なんとなく気づいてはいたのですが、
娯楽小説の分野でぼくが読む本の多くは、
宝島社の『このミステリーがすごい!』が
やっている人気投票ランキングで
上位入選した作品とかぶってます。
意識してベストテンものを選んでいるわけじゃなく、
その上位陣はどうしても話題作になり、
どっかで書評なり紹介なりを目にする機会が多いので、
チラ見したあらすじ文章またはおすすめ惹句に、
ふらふらと乗せられてついつい書店の棚から抜き
会計レジに運んでしまうから。
なにしろ、これまで『このミス』は
1冊も購入したことはなかったし、
平台にあんなに山積みされているのに
立ち読みどころか
手にとって見ることもありませんでした。
その心は、
ランクづけとかいって優劣を競うのが、
どうも好きになれず、
あえて避けて通っていたという
つむじ曲がりの脳みそにあります。
でもね。
今回の2024年版は買っちゃいました。
その脳内構造にピリピリくる
「思想信条上、僕はランキング、ダメなんですよね」
って題のインタビュー記事が載ってたんですもの。
で、この『ありがとうも(長いので以下略)』。
この本に出てくる森の民たちも
ランキングには興味を示さないだろうな
と思いながら読了。面白かった。
**********************
当ブログ執筆担当・きくちが書いた本はこちら。
**********************