2021年11月25日木曜日

『ヨルガオ殺人事件(上)』(アンソニー・ホロヴィッツ)読みました。


昔はそんな趣味はなくて、
いつからそっち系にかたよるようになったのか、
自分でもはっきりしないのですが、
気がつくと自虐系の雑文を
好んで書くようになっていました。

あることないこと、もりもりに盛って、
書きながら「いやそこまではないだろう」
なんてつぶやきつつ、にやにやしてるんです。

いじめを欲するMではないのに、
自分をネタに笑いをとるのが心地いいんです。

分析するに、
まず「笑いが好き」がある。
次に「憶病者である」がある。

臆病モノのビビリだから、ほかの人が
「未曾有」を「みぞゆう」って読んでも、
「はははっ、間違った間違った」
と笑うことはできない。
だって怒られそうでしょ。
ビビリですから叱られるのはとってもイヤ。

だけど、笑いたい。
じゃあ、怒られずに、
失態なんかを「がっははっ」と誰の目も気にせずに
呵々大笑できる対象(韻を踏んでます)は、
ないものか。

いるでしょ、目の前に、いや、目の奥に、
いや目そのものというか、自分でしょ。

で、この『ヨルガオ殺人事件(上)』。

著者自身を情けないキャラクターとして登場させて
ユーモラスに描くのは、ぼく的な自虐……
……あっ、間違った。
それは、同じ著者の前に読んだ本でした。
この『ヨルガオ〜』じゃなかった。
どうしよ、まいいか。
えっーと、面白かったです。




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