2024年12月26日木曜日

『日本語と漢字』(今野真二)読みました。


文章をチェックしてもらったとき、
よく注意されるのが表記のぶれです。

「〜その一つがこれです」
みたいなカッコつけた言い回しをして、
表現力がないもんだから、その何行か後に、
ついつい同じ言葉を使っちゃうんだけれど、
そのとき「そのひとつが」って書いてる。

そこで「一つ」と「ひとつ」の表記ぶれが
起きているのにも気づかずに、
これまた何行か後に(ひどいときには同じ行の中に)、
「1つ」なんて算用数字を持ってきたりする。
注意されるわけですわ。

でも、
昔のひらがなは、変体仮名とかいって
同じ「あ」でも何種もあり、
書く人の気分次第で使い分けていた
とかいう話を聞いたことがあり、
そんな世界にいたら、ぼくはもう、
ぶれぶれだな、と思ったりするんです。

で、この『日本語と漢字』。

そんな日本語のこと、よくわかりました。

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2024年12月24日火曜日

『狐花 葉不見冥府路行』(京極夏彦)読みました。


印刷物のデータをつくるとき
インデザインという紙面レイアウト用のソフトに
テキストも直接入力しています。
(今回も最初はそれで打ち込み、
 ここにはコピペで持ってきてます)

文章は、ワープロとかテキストエディタを
使って書くのが一般的なんでしょうが、
慣れってのは恐ろしいもんで、
ほかのを使うとまったく進まず
1文字も頭に浮かんでこなかったりするもので。

ほんで、そのインデザインで最近、
新しい機能を見つけて
ちょこちょこ使うようになったのがあるんです。

写真を貼り付けたり罫線引いたり
図をつくったりとかのレイアウト作業をするとき便利な、
巻き戻し的ツール。

「ヒストリー」って名前のついた小さなウィンドウに、
リアルタイムでそんときやった作業が追加されていって、
リストになってる。
何工程も前にやったのからずーっと載っていて、
過去にやった作業名をクリックすれば、
その状態まで戻ってくれる。

直前の処理をなかったことにする
アンドゥって機能の強化版みたいな感じですね。

でも、それはレイアウト作業のときは便利なんですが、
こうやって文章書いているときだと、
あまり役立てられないと思いした。

今その作業名のリスト見たら
「タイピング」と「削除」しかないんですもの。

 で、この『狐花 葉不見冥府路行』。

作者の京極夏彦さんもレイアウトソフトに
直接小説を書いていると聞きました。
わー同じだと思って、余計に面白かったです。

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2024年12月19日木曜日

『エイレングラフ弁護士の事件簿』(ローレンス・ブロック)読みました。


あれって
生放送だった気がする「8時だョ!全員集合」を、
絶対にリアルタイムでは観ていない
小学生くらいの子どもが、
荒井注さんが出てた頃から「ダメだこりゃ」まで
解説して、髭ダンスが面白いだの
「ちょっとだけよ」は最高などとおっしゃるのを
最近のどっかのバラエティ番組で見かけました。

それけじゃなく、
美空ひばりさんがどうだとか、
V9時代の巨人は強かったとか、
なんでそんなこと知ってんねん、見たんかい。
見たんでしょうね。

スマホ画面を眺める時間が
1日平均10分程度のぼくは、
ネットに流れる映像のことはほとんど知りません。

きっと、ユーチューブとかって、
昔のこと知りたい子どもにとって便利なんだろうな。
そんで彼らはその映像がリアルタイムで流れてた時代が
うらやましいんだろうな。

で、この『エイレングラフ弁護士の事件簿』。

著者ローレンス・ブロックさんの本は
たいてい古本屋さんでしか売ってません。
その状況で出た新刊がこれ。
ブロック作品にのめり込んだのは最近で、
ぼくはリアルタイムのファンじゃないと、
ちとウジウジしてたんですが、
ぎりぎり新刊発行に間に合ったようです。

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2024年12月17日火曜日

『アスリートのメンタルは強いのか?』(荒井弘和 編)読みました。


いつも、
自分の好みに合うだろうと思われるものを
選んで読んでいるので、ときには趣を変えて、
新聞一面の下段で短冊状に並んでいる書籍広告の中から、
一番食指が動かない内容の本を
ピックアップしチャレンジしてみようかな、
って企みを持っていることは、
確かずっと前にここに書いたような気がします。

そのずっと前から今日まで
果たせていないイベントではあるのですが
1年に2、3回はそれを思い出して、
ポストに放り込まれた新聞を持ち
エレベーターに乗り込むとき、
あの上昇移動する個室の中で、
少し灰色っぽいざらざら紙の1面をざさっと眺め、
この書籍広告の中だったらどれかな、
と探したりもするけれど、結局はうやむやになって、
次の何カ月後かにまた同じことをしています。

それでも仕事で
「これを読んでおきなさい」的な指示が出たりすると、
おっ、そうだった、そうだったと
趣味以外の読書ができるのが嬉しくて、
面白くっても面白くなくても、
文章が洗練されてても雑でも、
どこかうきうきしながら、文字を追っています。

そんな機会は、仕事の指示以外にもときたまあります。

それは、誰かから本をもらうとき。
同業者の友だちから、
「こんな本をつくったので、暇があったら読んでみて。
 邪魔だったらブックオフに持って行ってもいいよ」
などとプレッシャーかけないような
気遣いの言葉と一緒に渡してくれるシチュエーション。

これって、
冒頭でいった企みを持ってるぼくにとっては、
渡りに船のウホウホなんです。

で、この『アスリートのメンタルは強いのか?』。

そんなふうにして、
取材に応えてもらった先生からもらい受け、
拝読させてもらった本でした。ウホウホでした。

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2024年12月12日木曜日

『本所おけら長屋(3)』(畠山健二)読みました。


1カ月間はランニングではなく歩きで
会社に通うようにしたと、前回いいました。

よくは知らないんですが、
一般的にウォーキングというと、
腕を振り走るような格好のままでの早歩き、
腰をねじるようなツイスト的仕草で
かなりのスピードを出す競歩、なんかを、
よくは知っていないぼくが一般的だと決めつけて、

そのうえで、
そっちをしながらの通勤は、
今回はやめようと思いました。

だって、身体の一部を切り刻んだあとの
養生のための1カ月なんだから、
運動になっちゃいかんかなと。

だからウォーキングではなく、散歩。
散歩といえば普通はどこ行くあてもなく
ふらつくものだろうから、
仕事場に行くのが目的の今回は
厳密にはその範疇ではないんでしょうけれど、
「ゆっくり歩く」は共通です。

さて、その1時間ほどの歩き通勤、
今日でもう1週間ほどになります。
最初の日のことを思い出すと、
10分ほどで嫌になった様子が浮かびます。

これまで走っていただけに身体は疲れはしないけど、
左右の足を交互に前に出す繰り返しに飽き、
景色も流れず、あーあ、なんだかなあ、と。

が、でも、しかし、今朝いつの間にか鼻歌歌いながら、
歩きを楽しんでいる自分がいたんです。

で、この『本所おけら長屋(3)』。

1巻目は歩きの最初の日に近かったけど、
3巻目まできたら、涙ぐしょぐしょにしながら
楽しんでる自分がいました。

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2024年12月6日金曜日

『消え失せた密画』(エーリヒ・ケストナー)読みました。


この前のサイボーク009のときに書いたように、
白内障の手術を受けて、見事視界はクリアになり、
初診のとき測った視力の0・3は、
裸眼で1・2までに回復(つーかサイボーク的に増強)して、
問題なく日々の生活を過ごせるようになりました。

いや、まったく問題なくってことじゃないかな。

もともとあった目ん玉の中の水晶体ってのが
濁ってしまったので、それを切り取って、
人造レンズを組み込むって処置をしたんだから、
たとえ手術自体は10分程度で終わったとしても、
身体の一部を刻まれたことには変わりなく、
その後の養生はきちんとしなくてはいけないそうで、
1カ月間は銭湯とかプールとかの
目を濡らしちゃう公共施設は使っちゃダメで、
同じように汗が流れるような運動も禁止なんだそう。

ということは、日課にしていたランニング通勤も、
その汗を流すために行っていたジムのプールも、
しばらくは我慢しなくちゃいけなくて、

まあそれはそれで、とってもくたびれる
ヘロヘロ走りをしなくていいのだから、
休める口実ができ嬉しくもあるような感じだけれど、
運動を再開したときに
身体がガコガコになってしまうのが怖いので、
とりあえず会社へは交通機関を使わず、
汗が出ないよう歩きで
1時間ほどかけて通勤するようにしてます。

で、この『消え失せた密画』。

本の内容にちっとも触れず恐縮ですが、
面白かったです。

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2024年12月4日水曜日

『サイボーグ009トリビュート』(石ノ森章太郎原作・辻真先ほか)読みました。


2、3年前だったか、友だちが
目の見え方が何ともおかしいので眼科を受診したら、
それは年をとると誰もがかかる白内障だと言われ、
手術を受けるかどうか迷っていると言ってました。

それを聞いて意識しちゃったからかもしれないけれど、
友だちと同じくらいのタイミングで
右目に違和感を覚えるようになり、

最初は古くなった透明クリアファイルを
かざして見ているような視界だったのが、
やがて、曇りガラス越しくらいの不純度になって、
さらにはレースのカーテンを引いた状態にまでなって、

やっぱそうかと観念して、
目医者さんに行って見てもらうと、
紛うことなき白内障と診断されました。

左目は何でもないけど、右目は視力検査で0・3。
通常ならそこにメガネレンズをあてがえば
1・2とかに矯正できるのに、
どんなに度数の高いやつをつけても0・3のまま。
これが白内障の症状です、と言われました。

ということで、近々免許の更新もあるので、
手術を受け、白く濁った目の水晶体を
透明なレンズに変えてもらいました。

で、この『サイボーグ009トリビュート』。

右目がバッチリ見えるようになったぼくも
人工の器具を埋め込んだサイボークなんでしょうね。

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2024年11月28日木曜日

『本所おけら長屋(2)』(畠山健二)読みました。


読み終えてもすぐに内容を忘れてしまうため、
その対策を考えたと、少し前にいいました。

読了後にあらすじを頭の中で振り返ること。

前までは1冊終われば、5分とあけずに
次の本に手を出していたんですが、
そこをぐっとこらえて、
出だしから終幕までざざーっと頭の中でおさらいし、
ふんふん、そういうストーリーだった、
と一度でよいので思い出す。

すると、
それまでの記憶保持時間は半日ほどだったんですが、
1週間くらいになりました。

さらに、ひょんなきっかけで
脳みその端っこからその本のことが
浮かんでくるようにもなった気がします。

テレビでどっかの地方ロケをやってるのを目にして
「あ、信じた道を走ってる成瀬の舞台になったところだ」とか、
江戸時代の生活を紹介する新聞記事を見て
「お染さんがやってた手仕事はこんな感じだったんだろう」とか。

でもね。
もともとがあまり出来のよくないつくりの頭なので、
振り返り作業自体を忘れて「よし、次っ次っ」なんて
つぶやきながら新しい本を
手に取っちゃうときもしばしばなんです。

そんなときには、たいてい
寝床に入って眠る直前に思い出し
「そうだ、おさらいしてないじゃん」と、
羊の数をかぞえる代わりに
読み終えた本の話の筋を思い浮かべます。
そこでは意識が夢の世界にひきづりこまれる力に
どれだけ抵抗できるかが勝負です。

で、この『本所おけら長屋(2)』。

長屋を舞台にした江戸庶民のお話。
この第2巻には5、6個の短編が収録さています。
実はこれも入眠時に振り返り作業したんですが、
1話と半分でスリープワールドに負けてしまいました。

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2024年11月26日火曜日

『病葉草紙』(京極夏彦)読みました。


少し前に読んだ
『東洋医学はなぜ効くのか』(山本高穂ほか)
に手をつけたのはタイトルが気になったからです。

「なぜ効く?」とかいわれると、
もしかしたら謎解きミステリみたいな面白さが
あるかもしれないと思ったりして。

それと、
池波正太郎作品の時代物の中に
よくお医者さんが登場するのだけれど、
(時代物なのでたぶん東洋医学なんだろうから)
そんな場面も「なぜ効く」を知っていれば、
もっと楽しめるかもしれないと思ったりして。

そうして本を読み進めていくと、
現在の科学ではまだわからないこともあるけれど、
解明されている範囲のことは順序立てた説明があり、
ふむふむと納得してページをめくっていけました。

ところが、そのなぜ効く本。
謎解き解説だけじゃなく、
実用的な内容もあったんです。

東洋医学っていうと、
主に漢方薬と鍼灸らしいんですが、
身体にあるツボも紹介していて、
ハリを使わなくても
自分の指でどこをどう押せば効くかを
図表付きで載せていました。
今、それを試していて、
何となく調子がいいような気がしていると。

で、この『病葉草紙』。

タイトル的にこの本も
そんな実用コーナーがあるかなと思ったけど、
なかったです。だって小説だもの。
でも、面白かったからいいです。

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2024年11月19日火曜日

『剣客商売包丁ごよみ』(池波正太郎)読みました。


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いつもは、ブログを更新すると、きくちのツイッターで告知するんですが、
今回はやってません。というか、できないんです。なぜか知らねど突然ロック状態に
なってしまいました。それを解く操作が表示されるのだけれど、指示通りにやっても
途中で「問題発生で完了できません」とか出てくるし。
とりあえず、ツイート告知はしばらくなしで、ブログは週2目安で更新します。
*****


小説とか物語とか
一生懸命につくっていた若かりし頃、
ストーリーを進める会話や登場人物の行動じゃなしに、
話の筋とは関係ない情景描写を
どれくらい入れ込めばいいのか、
頭を抱えていた覚えがあります
(今でもわかっちゃいません)。

喫茶店で話している場面があるとして、
その場所の様子を詳細に語らなくても
読んでる人には展開はわかってもらえるし、

逆にそんなのがあったら、
スピード感がなくなっちゃうんじゃないかと思ったり。

それで、
「太郎と花子は街角のコーヒーショップにいた」
くらいの1行のあとカギカッコの会話が続く
ってな感じで書き進めていたとき、

セリフの流れで、
どうがんばっても報われない花子のことを
太郎が励ます言葉が必要になってきました。

確かそんときは「がんばれ」とかの
ありきたりワードしか出てこなくて、

仕方なしにというか、勢いでというか、
文章の神様かもしくは意地悪な貧乏神かに
キーを叩く手を乗っ取られたというか、な状態になり、
いつの間にか「がんばれ」の前に
喫茶店内の情景描写していたんです。

太郎から見える向かい側の席に座っていた客が帰り
テーブルを片付けに来たウェイトレスの様子。
彼女が水の残ってるコップを倒してしまう。
その慌てて掃除をしている姿があっての
「がんばれ」になりました。
これだと、少しは、ボキャ貧を隠せたような気がして。

で、この『剣客商売 包丁ごよみ』。

剣客商売シリーズに出てきた料理を集め
エッセイとかレシピなんかを載せてます。
池波さんみたいに話の筋を損ねないで、
食べ物のことなんかを入れ込めるようになれたらな。

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2024年11月14日木曜日

『明智恭介の奔走』(今村昌弘)読みました。

 
インターネットがまだ
これほどまでに普及していなかった頃、

その情報通信網が広がった未来を予測するちまたでは
「輝く未来が待っている」的な意見と、
「そもそもおもちゃみたいなモンだから
 実用にはならんでしょ」などとあっち向いている人がいて、

それでも、雑誌なんかには
面白おかしげな記事を載せなきゃいけなくて、
編集者の人がネットが絡んだ怪しげな事件
(確か悪いことしたグループの人たちが
 電子メールを使っていた、
 ってだけがネット関連だったような)
の資料をごそっと出してきて、

「きくちさん、これ800文字でまとめてもらえますか」
っていうものだから、
「はいはい、了解です」
と安請け合いしたけれど、

記事は、なぜか人物の名前をA、B、C…と
アルファベットで書くよう指示されて、
資料読んでみると、関係する人は20人近くになってて、
少なくとも7、8人は登場させないと
意味不明の文章ができちゃうから、
AからHまで使ってやってみたけど、
そんな記号じゃ誰が誰だか書いている自分も
わからなくなっていました。

で、この『明智恭介の奔走』。

5つのお話。面白かったんだけど、最後の話だけ、
ぼくのおつむがついていかなかった。
人物名がアルファベットなわけではなかったけど。
も一回読も。

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2024年11月12日火曜日

『東洋医学はなぜ効くのか』(山本高穂/大野智)読みました。

 
パソコンが変で、
びくびくしながらこの文章書いてます。

と、ここまでキーボード叩いて文字打ち込んだら、
頭の中に既視感がよぎりました。
なんか前にも同じこと言ったようなって気が。

なので、とりあえず、この前の
感想文もどきに戻って読み返してみたら、
やっぱ言ってました。「パソが落ちた」って。

とはいえ重複だからと、
ここでほかの話題に変えるのも、
すでに埋めた数行分がもったいない。

だから今回は、
続きというか詳細版というか、にしましょう。

具体的な症状は、何の前触れもなく
いきなり画面が真っ黒になって、
その中央に薄い電源マークが現れ、
そこに「問題が起きたので再起動します」
みたいなメッセージが出る。
(何カ国語か並んでいてそのうちの1つが
 日本語になってる形式)

調べるとこれ、カーネルパニックっていうらしく、
OSをバーションアップした後とかに
よく見られるようで、ぼくの場合も
「ソフトウエアアップデート」の通知に従って、
新しいのに入れ替えた直後に頻発するようになったんです。

今日最初に電源を入れてから6時間ほどになりますが、
その間に4、5回、カーネルさんの急襲を受けています。

ネットには、しばらくするとバグ修正版が出て、
それインストールすれば治るなどの書いてあるので、
それまではびくびくしつつ慎重に使っていきます。

で、この『東洋医学はなぜ効くのか』。

パソの不具合にも一発で効く東洋の手法があってほしいです。

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2024年11月5日火曜日

『くらのかみ』(小野不由美)読みました。

 
こんなにパソコンなんかが
幅を利かすようになる前から、
原稿を書く仕事してました。

やがて、
ワープロ専用機を使うようになって、
それがパソコンになって。

パソの初期の頃は、動作が不安定で、
1日に数回はマウスもキーボードも
受け付けなくなる。フリーズです。

何時間もかけて長い文章をつくっていたのに、
かたまって再起動すると、
それまでの苦労がゼロになってる。

あの「じゃーん」という起動音が
神経を逆撫でして、
向かいの席で仕事してる仲間から
「不吉な音立ててるね〜」
なんてお悔やみを言われたもんです。

それが怖くて怖くて、一息つくごとに
コマンド+Sのショートカットで操作をし、
その癖は今でも残っていて、ここまで書くのに
多分100回は[保存]していると思います。

で、この『くらのかみ』。

これを書き始める直前になぜかパソが落ちました。
なので、昔を思い出して[保存]体験をしたためた次第。
本はそれなりに面白かったです。

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2024年10月29日火曜日

『ないしょないしょ 剣客商売番外編』(池波正太郎)読みました。

 
少し前に読み終えた
京極夏彦さんの『了巷説百物語』は
5、6冊(もうちょいあったかも)の
シリーズになっているんですが、

よくよく考えると、
シリーズになっていないというか、
なんというか、どの巻でも登場人物は
ちょいちょい重なってはいるんですが、
巻ごとに中心になる人が違っていたり、
場所が異なっていたりで、
シリーズ全巻を通した主人公がいないし、
各巻を串刺しする縦軸のストーリーがないんです。
(例えば仮面ライダーだったら
 ショッカーを倒すみたいな)

絶版になっているようで歯抜け状態でしか
読んでいない笹沢佐保さんの
木枯し紋次郎シリーズは、
1冊数話入っている短編のどれにも、
長い楊枝をくわえているだの旅姿だのの
主人公を描写する文章が
1ページ分くらい続いていて、
それはもう知っているよ、
と思いつつも気持ちよく文字を追っちゃう
という1話ごとの共通項があったし、

テレビの水戸黄門なんかは、毎回、
あの紋どころを目に入らされていたのに、
それが楽しみだったし、

ってことでマンネリ鑑賞を快感にさせられていた。

でも、
巷説百物語シリーズはそうじゃないつくり方でした。
それって、つくる側からすると
毎回新しい仕掛けを考えなちゃいけなくて
大変なんじゃないかなと思ったり、
逆にパターン同じで違う話にするほうが
難儀じゃないかと思ったり。

で、この『ないしょないしょ 剣客商売番外編』。

番外編ってある通り、
それまでの通し主人公とは違う視点でつくっていました。

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2024年10月23日水曜日

『本所おけら長屋(1)』(畠山健二)読みました。

 
会社に来る前に立ち寄っているジムには、
もう10年以上通っています。

同じようにジム参詣を習慣にしている人たちとは、
毎朝顔を合わせるので、挨拶ぐらいはして、
天気の話くらいはするようになってます。

まあ、付き合いの程度はそこまでで、
互いに名前も知りません。

ざっと思い出してみると、そんな人は10人ほどかな。
でも、ぼくが入会したときから
今までずっといた人は、たぶんいない。

きっとぼくが最長会員です(あくまで自己推測)。
とはいえ、10人程という数は同じでも
顔ぶれは入れ替わっています。

いつの間にか誰かがいなくなり、
いつの間にか新しい人と挨拶をかわすようになる。

それがこの前、
「来週、引っ越すことになり、
 ここには来れなくなります」
と伝えてくれた人がいたんです。
名前は知らないけど。

で、この『本庄おけら長屋(1)』。

この本の舞台である長屋に住んでいる
メンバー間のコミュニケーションは、
ジムでのそれより千倍、いや万倍も濃厚でした。

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2024年10月16日水曜日

『ロング・プレイス、ロング・タイム』(ジリアン・マカリスター)読みました。

 
本は月に7、8冊まとめ買いします。
会社近くに大きな本屋さんがあるので、そこで。

「袋は要りません」と言ってリュックの中につめ、
まずは会社に持ち帰る。

そこで一旦全部取り出し、昼休み、就寝時、バス車中の
各シチュエーションで読むものに仕分けします。

就寝とバスに分類したものは、
もう一度リュックにつめてお持ち帰り。
それらは家の本棚の積ん読エリアにストックします。

昼休み用は会社に置いたまま。

さて、
我が家の住宅事情により、
じわじわ増殖していく書物を
そのまま保管しておく余裕はありません。

そこで、読了後、再読したくなるだろう
と思われるものだけ残し、
あとはブックオフさんにドナドナします。

自宅へ持ち込んだものはそれでいいのですが、
困るのは会社置いたまま分が再読分類になったとき。

自宅の住宅事情以上に会社はストック場所がないので、
それも持ち帰ることになるんです。
面白い再読分類になってほしいけど、増えるもの嫌。

で、この『ロング・プレイス、ロング・タイム』。

どっちの分類にしようか悩み中です。

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2024年10月2日水曜日

『成瀬は信じた道をいく』(宮島未奈)読みました。

 
前回と同じく、これを書いているのは
2024年9月9日です。

前回は、千ページを超える分厚い
京極作品を楽しんでいたために、
(まあそのほかの事情ももろもろあるにはありましたが)
8月に3冊しかこなせなかったといいました。
(たしか読み始めたのは7月で次の月をまるまる使い、
 その翌月にまでかかり、足掛け3カ月。
 その間、並行読みしてた作品をかろうじて3つだけ読了)
統計開始以来の最低記録を更新した(それまでは4冊)
との報告で、感想文にはなっていない感想文でした。
(いつも通りですが)

ほんでまあ、
ほんとに面白かったその大作の
最終ページを閉じたのが休日の午前中。

かみさんが朝ごはんを用意してくれている途中だったので、
熱々の目玉焼きなんができるまでの間に、
トイレ、洗顔、着替えを済ませ、
残り十数ページだった辞書なみの分厚い書籍をたぐり、
エピローグにふむふむうなずき、
裏表紙を閉じて「はー終わった」と思ったときに、
味噌汁とかが目の前に置かれたのでした。

だから午前中もまだ時間は残っているわけで、
「シューイチ」を見ながらご飯を食べ終えると、
すぐに積ん読本の棚から次を持ち出し
9月の2冊目にとりかかったのでありました。

それが、この『成瀬は信じた道をいく』。

したらなんと、その日のうちに読み終わり
(面白かったから、ずんずん進みました)
さらに翌日、
会社昼休みの並行読み本を読了(残りわずかだったので)。
8月分の冊数を9月前半でこなしてしまいましたとさ。

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2024年9月26日木曜日

『了巷説百物語』(京極夏彦)読みました。

 
これを書いているのは
2024年9月9日です。

2010年から
エクセルで読み終えた本のリストをつけていて、
2012年からは、
そこに月別読了本の冊数を表示させるようにして、
平均するとひと月に7、8冊ほどになってます。

今、過去のデータをたぐってみて、
一番多かったのは2016年の3月と9月。
月に15冊になっていました。

普通の社会人ならスマホの使用時間は
1日数時間あると聞きましたが、
それがぼくの場合5分程度なので

その分、紙の本を眺めているから
冊数もそれなりになるようで、
というか、読む速度が遅いので、
それだけしかならないんです。

そして何を隠そう先月(8月)は3冊でした。
それ歴代最下位の記録でした。

で、この『了巷説百物語』。

千ページ超のこの本読んでたから
他が進まなかったんです。
でも、面白かったので問題なしです。

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2024年9月20日金曜日

『黒白(下) 剣客商売番外編』(池波正太郎)読みました。

 
左手につかんでいるページの厚さが
だんだん減ってきて、
もうすぐ終わっちゃう感を意識したとき
「ああ、もっと読んでいたいな」
と思う本がたまにあります。

もしかしたら、
そんな心地よさに浸りたいから、
毎度飽きもせずに「よし次いこう」なんて、
新しい本に手を出しているのかもしれません。

今読んでいる京極夏彦さんの作品なんて、
辞書ほどの厚さがあり、
重た過ぎで手が痛くなるにもかかわらず、
「お、お、お、これこれ!」などとつぶやきながら、
その「もっと読み続けたい」を味わっています。

ほかには何があったかな。
この前読んだ恩田陸さんのバレエダンサーの話は
そんなでもなかったけど、
その系統のピアニストの物語は、
文章を目で追っている時間が、ほんとに心地よくて、
お風呂に入ったあと少し気だるくなって、
ソファーにちょこっと腰を下ろして、
テレビのニュースを見るともなしに見ていたら、
いつの間にかまどろんで、
びくっとして時計を確認すると1時間たっていて、
頭がすっかりすっきりしたときのように思いながら
読み進めていました。

で、この『黒白(下) 剣客商売番外編』。

残念ながら、「読み続けたい感」とは逆の
「早く読み終えたい感」を覚えながら、
ページをめくっていました。

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2024年9月18日水曜日

『黒牢城』(米澤穂信)読みました。

 
昼休み、バス車中、就寝前の
3シチュエーションで、別々の本を読んでることは
何度もいってますが、そのうちの一つで
今格闘しているのが京極夏彦さんの
千ページを超える大作です。

(「格闘」って言葉が大げさかと思い、
 とりあえず辞書引いてみたら、1番に
 戦うこと的な意味が載ってて、でも2番に
 「困難な物事に一生懸命に取り組むこと」とあって
 「困難」とはいえないかもだけど、
 一生懸命に読み進めているのは当たっているから、
 言葉の選び方としてはそれほど誇張じゃないだろうと、
 そのままにしました。
 カッコ内の説明をこんなに書いちゃったことのほうが
 何だかなって気がするし)

ぶ厚くて重くて手が疲れるけど、
あいかわらず、ぼく好みの内容で、
ニヤニヤしながらページをめくっています。

ただ今回のは、
なんとなくこれまで読んできた京極作品と、
1文1文の調子というかリズムというかテンポというかが
違ってる感じがして、それって何なのか分析しながら、
あと500ページくらいをこなしていこうと思ってます。

で、この『黒牢城』。

よかったです。
会話文と過去形のところの文章のリズム。

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2024年9月12日木曜日

『黒白(上) 剣客商売番外編』(池波正太郎)読みました。

 
お父さんは会社に行ってお金を稼ぎ、
お母さんは専業主婦で家の仕事を切り盛りする、
という役割分担が一般的だった昔、
主婦向けのドラマでは、
「あらお湯が沸いたわ、ジャガイモ煮なきゃ」とか
「やだ、ちっちゃな綿ぼこりが舞っているじゃない、
 掃除機かけなきゃ」とか
「雨降りそうね、洗濯物取り込んでおきましょ」
なんて言って、
ゆっくりとテレビの前に座っていられず、
ちょいちょい画面から目を
離さなくてはいけないお母さんたちでも、
話の筋がわからなくならないように、
ストーリーの展開をゆっくりゆっくりしにして、
頻繁に物語の流れとは関係ない世間話なんかを
登場人物の会話に混ぜたりする
(最近の「一気読み必至」みたいな
 宣伝文句がついたミステリーを読んでいると、
 そうしたいかにもな余計な会話なんかが出てくると、
 「これは、きっと、伏線になってるぞ」などと、
 つい疑ってかかるような癖がついてきましたが、
 この主婦向けドラマはそうじゃなく、
 ほんとに関係ないやり取りの挿入)
といったやり方で、
奥さんたちの興味をつなぎとめていた、という話を、
誰かから聞いたか、シナリオ読本かなんかで読んだかして、

その聞いたか読んだかした直後に、
買い物帰りの道端で延々ストーリーと無関係の
井戸端会議をして笑い合っているシーンを
テレビで観た記憶があります。

で、この『黒白(上)剣客商売番外編』。

本筋以外のお話が多いなと思って。
そこがいいんだけど。

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2024年9月10日火曜日

『平凡すぎて殺される』(クイーム・マクドネル)読みました。

 
書く仕事をするにあたり複数の先輩から
「1つの文は短かければ短いほどいい」
と言われてきました。

っていうのを思い出したのは、
前回の感想文もどきを振り返ってみて、
1つ目の文が、なんと、カッコ内を除いて、
とんでもなく長かったからでした。

エディタソフトにコピペして数えてみると
398文字(カッコ内除く)。

ほとんど原稿用紙1枚
まるまる1つの文だけで埋めちゃってます。
これじゃ先輩に怒られます。
といっても最初に言ったように複数の人なので、
特定の誰かを思い起こすことはできず、
もしかしたら、そう言ったのは先輩じゃなく、
『あっという間に文章が上手くなる本』的な
書物に記されてた間違った情報かもしれないし。

で、この『平凡すぎて殺される』。

面白かったです。
修飾が長すぎる部分を除いて。

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2024年9月5日木曜日

『剣客商売十六 浮沈』(池波正太郎)読みました。

 
読み終わるそばからすぐ次の本に手を出すので、
ほんの1日前まで楽しんでいた物語の内容は
すぐ忘れちゃうし、今はとんと観なくなっちゃった
映画のストーリーだって頭に残っているのは
ほとんどゼロに近いし、
暇つぶしのテレビドラマなんか
なおさら空っぽなんだろうけども、

でも、でも。
毎週欠かさずブラウン管を抱えるようにして
目ん玉に焼き付けていたアニメとかのジャリ番
(この言葉は通用するのかと思って辞書引いてみたけど、
 やっぱり載ってなかったです。
 ま、いいか。文脈からわかるわね)
は、脳みそのひだにお話のかけらくらいは
こびりつているかもしれないと、
うんうん言いながら捻り出そうとしたけれど、
やっぱり浮かび上がってこないので、

それならば、
そうしたヒーローとかズッコケ野郎とかの
最終回の話の流れなら、
もしや思い出せるんじゃないだろうかと、
ちと考えても、
ウルトラセブンがメトロン星人だっかかな、とか、
ハクション大魔王がツボの世界に戻っちゃったかな、
などのたぶん自分の頭の中でつくった間違った映像しか
イメージできないので、ここらでやめておこ、と思いました。

で、この『剣客商売十六 浮沈』。

番外編なんかを除き、
この巻が最終回とのことでした。

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2024年8月29日木曜日

『剣客商売十五 二十番斬り』(池波正太郎)読みました。

 
スポーツ選手なんかは明らかに、
ある程度の年齢になると、
観客が満足するようなパフォーマンスは
できなくなりますね。

それはアスリートだけなじゃなく、
ほかのいろんな仕事にも当てはまる。

事故とかで若くして亡くなった人じゃなく、
長々と生きて、その最晩年に
一番いい作品を残したって話は、あまり聞きません。

「寡聞にして」という言葉があって
それを辞書で引くと「見聞が浅く狭いこと」
と載っていて、まさにそのまま、
ぼくが知らないだけかも知れないけど、
でも大筋は間違ってないと思う。

ついこの前は、アメリカ大統領が、
歳だから次はもうやらないと言ったし、
政治や商売の世界でも、「老いる」ってのは、
力を発揮できなくなることのようです。

芸術の分野でも、それはきっと同じで、
特に物語をこしらえる文学は
かなり影響があるんじゃないかな。
ぼく自身感じているし。

で、この『剣客商売十五 二十番斬り』。

解説で常盤新平さんが作者執筆時の歳をたどっています。
それ見ると、面白さと年齢の関係がぼんやり浮かびます。

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2024年8月27日火曜日

『成瀬は天下を取りにいく』(宮島未奈)読みました。

 
まだストーリーが記憶に残っている
スティーヴン・キングさんの『死者は嘘をつかない』
(でも、あと1カ月もすれば、
 頭の中のカスミ地帯に遠ざかっていくだろうな)
の最後のページを閉じて、

本棚に残っている5、6冊の
積読本の中から手に取ったのは、
京極夏彦さんの新刊でした。

これがなんと1200ページほどもあり、
ぶ厚い国語辞典ほどの超重量物なんです。

キング本は文庫なので、厚さはそれなりだけど、
持ち運びはなんとかなってた。
読み終えたのも、かみさんの買い物に付き合っての
スーパーのカートを押している最中だったくらいです。

その買い物から帰ってきて、文庫を棚に戻し、
よっしゃー重たいけど、やっつけようか、
と書籍のカバーを外して、

(あ、ぼくはいつもそうやって
 中身をむき出しにして読むんです。
 読み終えたら、カバーを掛け直し、本棚にしまう。
 こうすると中身がへなへなになっても
 外観はきれいに見える。たぶん、ブックオフに
 持っていくときにも高く買ってくれるんじゃないかと
 ケチな考えもあり)

ずしりと持った瞬間、
もう1件、買い物に付き合う予定なのを思い出しました。

おっと、そうなると、
カート押し係の最中に読む本を持って行かなきゃなので、
でも、それにはこのヘビー級書籍は、
とてもじゃないけど、ふさわしくないし。
じゃー仕方ない、ほかの積読本にするか。

ってことで手に取ったのが、
この『成瀬は天下を取りにいく』。

カート押している最中、
スーパーの雑音がまったく聞こえなかったほど、
面白く、のめり込んで読めました。

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2024年8月20日火曜日

『死者は嘘をつかない』(スティーヴン・キング)読みました。

 
ワル者しか標的にしないスナイパーが、
最後の仕事として、
刑務所に搬送される罪人を狙うんですが、
裁判なんかの関係で移送の時期が
いつになるかわからない。

依頼主であるギャングのボスは、殺し屋に、
何カ月か先になるそれまでの間、
射撃地点にする貸しビルの一室を仕事場として使い、
善良な市民として周囲に溶け込むよう指示します。

疑われないよう偽装する職業は作家。

小説執筆のため「ホテルに缶詰的」な生活を
送るって設定です。もちろん殺し屋は、
物語なんか書いたことはないんだけど、
待ち時間のつれづれに
自分の過去を小説にしたてていっちゃう。

その文章も劇中劇のように、
ちょこちょことストーリーの中に差し込まれる。

そんで搬送日が決まって、
つつがなく罪人暗殺は実行されるんだけど、
ギャング・ボスは、どうやら仕事をしてくれた殺し屋も
生かしておかない計画を立てていたようで。
殺し屋は逃げ回るはめになり、
その途中で不幸な少女を助けたりと……。

で、この『死者は嘘をつかない』。

上記あらすじは、
1つ前に読んだキングさんの『ビリー・サマーズ』のこと。
面白かったから記憶が廃れてないか試しに何も見ずに
書いてみました。ぼくにしてはよく覚えてる。

この『死者は〜』もオモロかったので、
同程度には頭に残ると思います、きっと。

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2024年8月16日金曜日

『spring』(恩田陸)読みました。

 
修理に出したカメラの部品を取りに行く
という友だちに、付き合ったときのことです。

きちんと修理されているのを確認した友だちに、
お店の人が、受け取り書みたいなのを渡し、
商品受領の日付と名前を書いてほしいと言いました。

友だちは素直に記入して用紙を返したんですが、
そんとき「えっ、ぼくと違う」って思ったんです。

彼は、何月何日のあとに名字しか書かなかった。
フルネームじゃないんです。

ほんで、それを受け取った店の人も、
記入されたファミリーネームだけの文字を
ちらっと眺めて満足げに
「はい。ありがとうございます」
とか言ってる。

ぼくはそれまで名前を書けといわれたら、
姓名の4文字を全部記すもんだと思ってました。

そうじゃなくても、いいのか。

つーか、ぼくのフルネーム絶対主義は、
いつからどこで身についたものなんだろう。

ま、どっちにしても、それ以来、
宅配便の受け取りサインには、姓だけを、
しかも、ひらがなで書くようになりました。

ほんで、それとはまた別件。
数十年ぶりに開かれた同窓会で、
みんな名前と顔が一致しないから、
最初に自己紹介することになったとき、
ぼくも含めほとんどが名字のみ(菊池です)を
言うのに対し、ほんの数人だけ
フルネームにしてたんです。

その違いもまた、なんでだろうなと、
不思議に思ったのでした。

で、この『spring』。

主人公の名前は萬春(よろず・はる)でした。
彼はきっと紙に書く場合も、
自己紹介のときもフルネームだろうなと思いました。

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2024年8月14日水曜日

『剣客商売十四 暗殺者』(池波正太郎)読みました。

 
今住んでいるマンションは確か20年ほど前に
「大丈夫なんかよ、35年ローンって」と
ひやひやしながら手に入れたもんですが、

(というか、かみさんが購入した
 といったほうが正確かもしれません。
 信用とかそっち方面は、全面的に彼女に
 おんぶ抱っこだったので)

その新築物件には、台所にある水道の蛇口の先に、
リング状の金具がついていたのでした。
(これを長々の年月をへて今日に至るまでの間、
 ぴくりとも気にかけたことはありませんでした)

金網みたいなのとプラスチックのもこもこ的なものとが
中に入った、一種のフィルターです。

「水道が壊れちゃったみたいだから、見て」
と言われるままにのぞいてみると、
蛇口の先から金網みたいなのが、ぶらぶらしている。

なんじゃこれと思い観察すると、どうやら先端は、
さっき言ったリング状金具がねじ式についていて、外せる模様。

ぐりぐり回したら取れました。
毎日水流にさらされ、経年劣化ってやつでしょう。
金網が半分ぐちゃぐちゃになってました。

後日、ホームセンターで同じ部品を見つけてきて、
取り替えて、今は問題なく使えてます。

で、この『剣客商売十四 暗殺者』。

読むのに少し、くたびれました。
ぼくも経年劣化の模様です。

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2024年8月8日木曜日

『剣客商売十三 波紋』(池波正太郎)読みました。

 
この前に読んだ『ビリー・サマーズ』は上下分冊で、
1巻目がのどが渇き過ぎたときのビールのように
ゴクゴクが止まらなくなる勢いでページをめくり、
こりゃたまらんと、
5つ星評価をつけて2巻目に飛びつきました。

飛びついたのはいいんですが、
あれやこれやの諸事情があり、
長く本に向かっている時間がとれず、
10ページほどを細切れに進む読み方になってしまい、
そのせいもあってか、ビールゴクゴクではなく、
お腹タプタプ時の無理やり水道水みたいな気分で
文章を追っていくありさまになり、

そんなはずじゃなかったのにと思っていたら、
物語の締めくくりで、
前回触れた「小説執筆」の日常解脱性に気づき、
おっ、これはこれで、やっぱいい作品だなと、
しみじみしたのでした。

で、この『剣客商売十三 波紋』。

ベクトルで示すと↑↓↓↑って感じ。
ビリーに似た波形でした。

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2024年8月6日火曜日

『ビリー・サマーズ(下)』(スティーヴン・キング)読みました。

 
好きな映画を1つあげてと言われたとき、
これまで一番多く答えたものといえば
ウッデイ・アレン監督の
『カイロの紫のバラ』になると思います。

(そのときの状況によって思い出す
 ベスト作品は違うので、次回質問されたときには
 「ミスター・ビーン」になっている
 かもしれないので悪しからず)

『カイロ〜』のどこがいいのかと言われたら、
映画(だけじゃなく芝居や小説など含めてもOK)
ってのは、こういうモンだよって教えてくれたから、
と答えていました。

世の中で押されて踏まれて生活していくのは
楽じゃなくて、
100%なんの悩みも持たずに暮らしている人は
きっといなくて、
でも、苦しさを抱えていたって、

スクリーンの前に座り、
楽しい夢の世界にどっぷり入り込んじゃえば、
あら不思議。
1時間半の上映時間中は、
お姫様にも、ニヒルな探偵にも、
ビルを壊す怪獣にだってなれちゃって、
悩みや苦しさはどこへやら状態になれる。

それでも映画館出ると、
また日常に戻らなくちゃで、
ま、それが映画ってモンでしょ、
と教えてくれたようで。

で、この『ビリー・サマーズ(下)』。

上記カッコ内に「芝居や小説もOK」とありますが、
そこに「小説執筆」を含めてもいいと、
この本読んで教わった気がします。

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2024年8月1日木曜日

『口の立つやつが勝つってことでいいのか』(頭木弘樹)読みました。

 
心理学ってのは、いろんな実験をやるようで、
その中の1つに、何を目的にしたのかわからないけど、
恋愛関係にあるカップルに対して行ったものがあるそうです。

たくさんのペアを集めてそれを2つ分け、
片方のグループには
「付き合っている相手の、どんなところが好きなのか」
を2人に答えてもらう。

もう一方の人たちには、
その質問はせず、関係ないことを聞く。
(何も尋ねなくてもいいんだろうけど、
 それだと実験の狙いが感づかれるかもしれないので、
 「小さい頃になりたかった職業は?」とか、
 なんか知らんけど質問したんでしょう、きっと)

その質問回答実験をやった何カ月かあとに、
各グループの状況を調べたら、
相手の好きな点を質問されたほうの人たちの
「別れている割合」が、
目に見えて多かったんだとか。

好きな点を口に出して言っちゃうのは
「破綻につながるのかも」って結果になったようで。

ほんで、それとはまったく別の話。
何冊もベストセラーを出している作家なんだけど、
文章に繰り返しが多かったり、
回りくどかったりするのが難点とされていて、
見かねた編集者が次の本を
すっきり文体に書き直して出版したら、
その作品だけ売れなかったらしく。

そんな面白話を楽しめたのが、
この『口が立つやつが勝つってことでいいのか』でした。

いやいや、面白話だけじゃなく、
人生についていろいろ教えてくれるいい本でした。

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2024年7月30日火曜日

『言語の本質』(今井むつみ/秋田喜美)読みました。

 
本を読み終わったら
とりあえずエクセルの読了リストに
書名、著者名、5つ星評価を入れ、
このブログ下書きにもその情報をコピペする。
1冊終わった時点でそこまではやる。

そんでそのまま、
ここに文章を埋めていけばいいんですが、
たいてい、そうはなりません。

脳みそ絞りながら
キーボードをペコペコ叩いてテキストの繋がりを
並べていくのは時間がかかるので、

先に進めたほうが社会生活を営むうえで
大人な行動だと判断されるもの(簡単に言うと仕事)
を済ませるようにしなきゃ、だからです。

やんないと叱られる、いや捨てられます。
その大人な行動がちょびっとだといいんですが、
要領の悪いぼくは、そっちも溜めこんでるのが常態なので、
すぐには終わらない。

それらあれらをなんとかこなして、
ここに戻ってきたときには、
頭の中から本には何が書いてあったか、
ひきづり出すのが極めて困難になってしまいます。

で、この『言葉の本質』。

面白かったです。

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2024年7月25日木曜日

『ビリー・サマーズ(上)』(スティーヴン・キング)読みました。

 
好きな映画を1つあげてと言われたとき、
これまで一番多く答えたものといえば
ウッデイ・アレン監督の
『カイロの紫のバラ』になると思います。

(そのときの状況によって
 思い出すベスト作品は違うので、
 次回質問されたときには
 「ミスター・ビーン」になっている
 かもしれないので悪しからず)

『カイロ〜』のどこがいいのかと言われたら、
映画(芝居や小説など含めてもOK)ってのは、
こういうモンだよって教えてくれたから、
と答えていました。

世の中で押されて踏まれて生活していくのは
楽じゃなくて、100%なんの悩みも持たずに
暮らしている人はきっといなくて、
でも、苦しさを抱えていたって、
スクリーンの前に座り、楽しい夢の世界に
どっぷり入り込んじゃえば、あら不思議。

1時間半の上映時間中は、
お姫様にも、ニヒルな探偵にも、
ビルを壊す怪獣にだってなれちゃって、
悩みや苦しさはどこへやら状態になれる。

それでも映画館出ると、
また日常に戻らなくちゃで、
ま、それが映画ってモンでしょ、
と教えてくれたようで。

で、この『ビリー・サマーズ(下)』。

上記カッコ内に「芝居や小説もOK」としましたが、
そこに「小説執筆」を含めてもいいと、
この本読んで教わった気がします。

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2024年7月23日火曜日

『剣客商売十二 十番斬り』(池波正太郎)読みました。

 
現状の生活を考えると、まだまだ当分先、
いやその前に、あっちの世界から
お迎えが来ちゃうかもしませんが、

仕事を引退した友だちが言っていた
「毎日が日曜日暮らし」ができるようになったら、

ぱんぱんになってる本棚の一角を占領する
ローレンス・ブロック作品群を
読み返したいと考えています。

ほんとはすぐにでもかかりたいけれど、
面白そうな新しい本が次々に出てくるので、
そっちをこなすのが手一杯。
仕事に使っている時間をまるまる
再読プロジェクトにシフトできるような身分にならないと、
どうにもこうにも無理だと諦めかけています。

ブロック作品の「何に」もう一度触れたいかっていうと、
主人公の相棒になっている
女性キャラ(例によって名前は忘れてます)です。

探偵、泥棒、殺し屋の3つのシリーズがあって、
いずれにも思わずニンマリするパートナーが登場します。

今、唐突に思い出した彼女のセリフは
「人間の細胞って何カ月かで全部入れ替わるって話、変よね。
 ほんとならタトゥーはすぐ消えちゃうじゃない」
吟味して記憶から掘り出したわけじゃないから、
そんなオモロい言葉ではありませんが、
ストーリーとは関係のないそんな無駄話が絶妙なんです。

で、この『剣客商売十二 十番斬り』。

主人公の女房「おはる」が、その感じです。
いいですよ彼女。

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2024年7月17日水曜日

『もしも世界からカラスが消えたら』(松原始)読みました。

 
いつもはなるべく
本の内容に関係ない話を持ってきて
お茶を濁す書き方をするってのが、
ここのお決まりごとになっています。

だから書籍の中で触れているテーマに
直接は結びつかないネタでも、
タイトルの中に出てくる言葉を
使わなきゃならない文章になるようだったら、
避けてきました。

ただ、そんな縛りをつくっちゃうと、
だんだん文字を埋めるための中身が涸れてきちゃって、
「あーどうしよう」なんてずっと悩んだままの
空白状態がいつまでも続いちゃうんです。

という言い訳をつらつら打ち込んでいたら、
まあ半分ほどはいったようなので、
ここらで、最初に言いたかったけど、なかなか口に出せず、
というかキーボード上の指が動かずにいたこと言っちゃいます。

「今回はお決まりを破ります」です。

なので、カラスのこと。
毎朝約6キロのランニング通勤で、
これまで何度かルートを変えているんですが、
そのうちの1つの変更理由にカラスが関わってるんです。
端的にいうと襲撃された。
へろへろ走りの背後でバサバサという音がしたと思ったら、
頭上をかすめるほど近くを、あの黒っちいヤツが
「うざいんだよ、オメー」っていうように飛び去っていった。
当然、あんなのに立ち向かう勇気はなく、
翌日から走るコースを変えたのでした。

で、この『もしも世界からカラスが消えたら』。

ぼくは安心してランニングできるようになるでしょう。

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2024年7月12日金曜日

『1面、降版します』(松井蒼馬)読みました。

 
きっと何かのきっかけがあったんだろう
と思うんですが、はっきりしません。
難しそうな言葉を使うと、
偉そうにカッコつけているような気がして、
使うのやめちゃうんです。

言いたいことを表すとき
ドンピシャな熟語だったりするのに、
ためらっちゃう。

今だって「ためらう」と打ち込んで変換したら、
漢字で「躊躇う」と出てきて、うわっ、
となって一旦は削除したけど、ひらがななら、
いかめしくないし(「厳しい」もやめました)、
と思い直してなんとか先に進めました。

前回の『剣客商売〜』の感想文もどきのときも
「明確」という言葉を使ったんですが、
それすらも散々悩んで「はっきり」とか
「ぴったり」とかに変えたりしたけど、
しっくりこなくて、
でもいつまでも止まっているわけにもいかなくて、
仕方なくそのままにしました。

で、この『1面、降版します』。

ぼくには到底使えそうにない難しそうな言葉が
何個か出てきました。
いいなあ、そんなふうに使えて。

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2024年7月9日火曜日

『剣客商売十一 勝負』(池波正太郎)読みました。

 
「同じ年齢でも
 昔より今の人のほうが10才は若いよ」
と、だいぶ年上の先輩から
言われたのを覚えています。

ここでいう昔が
どれくらいの時間を隔てた時分か
明確じゃありませんが、そんときの話では
現在の60才は昔の50才くらいの見た目なんだとか。

外見だけじゃなく、気持ちも身体の動きも何もかも。
昔はもっとヨボヨボになるのが早かった
とおっしゃってました。

まあ確かに、何度かここでもたとえで出している
サザエさんの父・波平さんの54才って設定は、
あの漫画がスタートした頃の世の中が考えている
50代半ばをイメージしているんだろうから、
それ考えるとふむふむとうなずけます。

あのキャラは、
その先輩がいうように10才プラスして、
今じゃ60代半ばって言わないと
みんな違和感を覚えちゃうでしょう。

あ、そんなこと言ってたら、
スターウォーズに出てくるヨーダを思い出しました。
今ネット引いてみたら900才とかって書いてある。

杖ついてちっちゃくてシワシワでってところは、
まさに何百年も生きている感が出てるけど、
あの戦いの場面はどうなんでしょう。
くるくる回って飛び上がって舞うように剣を使う。
そんだけ動けるなら、ふだん杖はいらないだろ、
ヨボヨボしてくるのは外観だけで、
中身は880才マイナスしないと合わないわ。
まあ、宇宙は広いから、そんなんあってもいいっすかね。

で、この『剣客商売十一 勝負』。

主人公の秋山小兵衛は60才超えてます。
容姿はきっとぼくの先輩がいうように
昔の人っぽいように思いますが、
中身はヨーダに匹敵するくらいピチピチです。
うらやましいな。

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2024年7月5日金曜日

『兇人邸の殺人』(今村昌弘)読みました。

 
小説を読んでいて、
途中のつまらないところに疑問を持ち、
それが頭から離れずに、
めちゃめちゃいい話なのに、
読了したときなぜか
ムズムズ感の残る作品があります。

最近では、今シリーズを読み進めている
池波正太郎さんの短編の中に
「なんでこれまで出会わなかったの」
ってハテナがありました。

主人公がいつも行っている飲み屋に、
厳しい修行を声掛け合いながら耐えてきた
古い知り合いが、
何人かの連れと一緒に入ってくる。

でも、苦楽をともにしたのは
もう何十年も昔のことなので、相手は気づかず、
そのまま仲間内で悪巧みの話を始めている。

主人公がそれをもれ聞いてしまうなんて場面。

良からぬことを計画するかつての仲間を、
放っておいていいものか、主人公が陰で悩んでいる
シチュエーションは葛藤もあり、
ドキドキハラハラ感もあり、楽しめるんです。

でもね。
主人公が常連になっている店で、何で今まで、
そいつと会わなかったんだろうと考えちゃって、
きっとあとでエクスキューズがあるだろうと
読み進めてもそのままで。

で、この『兇人邸の殺人』。

うん!面白かったです。
シリーズは続くみたいだから、
次もきっとむさぼり読むと思います。
でも1つだけ。
最初の面談はなぜカラオケボックスだったのでしょう。
どっかに説明あったかな。

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2024年7月2日火曜日

『地球46億年 物質大循環』(月村勝宏)読みました。

 
「高等といわれる生き物ほど、
 ほかの何かに頼って生きている」

という学説を思いついたんですが、
やっぱ違うな、と思い直しているところです。
以下、その思考過程をたどってみます。

タンパク質だかアミノ酸だか知らないけど
自分の身体をつくっていくものと、
カロリーだかラーメンだか知らないけど
身体を動かすエネルギーを、
どうにかして取り込まないと
生き物ってのは存在できないらしいので、
そうすると人間は単体じゃあダメ。
植物とか動物とかほかの生き物を
美味しく料理して食べないとね。
……ほら、ほかの植物や動物に頼ってる。

しかも、食べるためにはいろんな道具が必要になり、
道具を製造するほかの人の手や機械なんかもいるから、
頼らなきゃいけないものは、ごまんとたくさんになる。
うん、人間っていう高等な生き物は、頼るモノが多い。

そんで、次いって、野生動物。
彼らも植物とか動物とかほかの生き物から、
自分の身体に取り込む素材をゲットしているけど、
道具は使わない。
人間からすると高等とは見られていない動物は、
人間よりも頼るものが少なくて済んでいる。

そんでまた次いって、植物。
彼らは、太陽の光なんかから身体に必要な素材を、
自分の中でつくれちゃう。
人間とか野生動物よりも頼るものが、ぐんと少ない。

さらに、古細菌とかいう
気の遠くなるような昔から地球にいた生き物は、
太陽の光すら使わずに、
よく知らんけど海の中にあるメタンとか酸素とかを
自分の中で結合させて栄養をつくり出せる。
頼りにするものなど何もいらないみたいです。

って考えると、ほら、
高等っていわれるヤツほど、頼るものが多くなっていく。

単純頭のぼくがよくぞここまでひねり出したと
我ながら感心し、ふーっと一息入れたそのときでした。

「あっ、やっぱ違う」
無意識につぶやいてました。

人間も野生動物も植物も古細菌も、
みんな何かには頼っていて、
その種類が違うだけじゃん。

道具、ほかの人の手、ほかの生き物、
太陽の光、メタン……
結局、自分の周りにあるものを
何かしら加工して利用するのは同じ。
高等も下等も関係ないわさ。

で、この『地球46億年 物質大循環』。

メタンとかを使って生ている古細菌なんかを
化学合成独立栄養生物っていうんだと、
この本ではじめて知りました。

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2024年6月26日水曜日

『剣客商売十 春の嵐』(池波正太郎)読みました。

 
何のためだかよくわからないけれど、
毎日6キロの道のりを
ランニング通勤しているぼくは、

何のためだかわからないがゆえに、
走行中は少しでも楽をしたいと考えていて、
なるべく赤信号にひっかかり休憩できるよう
道々スピードを調整しています。

赤で止まり青になるまで足踏みしながら
呼吸を整えているときは、
日常生活のすべての時間の中で
最も幸せを感じる一時だと
いってもいいくらいのオアシスタイムです。

そして、
「赤信号にひっかるようにスピードを調整する」
ってのと同じような行動が、
もう1つあるのに気づきました。

帰宅時に乗るバス待ちのタイミング合わせです。
何度もいうようにバス移動中は読書に当てていて、
特に面白い作品をこなしているときは
1分でも長くページに目を落としてたい。

もちろん停留所でも本を開いているから、
バスが来るのも遅い方がいい。

バス停に到着する手前で、
停車中の車両後部に光る「昇降中」のランプを見たら、
ゆっくりゆっくり歩いて、バスが出発するのを確かめてから
その場に着くよう調整しています。
それで次が来るまでの数分間は長く本が読めます。

で、この『剣客商売十 春の嵐』。

この本を読んでる最中、
何度ゆっくり調整をしたことか。

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2024年6月20日木曜日

『眼鏡生活から卒業できる 最新・白内障治療』(杉田達)読みました。

 
白髪のまんまなんだけど「わっ、おしゃれ」と
思えるようなヘアスタイルをした高齢の女性を、
街でちらほら見かけるようになったのは
いつ頃からでしょうか。

少し前はそんなハイソ(ハイソックスじゃなく)な方は、
白いのを隠すために黒なり茶なりに
きちんと染め上げていたような気がするんですが。

それが、白と黒が混じったのもそのままにしたり、
逆に全部真っ白に統一させたりして、
しかも背筋はぴーんと伸びて、
微笑みを浮かべてたりする。

そんなご婦人とすれ違ったりすると、
口には出さないけど、
「カッコいい」って胸の奥でつぶやいています。

アンチエイジングとかいわれるけど、
年をとって変わってくるのは自然のことなので、
ましてや暑さも寒さもそこからは直接感じられない
身体の付属品みたいな髪なんて、
一番言う事を聞いてくれそうもない部位だから、

もう下手な隠しだてはせず、
堂々といきましょうよって心意気でしょうか。

もしかしたら、そんなのとは全然違って、
ファッションの1つのジャンルみたいなのが
確立されているのかもしれませんが。

とにかく、自然の成り行きに逆らわず、
人工物で補整することなく、
ありのままを受け入れるの、賛成です。

で、この『眼鏡生活から卒業できる 最新・白内障治療』。

白髪と同じように白内障ってのも、
年をとるとみんながなる現象らしいです。
60代で60%、80代で100%近くの人がなるって
書いてありました。
治す方法は、白髪のごとく白く濁った
目の中の水晶体ってのを人工のモノに代えること。
自然をありのまま受け入れるのは賛成のはずなのに、
これはやったほうがいいかな、と思った自分に
「どっちなんじゃい」とツッコミを入れました。

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2024年6月18日火曜日

『そしてミランダを殺す』(ピーター・スワンソン)読みました。

 
読み終えた翌日には、その内容を忘れている。
いや、それはちょいサバ読んでるというか、
正直ではないな。

正確には「翌日」ではなく「30分後」のほうが近い。
ってくらいの記憶力だったので、
ちょっとはなんとかしたほうがいいと思い立ち、

読み終えたら頭の中で振り返り作業をするようにしたと、
少し前のここに書きました。

その効果が出てきたのか、
忘却までの期間がビヨーンとまではいかないけど、
ジワジワくらいは伸びている気がします。

そんなんで少し気を良くしたから、
じゃあその本を読んだ場所が
どこだったか思い出してみようと
(何度もいいますが、
 会社昼休み、バス車中、自宅の3カ所
 それぞれで違う本を並行読みしてるもんで…)

エクセルにつけてる読了本リストに
「弁」「バ」「家」
(先頭は会社のこと。弁当を食べるときなので。
 次はバスの略、そん次はそのまま)
の記号を付けられる欄をつくり、
今年の30冊ほどに印を入れていったんです。

したらなんと、
全部すんなり入力できちゃいました。
本当はぼく、記憶力いいのかもしれません。

で、この『そしてミランダを殺す』。

「家」で読み、内容も覚えてます。
面白かったから余計に。

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2024年6月13日木曜日

『寺田寅彦随筆集 第五巻』(寺田寅彦)読みました。

 
原発事故なんかがあった大地震のあと、
たしか1、2年は電気が足りないとかで
あちこち騒いでいて、

ぼくも仕事の原稿の中に、
そんな内容を書くことがありました。

不足しているので、いつもより多く
限界近くまで発電機を動かして供給するって
感じのそんな内容。

そのとき参考にした電力会社の資料だかに
「電気をたき増しする」と載っていて、
(この「たく」は「焚く」だったと思うけど、
 あまり馴染みがないのでひらがなにしました)

ほうほう、そっちの業界の人なんかは、
電気をつくることを「たく」っていうのか、
専門用語っていうのは、普通わかりにくくなるのに、
逆に親しみやすいじゃんと思って、
自分の書く記事の中にもそのまま使わせてもらいました。

すると、文章をチェックする校正の人は、
その部分に鉛筆でアンダーラインをつけてて、
そこからの引き出し線の先に「?」とあり、
それに続き「この表現でOKですか」と
コメントが入ってました。

そういわれれば
「確かに一般的にはこんな言葉は使わないよな。
 誤植と勘違いされるのも本意じゃないから
 修正しておくか」
と素直に、「電気をつくる」へ直した覚えがあります。

で、この『寺田寅彦随筆集 第五巻』。

引用します。
(実は、この五巻じゃなく一巻にあった文ですが…)

《「赤羽で今電気をたくところをこさえているが、
  それができるとはや……」こんな事を話している男があった。
  電気をたくという言葉がおもしろかった。》

書かれたのは大正11年。
「たく」は、今から100年以上前から使われている
言い方だったと知りました。
あの原稿、直さなくてもよかったかな。

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2024年6月11日火曜日

『スペース金融道』(宮内悠介)読みました。

 
もう何年か前になりますが、
会社のすぐ近くにあった
銀行のATMが閉鎖されました。

ぼくの使っていたところで、
不便になるなと思っていたんですが、
そこにあった張り紙をよく見ると、

数軒隣で複数台機械を置いている
別系列大手メガバンクがやってる場所でも
操作できるようにしたので、
そっちを使ってほしい旨が書かれていました。

今はどこのコンビニでも
同じような装置があるから、
それで済ませればいいんだけど、
そういうのは通帳への記帳ができないから
嫌だったんです。

でも、
わざわざ張り紙で知らせるくらいだから、
別系列でも今までと同じように
記帳でもなんでもOKだとろうと、
やってみたらやっぱNG。

よくよく確認してみると
ぼくのは旧銀行名を引き継いで使っている
古い口座だからダメで、
新しいものだったら大丈夫なんだとか。
ああ、そうなのね。

で、この『スペース金融道』。

金融つながりでATMの話をもってきたけど、
やっぱ本の内容には関係ありませんでした。
すみません。

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2024年6月4日火曜日

『ビブリア古書堂の事件手帖Ⅳ〜扉子たちと継がれる道』(三上延)読みました。

 
仕事で書かなきゃいけない原稿の題材に
利用できるんじゃないと企んで
5巻まである寺田寅彦さんの随筆集を
読み進めています。

物理学者ではあるんですが、
夏目漱石さんの門下生だった人。

今んところ
目論見に沿った活用は何もできていないんですが、
一旦始めると、とりあえず最後まで行きつかないと、
あちこちむず痒くなってくる変な体質があるので、
まあ、それほど退屈する内容でもないから
読書は進行中です。

その中に、
自分が体験したエピソードを、
漱石さんが『吾輩は猫である』にネタとして使った
なんて話がちらほらと出てきます。

漱石さんとのつながりは、随筆集を手にする前から
なんとなくどっかで聞いていたんですが、
そんなに深く関わりがあったとはつゆ知らず。

ほーそうなんだと、
トリビア的な満足を受けながら
ページをめくっていたんです。
それを、あと1巻残すだけの
4巻まで進んだところで、
並行して読み始めたのが、

この『ビブリア古書堂の事件手帖Ⅳ〜扉子たちと継がれる道』。

前作までのシリーズはコンプリートしてるので、
事前に内容など調べもせず飛びついた作品。
したら、寺田さんの本で知った漱石作品裏話も載ってて、
わっ、リンクしてるって思いました。
読む本って、意図せず、どっかしらでつながるもんです。

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2024年5月30日木曜日

『剣客商売九 待ち伏せ』(池波正太郎)読みました。

 
ぼくは解説やあとがきを先読みする人だと
前にもいいました。

オマケ的文章で
空きっ腹を少しなだめておいてから、
メインメニューに手をつける。

いつの頃からかいわれ出した
ベジタブル・ファーストみたいなもんですね。

あっそういえば、
この前、仕事の調べ物をしていたら、
余計なページにジャンプしたようで、
その医学研究者だかのサイトに、

健康のために野菜を先に食べてから、
肉やら魚やらご飯やらに進むっていうやり方は、
しっかりした根拠(最近はエビデンスっていうらしい)の
あるモンじゃないって書いてありました。

食事のときはなるべく意識して
「まずはベジ」と言い聞かせてたのに、
ひざカックンされたような感じです。

とはいえ、読書でのオマケ・ファーストは、
健康志向やヒーリング効果など
何かを期待してやってるんじゃないから、
誰かに否定的な指摘をされたとしても、
ひざが折れて脱力することもなく、
やり方を改めて本編から読み始めるようにも
ならないでしょう。
先読みも少なからぬ楽しみなんですから。

で、この『剣客商売九 待ち伏せ』。

シリーズ9巻目。
ここまでずっと常盤新平さんが解説書いてます。
このあとも続いてほしいな。文章が心地いいんです。

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2024年5月23日木曜日

『空をゆく巨人』(川内有緒)読みました。

 
ぼくの出身高校は
もうすぐ創立100周年になるという
昔からある学校で、
その卒業生をまとめる窓口も、
なんとか法人のきちんとした団体になってて、
結構大掛かりな同窓会を毎年開いています。

数年前、
そこの広報委員をやるよう先輩から申しつけられ、
開催される同窓会では、
スナップ写真撮影係なんかをしています。

イベント運営を仕切るのは、
学校を出てからちょうど30年になった同期生が
順番にやることになっていて、
毎年それぞれの期が
アイデア凝らして催し物を企画します。

合唱を披露したり、ムービーをつくったり、
ユーチューブでライブ配信したりする。

たしか2、3年前のときは、担当期生の中に、
知る人ぞ知るバリバリのジャーナリストさんがいて、
彼が面白いことをいろいろやってくれました。

その会場で広報の腕章つけて
スナップ写真撮ってるぼくが一番感心したのは、
各界で活躍し有名になっている卒業生十数人に
インタビューして高校時代の思い出なんかを
聞き出す映像の上映。

ボランティアの活動なのに、
よくもあれだけ時間をかけて、
いろんな人を巻き込んで、
撮り終えたあとの編集だって
並大抵じゃないだろうなと。
やっぱ世に出るバリバリな人は
やることが違うなと。

で、この『空をゆく巨人』。

そのジャーナリストは津田大介さんという人なんですが、
この本の中にちらっと登場してて、びっくり。

あっ、本の感想もなんか言わなきゃですね。
よかったです。5回くらい泣きました。

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2024年5月21日火曜日

『悪文 伝わる文章の作法』(岩淵悦太郎)読みました。

本はなるべく
新刊で手に入れたいと思っているんですが、
一般の本屋さんにないときは仕方ないので
ブックオフさんを利用します。

サイトで在庫検索するんですが、
これまでぼくの入力したタイトルは、
「すぐ注文できます」な表示が
素直に一発で出たことはありません。

たいていは「在庫なし」です。

そんなとき使うのが入荷を知らせてくれる機能。
ほしい書籍と自分のアドレスを登録しておけば、
誰かが買取に出して
在庫に加わった時点で、通知してくれる。

たぶん全国に展開している
店舗情報がネットワークされているんだろうから、
気長に待っていれば「入荷しました」のメールが届きます。
(登録したこと自体を忘れてしまうときもあります)

ところが、その通知がきたことで安心して、
なんやかんやの用事を済ませ、
落ち着いてサイトにつないで注文しようとすると、
またもや「在庫なし」。

ぼくと同じ企みの人に先を越されてしまうんです。
だから再度のお知らせを待ち、それが来たら、
今度こそはと、すべてを投げ出して
注文ボタンをクリックするわけです。

で、この『悪文』。

そんなふうに入手しました。
そこまでしなくてもよかったかな。
とも感じました。

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2024年5月16日木曜日

『妄想感染体(下)』(デイヴィッド・ウェリントン)読みました。


もう何年も前に読んだ本なのに、
いまだに「最近面白かったのは?」と聞かれたとき
とっさに口に出てくるのが『火星の人』です。

(どれくらい前だったのか確認しようとして
 リストをさかのぼっても、
 再読じゃなく初回読了時の記録がなかなか出てこず、
 ようやく見つけたと思ったら
 2014年ぶんの中に入ってました。
 ほわ! 10年前じゃないですか)

これを原作にした
『オデッセイ』ってタイトルの映画も
ずいぶん前に公開されてますね。

(そうそう、それもまた1、2年前になりますが、
 カミさんと一緒にNetflixでこの映画を
 カウチポテト鑑賞しようと検索したら
 「その作品はストックしていません」
 みたいな表示が出て、
 やっぱ映画館行かないとダメかと思っていたら、
 最近追加されたと聞いたので、
 近々観ようじゃないのと心構えしてます)

その本にあった、あとがきみたいなところに、
主人公が面倒に巻き込まれる数々のエピソードは、
(これでもかってほどの苦難がぎゅぎゅう詰めでした)
物語を面白くするために頭の中で創作したものではなく、

このシチュエーションに放り込まれたとき、
実際に起こるトラブルを並べたのだ、
みたいなことが書いてありました。

それ読んだとき、
なるほどな、面白さの秘密は
そんなトコにもあるんだなあ、と思いました。

で、この『妄想感染体(下)』。

創作したトラブルだけで構成されてるなあ、
と思いました。

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2024年5月14日火曜日

『剣客商売八 狂乱』(池波正太郎)読みました。


たしか4、5年前だと思うんですが、
醜いほどにぎゅうぎゅう状態な本棚を見かねて、
かみさんがもう1つ買い足そうとおっしゃってくださり、
それまで1つだった書籍収納家具の隣に、
それより少し背の高い
新顔くんが配置されることになりました。

ところが、
その背面の壁には使用中のコンセントがあり、
そのまま置くと隠れてしまう。

そこで、
2つ穴に差し込んだ後ぺこっと頭が折り曲げられて
余計な出っ張りがない延長コードを用意し、
設置した本棚の裏を通してから使える場所に引き出し、
タコ足つなぎできるようにしました。

そのままたしか4、5年。

「コンセントにたまったホコリから
 出火することもある」

というおどしを何度となくテレビ他から聞かされ、
ひやひやしながら日々を過ごしていました。

それでようやくこの前、
背高新顔くんを動かし、
裏側に掃除機かけたんです。

とはいえ隙間がほとんどなかったせいか、
ホコリはまったくといっていいほど
溜まってませんでした。
とりあえず、ひと安心。

で、この『剣客商売八 狂乱』。

掃除ついでに本の整理もし、
少しスペース空けました。
止まらなくなっちゃったまだ続くこのシリーズを
置きたいと思って。

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2024年5月10日金曜日

『寺田寅彦随筆集 第四巻』(寺田寅彦)読みました。


さっき会社の喫煙所(5階ベランダ)で
タバコを吸っていたら、
階下に見える歩道のところで、
駐車違反を取り締まる職員が2人、
乗っていたチャリンコを止め、
荷台の箱の中からクリップボードに挟んだ書類やら
コンパクトカメラやら巻き尺やらの
仕事道具を取り出していました。

昔はミニパトの婦人警官(昔なのでこの呼称)が
指揮棒みたいなのの先にチョークのついたヤツで
違反駐車しているクルマのタイヤと道路に印をつけ、
一回りして戻ってきたとき位置がずれてなければ違反とみなし、
告知の張り紙をワイパーに挟んでいったものですが、
いつの頃からか、
その仕事は警察じゃなく民間(たぶん)に
委託されるようになって、
さっき見たおじさんたち
(そういえば、あの職員はいつもおじさんで
 女性には会ったことがありません)
が街を見回るようになっていました。

でも今回、
ぼく眺める範囲に停められてるクルマは
1台もないんです。

何が目当てなんだろうと見ていると、
2人は歩道の脇に置かれた原付スクーターを
ターゲットにしたみたいなんです。

ナンバーを書き写したり写真撮ったり
車道からの距離測ったり。

あー今はそんなことになってるのか。

ま、その原付の持ち主はすぐに戻ってきて、
違反キップは切られずに済んだようですが。

で、この『寺田寅彦随筆集 第四巻』。

上記駐車ネタは、
本の内容とつながりがあるからと考えて
書き出したのですが、
書いているうちにどうつながるのか忘れてしまいました。
すみません。
でも、勉強になる本でした。


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2024年5月8日水曜日

『妄想感染体(上)』(デイヴィッド・ウェリントン)読みました。


「空腹」を題材に
なんかを書いてスペースを埋めようと思い、
自分の経験してきた食い意地に関するエピソードを
あれこれと思い浮かべたんですが、

物心つく5才から現在までの55年間で
1日3回として計算しても
365╳55╳3で約6万回も
なんらかの物質をこの手で口に運んでいるはずなのに、

これだっていう面白逸話が出てこなくて、
今更ながらに記憶力の貧弱さというか、
アウトプットの悪さというかを実感したので、

仕方なく食べ物関連でネット検索して
ネタ探そうとして
「そうだ、健康オタクの友だちから野菜ファーストにしな」
と最近言われたと気づき、

それググってみると、
その食べ方はあまり意味がないと書いてあり。

で、この『妄想感染体(上)』。

「空腹」が怖く怖く使われてました。
このあとの下巻にも使われているんだろうな。
なるべく満腹にしてから読むようにしようっと。
野菜は、あとでもいいから。

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2024年5月2日木曜日

『46番目の密室』(有栖川有栖)読みました。


前にもここに書いたような気がしますが、
いつのことだったか忘れているので
もう1回、ネタ使い回しします。

まとまりのある文章をつくるコツの件です。

どんなつたない文章でも、
冒頭で示す事柄と、締めになる結びの部分を
同じ内容にすると、
あらら、ちゃんとした書き物に見える
という不思議。

起承転結や序破急を意識して構成するとよい、
なんて言われますが、
たとえ「起承転結」が「承結起転」になっていても、
その前後を同一の内容でサンドイッチすれば、
読んだ人はなんとなく納得した感じになる。

ちとたとえが違うかもしれないけど、
騙し絵みたいなもんですかね。

なんか文例を出しましょうか、
なんでもいいんだけど、とりあえず

「その火は瞬く間にビル全体に燃え広がった」
で始まって、へぼへぼ構成の「承結起転」がきて、
「ビル全体を包んだ炎は3日間、燃え続けていた」
ってなれば、
中身の「承結起転」ところに、
初恋物語が来ようが、首相談話が挟まれようが、
大丈夫らしいです。

ぼくも書いてる内容に自信がないとき
よく使ったりします。

で、この『46番目の密室』。

期待したサンドイッチ形式じゃなかったけど、
それなりに面白く読めました。


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2024年4月25日木曜日

『結晶世界』(J・G・バラード)読みました。


この感想文もどきの記録とは別に、
読んだ本のタイトルや作者名だけを
エクセルに入力して一覧のリストにしてます。
年ごと読了順に並べているので、
過去を振り返るのに便利なので。

ちょっと前、
そのエクセルリストに書名を追加しているとき、
ふと前の行にあるタイトルが目に入り、
そういや2、3日前にその本読み終えたな、
と思ったはいいけれど、
内容がまったく頭に浮かんでこない。

そりゃまあ、記憶力がポンコツなのは
生まれつきだとわかっているので、
思い出せないからといって、
落ち込むとか、年とったと嘆くとか、
なんて気持ちは起きないんだけど、

もう少しストーリーのかけらでもいいから
胸中に残っていれば、
自分が文章つくるときの参考になるかもしれないし、

ネタがないと常々ぼやいている状況も、
その物語からイメージされる発想がわいて
改善されるかもしれないじゃないか、と気づきました。

とはいえ生来の能力を
いきなりアップできるはずはなく、
まあ、とりあえず、一旦本を閉じたら、
そのまま次に手を伸ばすのではなく、
最初からプロットに従ってあらすじを追い、
頭の中でエンディングまで振り返るってこと
やってみたんです。

で、この『結晶世界』。

実は読み終えてから4、5日たってます。
上記「振り返り作業」の効果なのか、
内容は結構覚えてます。
それを何かに役立てられるような気がしてこないのが、
想定外ですが。


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2024年4月23日火曜日

『剣客商売七 隠れ蓑』(池波正太郎)読みました。


自主映画をつくっていた頃だったか、
学校で脚本の書き方を習っていた頃だったか、
互いのつくってきた作品を評価し合う場がありました。

そのとき、がぼくの書いてきたストーリーに対して
誰かが「これは御都合主義だよ」と言いました。

事件の真相がつかめずムシャクシャして
思わず道端の小石を蹴ったら、
通りすがりのおじいさんに当たってしまい、
どうもすみませんと介抱しているうち、
その老人が事件を目撃していたことがわかり、
めでたく解決につながる、

みたいな話だから
その誰かの指摘はど真ん中の正論なんですが、
当時のぼくは(というか少し前までのぼくも)
彼の言った「御都合主義」の意味がよくわからず、

なんか難しい言葉使って
ケムに巻こうとしているだけだろう

くらに思い、それほど気に留めなかったようです。
そんなことをなぜか今、思い出して、
そのなんちゃら主義とやらを辞書で引いてみると

「一定の方針や定見を持たず、
 その場その場の状況に合わせて行動する
 無節操なやり方をさげすんでいう語」

とあって、わかったようなわらんような
当時と同じ気持ちになり、

ま、ついでにとウィキペディアに行ったら、
もう1つ意味が載ってて

「(こそから転じて)ストーリーの進行に
 都合のよいように作られた強引もしくは安直な
 設定・展開のこと」

とありました。あ、なるほどね。

で、この『剣客商売七 隠れ蓑』。

その主義がチラつく箇所もあるように思えましたが、
それでも面白んだから、逆にすんごい。


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2024年4月16日火曜日

『文系のためのめっちゃやさしい対数』(山本昌宏 監修)読みました。


たぶんアメリカのコメディ映画の
1シーンだったと思います。

ニセモノの先生が、授業時間に教室で、
生徒たちと一緒になってバカ騒ぎしてて、

そこに突然、校長先生が見回りにくる。

慌てたニセ先生は、
すかさずチョークをつかんで、
黒板にすばやく数式を書き込み、
真面目な授業のふりをする。

そこに記したのが「E=mc2」
(2は上付きの小さい字で二乗のこと)
だったんです。

ごっつセンスいいなと感心したのを覚えています。
(なんの映画だったかは忘れてるけど)

ありゃりゃ、
アインシュタインの数式をネタにしようと思ったら、
映画のこと思い出して
こんなに文字埋めちゃいました。

まあとにかく、この式は、
エネルギーってのは、
質量╳光の速さ╳光の速さと
同じになるってことらしい。

でも、
エネルギーと質量(ちなみにぼくの体重は約73キロ)と
光の速さって、どうやったら結びつくんでしょうか。

月とスッポンが結びついて、
なんで比較を示す比喩表現になったのかわからないくらい、
わからないんです。

で、この『文系のためのめちゃめちゃやさしい対数』。

ここにも「なぜそんな結びつき?」が
たくさん出てきました。


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2024年4月11日木曜日

『シャーロック・ホームズの凱旋』(森見登美彦)読みました。


社交性には乏しいと自覚しているので、
そもそも飲み会などにはそれほど誘われず、
あっても年に2、3回くらいなのですが、

コロナの3年を経て、さらにその間隔が伸びていき、
ようやくそんな宴席に参加すると、

そうした顔ぶれとは
もうだいぶ会ってなかったと懐かしく、
たがいの老け顔をおちょくり合う場面ばかりに
なってるような気がします。

会わずにいる時間があくと、
容姿ばかりでなく、性格というか、
中身というか、考え方というか、
そんな部分も変わってくる仲間は結構いる。

そういう席には我れ先に駆けつけ、
誰よりも大量にアルコールを摂取し、
店に入ったときには
「えっ、あの騒がしい若者グループの隣の席かよ」
としぶしぶ席についた15分後には、
その若者グループからのクレームできたと思われる
責任者らしき店の人から
「すみません、周りのお客様もいらっしゃるので、
 もう少し声のボリュームを下げてもらえませんか」
と常に名指しされ、
電車のある時間に姿を消したことはなく、
いつも日が出て街が動き出した中を
よれよれの足取りで帰って行った、あのヤンチャくんも
「ごめん、明日仕事なんだよ」
と二次会の誘いを断って、
終電までまだ何時間もある宵の口に
去っていったりしてます。
変わっていくもんです人は。

で、この『シャーロック・ホームズの凱旋』。

著者の森見さんの本は
デビュー作からずっと読んできました。
やっぱ、変わっていくもんだなと思いました。

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2024年4月9日火曜日

『寺田寅彦随筆集 第三巻』(寺田寅彦)読みました。


通っていた映画学校では、
併設されていた立派な劇場で
古今の名作を観る洋画鑑賞という授業がありました。
講師は同年代の人なら誰もが知っているだろう
映画評論家の淀川長治さん。

その授業のあれこれ
(フィルムの手配から映写技師の仕事、
 さらには淀川さん送迎車の運転まで)
を全部担当してくれていた教務課の先生は

「俺なんか『ベニスに死す』を
 何度観たかわからんよ」

と言ってました。
淀川さんはあの映画お気に入りだったんです。

その授業(講演?)の中で、
来日したチャップリンの話を聞いた覚えがあります。

今風にいえばアポ無しの突撃訪問をし、
あなたの映画が死ぬほど好きで、
大ファンで、超尊敬してるみたいなことを
つなたい英語でまくし立てて頼み込んだ結果、

そんな無礼なやつでも笑顔で受け入れてくれて、
滞在先のスイートルームで長時間話をしてくれたとか。

で、この『寺田寅彦随筆集 第三巻』。

以前の第二巻のとき
100年以上前に書かれた文もあるといって
古典のように紹介したけど、
この第三巻にはチャプリン来日の話題も入っていました。
それって淀川さんを通じた地続きの体験であり
「うわー、古典とぼく、つながってるじゃん」
とびっくり。

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2024年4月4日木曜日

『第五の季節』(N・K・ジェミシン)読みました。


なぜかわからないけどニヤニヤしてきたり、
カズオ・イシグロさんの作品みたいに
ノーベル賞もらえるほどの一流文学なのに、
ふふふってほほが緩むエピソードが
あちこちに置かれていたり、
とにかく笑いに近いものが入っている
物語が好きです。

前にもいったけど、
一冊の本を読み始めるとき、
まず目を通すのは目次、まえがき、
あとがき、解説などのいわゆる付き物で、
本文はそれらが済んでから取りかかります。

そうじゃないと、
せっかく中身を読み終えたのに、
いやいやまだ残っているじゃん状態になるから。

毎朝やっているランニング通勤で、
ゴールにしているジム(シャワーを浴びるため)が
休館日であること忘れてて、
へろへろになりながらそこまでたどり着いて
「あっ休みだ!」と気がつき、
仕方なしにゴールを変更して
走って会社へ向かうような、
終わったつもりなのに
終わりじゃないじゃん状態を避けたいから。

おっと、
それはどうでもいいんだけど、
言いたかったのは、
最初に解説とかあとがきとか読むと、
「おっこれは笑える要素が期待できる」
などと先入観を持っちゃうこと。

そこにネタバレなんかがあるぶんには、
読んでいるうちに忘れちゃうからいいんですが、
先入観ってのは、
どういうわけか頭の中から離れない。

だから、
第1章が過ぎてニヤニヤがなくても、
いやこれからだと諦められず、
2章3章と進み、あれもしかして?
と思っているうちに最終ページに至るってこと
よくあります。

で、この『第五の季節』。

そのパターンでした。

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2024年4月2日火曜日

『剣客商売六 新妻』(池波正太郎)読みました。


作家を長くやって歳をとってくると
短編を書く気力がなくなってきて、
つくるものが長編にかたよってくるんだ
と言ってたのは誰だったかな…。

年齢とともに体力が衰えてきて、
それが創作活動に影響するんだったら、
長い作品こそ執筆していくのは大変で、
かかる時間だけ考えたら
すぐに終わらせられるだろう短編のほうが
すんなりこなせると思いきや、
そうじゃないらしい。

まあ人によって違うんでしょうけれど。

書き上げた原稿の枚数が同じだとすれば、
短編には1つ1つ違うアイデアを
盛り込んで仕上げないとだめだけど、
長編なら1つのアイデアから派生したものを
つなげて形にしていくのだろうから、
ひらめきの数からいえば
長いもののほうが少なくて済むってことでしょうか。

で、この『剣客商売六 新妻』。

じゃあこんな面白い連作短編は
どんな位置付けになるのかしら。

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2024年3月28日木曜日

『8つの完璧な殺人』(ピーター・スワンソン)読みました。


今は池波正太郎ブームがぼくの中で再燃して
未読だった剣客商売シリーズを
がつがつと食い漁っているけど、
以前にも特定作家の作品のむさぼり時期はあって、

ざっと思い出すと、
山田風太郎さん、伊坂幸太郎さん、
ルパンのモーリス・ルブランさん、
それに、
京極夏彦さん&村上春樹さん&スティーヴン・キンングさんは
通奏低音ですね。
(誰かがこの四字熟語を使っていたから、
 真似してここに持ってきたけど意味あってるか不安です。
 なので、辞書引いてみます……
【1】で音楽の伴奏のことが書いてあって、
【2】に「(比喩的に)表面にはあらわれないが
 一貫してその物事に影響を及ぼし続けている要素」
 ってあります。
 ちと違う気がするけど、せっかく調べたんだからいいでしょ。
 既刊の本はだいたい制覇したから
 新しいマイブームにはならないけど、
 新刊が出るたびに買わずにはいられなくなる
 作家さんってことです)
そんで、今回言いたかったのは、
ローレンス・ブロックさん。
普通の本屋さんにはもう在庫はなくて、
ブックオフ入荷お知らせメールを駆使して揃えたっけな。

で、この『8つの完璧な殺人』。

ローレンス・ブロック『聖なる酒場の挽歌』を一気読みして
最後の1行に泣いたと書いてありました。
それもあって5つ星。

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2024年3月26日火曜日

『剣客商売五 白い鬼』(池波正太郎)読みました。


PDFのファイルを見るとき、通常は
パソコン(マック)に最初から入っている
プレビューってソフトを使うんですが、

拡大印刷とか特別な機能が必要になると、
アドビのアクロバットってのに登場してもらいます。

その高機能ソフトがね、
ここんとこ調子悪いんですわ。

普通に使用するぶんには、
なんの支障もないんだけれど、作業が終わって
(終わっているからほんとに支障なしなんですよ)
「Adobe Acrobat Proを終了」ってのを選ぶと、
ウィンドウは全部閉じられて、
ほー終わり終わりと安心してると、

その2秒後くらいに突然、
「Acrobatが予期しない理由で終了しました」
というマックくんのアラート画面と
「エラーが発生しました」
ってアドビの故障報告表示が出る。

んでまあ、
その2つを閉じればいいんだけど、
気になるからもう一回起動して、
同じ終了操作すると、やっぱ2つのエラー告知。
終わっても終わらない無限ループな感じなんです。

で、この『剣客商売五 白い鬼』。

5巻目です。面白いです。
やめられないとまらない感じで、
さっそく6巻にかかっちゃいました。
これは無限ループでもいい感じ。

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2024年3月22日金曜日

『親密な手紙』(大江健三郎)読みました。


この感想文もどきについて
「あえて本の内容を書かないのは、
 本をこれから読む人のことを
 想っているのかと思ったりしました」
と好意的な分析をしてくれた友だちがいました。
どうもありがとうございます。

ぼくの読むもののような
一般に流通している書籍の内容は、
ネットを見ればごまんと出てくるだろうし、
そのごまんの人たちと同じことしてもつまんないし、

きっとその人たちのほうが、好意的な紹介であれ、
非難ごーごーのレビューであれ、
的確に大筋を説明できているだろうし、
ならば、ぼくだけにしか書けないものにしたほうが、
ちっとは価値も出てくるかなと思って
(だから逆に価値はなく、誰の役にも立たない
 代物になっているともいえますが)
このような文字のつらなりを、
キーボードペコペコ叩いて入力してるんですが、

毎回毎回、
その都度思いついた事柄を
むりやり読んだ本に関連づけて、頭に浮かんでくる
「いくらなんでもそれはちょっと無理あるだろう」
って言葉を振り払いながらつくるのって
「実はかなり大変なんです」
と書こうと思ったんだけど、

実はかなり楽なんです。

あえて大変な点を挙げるとすれば、
どんなネタを持ってくるか、かな。
ネタがないんです、最近。

で、この『親密な手紙』。

ネタなかったので友だちの分析を持ってきちゃいました。
あ、いけない。本の内容とつならがらなかった。
……つなげとこ。
ノーベル賞作家のエッセイだけあって、
ネタはぼくと違い、ものすごく高尚です。

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