中国の蝶が羽ばたくと、
その影響で地球の反対側の
アメリカとかで嵐が起きる、
そんな感じをバタフライ効果って
いうんだと聞いたことがあります。
ちょっとしたことがきっかけになり、
とんでもなく大きな事態を招く。
ことわざにいう
「風が吹けば桶屋が儲かる」
と同じかな。
ネットの辞書(デジタル大辞泉)には
「風が吹くと土ぼこりがたって目に入り盲人が増える。
盲人は三味線で生計を立てようとするから、
三味線の胴を張る猫の皮の需要が増える。
猫が減るとねずみが増え、
ねずみが桶をかじるから
桶屋がもうかって喜ぶということ」
と載っていました。
けど、
そのロジックは相当無理がありますよね。
昔のことわざだから仕方ないけど。
今だったら
「風が吹けばケーキ屋が儲かる」
とかにして、その心は、
「風が吹く→土埃が舞う
→そこにいた太郎が喉を痛める
→うまく声が出ないのに花子から電話がくる
→電話の向こうの花子が
「聞こえないよ!」と大声を出す
→そばで寝ていた野良猫が
びっくりして道に飛び出す
→猫を引きそうになった自動車が急ブレーキ
→その音を聞いて事故と勘違いした
婆さんが警察に通報
→(中略)→「ケーキ屋が儲かる」
くらいにすれば、納得できるのに。
(「中略」に納得できるフローを各自考える)。
で、この『ドミノ』。
ほんの1コの小さなきっかけが、
大事件につながる話かと思ったら
(題名からの連想で)、
そうでなく、
同時多発的な中事件が
一箇所に集まるお話でした。
だからバタフライや
桶屋とは関係ありませんでした。
すみません。でも面白かったです。
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