました。
……それとも作者が女性だからかな。
たしかに今までのめり込んだ作家って
男性ばかりなんですよね。
とはいっても、好きな作品を読んでいるときに、
作者の性別なんて意識していないんですけどね。
あとあと考えるとってことです。あとあと考えると、
同性の作家さんばかりがお気に入りになってる。
すぐに思い浮かぶ例外は、高村薫さんくらいかな。
でも、面白かったし、良かったんです。
でも、新刊が出る度にそわそわしながら、
本屋さんに向かうようなお気に入り作家にはならないな
……なんでだろうか。
あとあと考えても、自分でもわからないんです。
もうちょっとあとになって考えよっと。
白蝶花 (新潮文庫) 宮木 あや子 新潮社 2010-09-29 売り上げランキング : 50639 Amazonで詳しく見る by G-Tools |