2021年11月11日木曜日

『砕かれた街(下)』(ローレンス・ブロック)読みました。


クルマで燃費のいい走り方をするのを
エコドライブというらしく、
地球環境にやさしくするぜといいつつ、
実は高くなっているガソリン代をケチるために、
ぼくも気がついたときには、
うろ覚えのエセドライブじゃなかった
エコドラえもんをしています。

何やらクルマってのは、
発車のときに燃料をたくさん使うらしく、
それを抑えるために、
赤から青に変わってゴーのときに
「ゼロヨンだーぶっちぎり!」と、
はやる気持ちはしまっておいて、
エンジンの回転数をなるべくあげないように、
足首の力を抜きアクセルはふんわり
なでるように踏む、
というより足裏をそっと乗せる。

そうしてちょろちょろと走り出して、
慣性の力でススーと動き出すようにする。

そんな運転の仕方が
エコのトレンドなんだそうです。

思えば、最近の小説とかは、
そのエコ方式とは真逆な展開が
多いような気がします。

スタートからゴーゴーゴーで、
お話がぐんぐん加速して、
ローギアで1万回転くらいひっぱる。
燃料はたくさん使う気がしますが、
まあ、そういうほうが楽しいです。

で、この『砕かれた街(下)』。

エコドライブな感じでした。
上巻はふんわりアクセルで、
下巻に入ってゆっくり加速。




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