2024年1月30日火曜日

『ナイフをひねれば』(アンソニー・ホロヴィッツ)読みました。

  

前回の『剣客商売』の感想文もどきでは、
時間の認識力(というほど高尚ではありませんが)
みたいなのがテーマのようになっちゃいましたが、
じつは書き始める前に考えていた内容とは、
ぜんぜん違ってるんです。

最初、書こうと思ったのは、その中に出てくる
久々に会った旧友との飲み会での話題なのでした。

「いろんな本を読んでるみたいだけど、
 本当に好きなのはどんなジャンル?」
って感じの質問をされて、ぼくが
「ジャンルはなんでもいいんだけど、
 とにかく楽しいのが好き」
と答えた。

前回文章は、そこからひっぱっていって、
『剣客商売』は楽しい本でした、
で締めようとしていたんです。

ほら、こんな短い文字数で終わっちゃうでしょ。

そんなんだから
キーボードをぺこぺこ打ち出す前に、頭の中に
「その流れはいいけれど、
 そこに何か付け足さないと、短すぎるぞ。
 内容は薄っぺらで質的にどうしょうもないのに
 量まで少ないんかい。それでいいのか」
って、どっかから戒めの声が聞こえてきて、

ほんじゃあってことで、
時間の認識力的なあほ話を乗っけたら、
それだけで終わっちゃったんです。

で、この『ナイフをひねれば』。

楽しかったです。
でも楽しさ値は前2作のほうが高いです。

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