今年に入ってから、京極夏彦さんの
妖怪時代小説シリーズを読み返しています。
最初の『巷説百物語』に続き、そのタイトルの前に
それぞれ「続」「後」「前」「西」「遠」「了」と
つく全7作品。
今は、この前ここに感想文もどきを書いた
「西」の次の「遠」を、3分の1ほど読み終えました。
どれも面白くて、これに懲りずに、またいつか
シリーズ再読シーズンに突入したいなと思ってます。
6冊目を駆け抜けている今、
これまでの5つを思い返して感じるは、
好みの濃度が違うこと。
いくら好きな作家さんがつくったものだといっても、
すべての作品が素晴らしいと思えるのは稀で、
中には退屈するのが混じったりする。
まあ、このシリーズは、さっきもいった通り、
どれも面白いから退屈とは無縁なんですが、
半端ない没入感があるものと、
テレビの音が聞こえてきたとき気を取られて
読み進められなくなったりするのがあって、
その違いてなんだろうなと考えました。
で、この『ブラックサマーの殺人』。
その違いは、たぶん笑える部分じゃないかな。
ユーモアというんですかね。
このブラックサマーにも、それがたくさんあって
きっとそのニヤニヤする感覚が決め手なんだと思いました。