2018年11月27日火曜日

『ロックンロール・ストリップ』(木下半太)読みました。


京極夏彦さんの小説「虚言少年」は、
この感想文もどきを書くときのネタで
何度か使わせてもらっています。

だって、面白いから。

今まで、数回読み直しています。
あ、最近は再読もご無沙汰してるから、
そろそろまた読みたくなってきた。
内容もだいぶ忘れてるし。

ネタに使ったのは覚えているけど、
その中の何を引用して、
どんなふうに引き合いに出したかは
忘れました。

たぶん、今から書こうとしていることと
同じだったような気がします。
ま、いいか。

えーと、「虚言少年」は、
教訓が何もないんです。

ひょっとするとあるのかもしれないけど、
ぼくにはそれが読み取れないんです。

小学生の子どもたちが、
純粋にバカをしているだけ。

まるっきり、ぼくの子ども時代です。

例えば、鼻くそをほじり出し、
丸めて黒くなった粒を
引き出しの端にしまっておいて、

次の日とかに出た鼻くそを、
その上に被せてまた丸め、
それをどんどん大きくしていくとか。
(その本の中にある
 エピソードじゃありません。ぼくのです)

そこに生きがいを見つけるとか、
モノを大切にする心を知らしめるとか、
そんなのは何もない。
だから、好きで、
何度も同じようにネタで使っちゃう。

で、この『ロックロール・ストリップ』。

バカさ加減が非常に面白いです。
でも、教訓みたいなモノが読み取れちゃった。
それがなければ、「虚言少年」に代わる
新しいネタとして使えたのになあ。





**********************
当ブログ執筆担当・きくちが書いた本はこちら
**********************