「あっ、それってやっていいんだ!」ってこと、
また一つ、教わっちゃいました。
何かっていうと、
同じ本の中で、同じ内容のことを何度も書くことです。
今まで、ぼくが本をつくるときは、
同じ内容を繰り返して書かないように気をつけていました。
どうしても書かないといけないときは、
「○○ページでも触れたように」とか、
触りだけ書いてあとは、「○○ページ参照」という印を
つけたりしていたんです。
誰かに「同じこと書いてはいけないよ」
って教わったわけでもなく、
そんなルールがあるわけでもないんですけどね。
なぜかそれをやると、
ページがもったいないとか、
手を抜いている感じがするとか、
気が引けてきちゃうんです。
でも、ぼくのつくっている本は、
ほとんどが教科書のようにガリガリとノートを
とりながら勉強する内容でもないし、
ささーと読んでもらって、
その中の主だった情報だけ、
読む人が受け取って残してくれればいいものだから、
サクっと理解を深めるには、繰り返すのって結構いい。
○○ページ参照とかいわれて、
前のページに戻るのも、面倒だし…
なのでこの本は勉強になりました。
繰り返しを乱用してるわけじゃなく、
ちょうど忘れたころにタイミング良く出てくるトコも
孫の手的(かゆいトコに手が届く)です。
で、もう一つ、この本を読んで思ったこと。
人間は「なぜ」に対する答えを
まったく見つけていないんだなってこと。
「こういう仕組みで存在している」とか
「こんな計算式に則って動いている」ってことは
どんどん解明されてるみたいだけど、
でも、
「なぜその仕組みなの?」「なぜその計算式なの?」
って質問には答えてない。
わかっちゃいけないモノなのかもしれませんね。