2024年2月27日火曜日

『寺田寅彦随筆集1』(寺田寅彦)読みました。

        

文章をつくってくれる頭のいいコンピュータが
流行っているというので、
うんうん唸りながら、
ああじゃねえこうじゃねえと検索かけながら、
毎回なんとかネタを捻り出している、
仕事で書かなきゃいけないコラムを、

じゃあやってごらんと
「朝日新聞の天声人語と同様の文字数・文体で
 育児に関するコラムを書いてください。
 春夏秋冬いずれでもいいので、
 どれか1つの季節感を盛り込んだもので」
みたいに入力してエンターキーを押し、

ふーっと息をついて、
冷めたお茶が入ったコーヒーカップから、
粉茶の粉が底にたまり
上層は水のようになった液体を一口飲んで、
器をもとの位置に戻したら、
すらすらっと文章がもう出来上がっていて、

「うわーっ、あのうんうん唸っていた
 時間はなんだったんだ!」

と髪の毛をかきむしりたくなる衝動を抑えつつ、
よくよく目を通してみると、

「あのさーあんた、
 1ナノメートル分も面白いトコないんですけど…」
今検索したけど、
ウィキペディアによるとナノって10億分の1だってよ。
見えないよ。

で、この『寺田寅彦随筆集1』。

昔から読み継がれているこういう本を読むほうが、
いいネタは見つかります。今のところは。

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