2017年8月18日金曜日

『陽気なギャングは三つ数えろ』(伊坂幸太郎)読みました。


人を喜ばせようと企む
サプライズってありますよね。

記念日のことなんか
まったく忘れているふりして、
当日になって
「はい、プレゼント」とか。

それはそれで、
喜びと同時に驚きが加わって、
相手に与えるうれしさ効果は
跳ね上がると思います。

その一方で、
サプライズではないやり方は
どうなんだろうって、
へそ曲がりなぼくは考えたりします。

こそこそ内緒で動くのはやめて、
事前準備の段階から、喜ばせる相手に、
「とっておきのプレゼントあげるから、
 楽しみに待っててね」
と宣言しちゃう。

そうすると、相手は、
とっておきグッズの贈答日までの間、
わくわくできる。

サンタさんにお願いするように、
自分の欲しいモノを伝えることもできる。

喜び指数は、
サプライズとノンサプライズで
どっちが大きいんでしょうかね。

で、この『陽気なギャングは三つ数えろ』。

伊坂幸太郎さんの作品は、
これまで何冊か読みましたが、
どれもサプライズ的な効果が
用意されていると思います。
読んでいる人には内緒にしておいて、
タイミングが来たら
「ほら、どうだ」って感じの。

それはそれで面白い。

でも、へそ曲がりなぼくは、
ノンサプライズ的にやったら、
どうなんだろうなって
思ったりしちゃうんです。
イヤな読者。




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