2017年8月29日火曜日

『ちゃんぽん食べたかっ!(下)』(さだまさし)


確か糸井重里さんだと思うんですが
(違っていたらごめんなさい)
同窓会とかクラス会とか、
昔の仲間が集まるところが苦手だと、
エッセイか、何かのインタビューかで
言っていました。

学生時代の仲間は、
だ何者にもなっていない時期の
つながりですよね。

将来、
途方もなく偉くなっちゃうヤツも、
落ちぶれちゃうヤツも、
人気者になって
世の耳目を集めちゃうヤツも、
みんな一緒くたのごった煮闇鍋状態。

だからまあ、
その時は世間的な優劣は何もなくて、
いに気づかいもなく、
楽しく過ごせる。

でも、それが社会に出て、
それぞれが
何者かになったあとで集まると、
昔のままの気持ちじゃ、
いられなくなる。

自分ではそんなこと考えていなくても、
ねたみをもらすヤツも出てくれば、
あわれみをかけちゃう人も出てくる。

そんな空気がイヤなんだそうです。

だから、人が集まる宴会ならば、
今一緒に仕事で何かを
動かしている仲間だとか、
新しいプロジェクトに
かかわっていく人たちだとかで、
騒いだほうがいいんだとか。

で、この『ちゃんぽん食べたかっ!(下)』。

この本を読む限り、さだまさしさんは、
同窓会だろうがクラス会だろうが、
現在の仕事仲間だろうが、
どこでも関係無く、
楽しめちゃう人なんだろうなって感じました。
それが好きです。







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