会社に来る前に立ち寄っているジムには、
もう10年以上通っています。
同じようにジム参詣を習慣にしている人たちとは、
毎朝顔を合わせるので、挨拶ぐらいはして、
天気の話くらいはするようになってます。
まあ、付き合いの程度はそこまでで、
互いに名前も知りません。
ざっと思い出してみると、そんな人は10人ほどかな。
でも、ぼくが入会したときから
今までずっといた人は、たぶんいない。
きっとぼくが最長会員です(あくまで自己推測)。
とはいえ、10人程という数は同じでも
顔ぶれは入れ替わっています。
いつの間にか誰かがいなくなり、
いつの間にか新しい人と挨拶をかわすようになる。
それがこの前、
「来週、引っ越すことになり、
ここには来れなくなります」
と伝えてくれた人がいたんです。
名前は知らないけど。
で、この『本庄おけら長屋(1)』。
この本の舞台である長屋に住んでいる
メンバー間のコミュニケーションは、
ジムでのそれより千倍、いや万倍も濃厚でした。