2021年1月20日水曜日

『手の倫理』(伊藤亜紗)読みました。


小説を読むとき、
というか読む小説を選ぶときは
たいてい著者さんを基準にしています。

一度体験した著者さんの世界観が気に入って、
もう一回入り込みたいと思うんでしょうね。

評判とか内容なんかだけを参考にするときも、
小説であれば著者名はおさえておく。

だから友だちとかが本を読んでいるとすぐ
「誰の本?」って聞いちゃうんです。

すると、表紙をめくって
「えーっと、この人……
 なんて読むのかわからないけど」
なんて言われることがあると、びっくりする。

いや、昔はびっくりしたけど、
そういうのをたびたび経験してから、
びっくりはしなくなって、
そんなもんなんだと思うようになった。

ぼくだって、小説じゃなくノウハウ本とか
ビジネス書とかノンフィクションものなんかは、
どっかに紹介されている内容だけで選んで、
5つ星つけちゃうくらい印象に残ったやつでも、
著者名は覚えてないのが普通なんですから。
人のことは言えません。

で、この『手の倫理』。

たしか新聞の書評で紹介されていて、
そんな内容ならぼくの好みにはまるかも
と思って読みました。
そんで狙い通りはまりました。

でも、小説じゃないんで、
著者さんのことは気にしていなかった。
と、何気にプロフィールを見ると、
なんと前に5つ星つけた
『目の見えない人は世界をどう見ているのか』
を書いた方じゃありませんか。
なるほど、はまるはずだ。

なので、今回はお名前を脳みそに刻みました。
次回は著者名で選ばせていただきます。




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