2025年8月28日木曜日

『ブラックサマーの殺人』(M・W・クレイヴン)読みました。


今年に入ってから、京極夏彦さんの
妖怪時代小説シリーズを読み返しています。

最初の『巷説百物語』に続き、そのタイトルの前に
それぞれ「続」「後」「前」「西」「遠」「了」と
つく全7作品。

今は、この前ここに感想文もどきを書いた
「西」の次の「遠」を、3分の1ほど読み終えました。

どれも面白くて、これに懲りずに、またいつか
シリーズ再読シーズンに突入したいなと思ってます。

6冊目を駆け抜けている今、
これまでの5つを思い返して感じるは、
好みの濃度が違うこと。

いくら好きな作家さんがつくったものだといっても、
すべての作品が素晴らしいと思えるのは稀で、
中には退屈するのが混じったりする。

まあ、このシリーズは、さっきもいった通り、
どれも面白いから退屈とは無縁なんですが、
半端ない没入感があるものと、
テレビの音が聞こえてきたとき気を取られて
読み進められなくなったりするのがあって、
その違いてなんだろうなと考えました。

で、この『ブラックサマーの殺人』。

その違いは、たぶん笑える部分じゃないかな。
ユーモアというんですかね。
このブラックサマーにも、それがたくさんあって
きっとそのニヤニヤする感覚が決め手なんだと思いました。

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2025年8月26日火曜日

『プレゼント』(若竹七海)読みました。


誰のどの作品だか忘れてしまったのですが、
(本当は、おぼろげに誰のどの作品だかの
 見当はついていて、
  (↑ここ最初、「検討はついていて」と変換されてて、
   そのまま3行ほど書き進め、その直前にある「の」が
   「お」になっている誤植に気づいて修正しようとしたら
   「検討」まで消してしまい、も一度「けんとう」と打って
   スペースキーを叩いたらポップアップのリストの中に
   「見当」があって「わっ、こっちだ」と選び直したのでした。
   この同音異義語でも意味が通ってるような雰囲気があるので、
   ほかの原稿でも間違いをスルーしてる可能性大だな。気をつけよ。
   といってたらカッコ書きの重ね使いになってるわ)
 検索すれば、そのおぼろげ見当が正しいことも確認できると
 思うのですが、「誰」と「どの」を明記しちゃうと、
 このあと書く内容が、その作品のネタバレになってしまうので、
 忘れた仕様のままにしときます)
読者が誤解するような書き方を意図的にしている小説がありました。

第一章〈1月〉、第二章〈2月〉……第十二章〈12月〉みたいな
章の扉がついていて、1年の時間の流れに沿って話が進んでいる
と思いきや、物語の本当の時間軸は、
最終章の12月のあとに、第一章の1月が来る。
つまりは結末みたいのが最初にあって、
それは次の2章にうまくつながってて、
でもやっぱりよく考えると時間の流れは逆で、
その仕組みは最後まで読んで、やっとわかる。
ほー捻ってるね、と感心する構成でした。

で、この『プレゼント』。

捻っているね。考えているね。
なるほどね、ちょっとびっくりしたよ。
と思わせてくれました。

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2025年8月21日木曜日

『本所おけら長屋(十五)』(畠山健二)読みました。


ひどいときには、
ここに感想文もどきを書く段になって初めて、
本の題名と著者名がわかっていなかったことを知る、
みたいなお粗末ていたらくがあります。

覚えてないというか
読み始めたときには気にしないまま読み終えて
「あれ、なんてタイトルだったけ。誰が書いたんだっけ」
となる。

本を買うのは月に一度。
10冊ぐらいまとめて購入してきます。
そのときは、
スーパーで買い物中の人がよく手にしている
「牛乳、キャベツ、玉ねぎ、コメ、歌舞伎揚…」
などと書いた紙切れのように、
書名・著者名・出版社とかを並べたメモを見つつ、
書店の棚から抜いていきます。

仕入れて帰ったら積ん読用のスペースに置いておく。

そこに未読の本が残っていたら
手に取りやすいよう前のものは右側にずらして、
新入りは奥の左側にセットする。

店に並べる商品のように手前は古いもの、
奥は賞味期限がまだ先のもの、って感じです。

そうすると、
1冊とじて次に手にするやつの位置が決まっているので、
タイトルなんかを見ないでピックアップして、
そのまま読み進めちゃうことがあるんです。

ということで最初に戻って、
題名や著者名がわからず読了しちゃう場合がある
ってことの説明でした。

で、この『本所おけら長屋(十五)』。

それでもシリーズで読んでるやつは
題名を忘れたりはしません。

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2025年8月19日火曜日

『西巷説百物語』(京極夏彦)読みました。


仕事場まで約10キロあったときは、
ジムにいた健康おじさんを見習って
自転車で通勤してました。

それが数年続いた頃、
事務所を引っ越すことになり、
Googleマップで距離を測ってみると、
それまでの半分の約5キロになると判明し、
そのままでは運動量が不足しちゃうんじゃないと、
見えないけれども肩に座っている天使だか悪魔だかの
ささやきが聞こえてきて、ならば、転がる車輪に頼らず
地に足裏つけて走ったれ、とジョギング通勤に切り替えました。

感覚的には、サイクルよりも5倍ほどきつかったんですが、
毎日ごまかしながらなんとか続けてます。

そこで不思議に思ったのが坂道のつらさ。
上り傾斜のしんどさを感じたのはチャリのみなんです。

500メートルほどだらだら続く上り坂があるんですが、
自転車だと太ももがパンパンになって何年やっても慣れなかった。
ジョグでもそれと同じ道を行くのですが、
ランニングだと平坦だろうが下り坂だろうが関係なくヘロヘロで、
それが上りになっても、負荷増量を感じる余裕はなく、
ゴールしてよくよく思い出してみてはじめて、
そういえばあそこ坂道だよなと気づく。不思議です。

で、この『西巷説百物語』。

お気に入りシリーズの再読。
それでも、大好き・好き・普通みみたいな
アップダウンはあるようです。
走りではないので気づきました。
読書はチャリに近いのかな。

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2025年8月7日木曜日

『10の法則で読む くずし字入門』(根本知)読みました。


「最後の1行を読み終えた瞬間、
 また最初から読み返したくなる」
みたいなミステリー小説なんかの宣伝文句を、
本屋さんに平積みされている書籍の帯や
新聞・雑誌の広告で、何回か見かけたことがあります。

作品を通して伏線が張り巡らされていて
「あれがこれなのか」「これはあれだったのか」的に
驚かされ、きっと確認したくなりますよ、
ということなんでしょうね。

でも、ほかの人はどうなのかわかりませんが、
ぼくはそんな惹句に踊らされて、
試してみようと思ったことがないんです。

最終ページを閉じたと同時に、
同じ本を読み直した覚えは
記憶にある限り1度もありません。

住宅事情により生活スペースを、
数百枚の紙を束ねた本という物体が押し狭めていき、
新種の外来種を増殖させるばかりだと
立ち行かなかくなると危機感を抱き、
在来種の繰り返し利用にも
目を向けるべきと気づいた十数年前にやっと、
再読って娯楽をスタートさせたばかりなので。

で、この『10の法則で読む くずし字入門』。

さっき読み終えて、
すぐこの感想文もどき書きました。
書いたらまた最初から読み返そうと思います。
そんな本もあるようです。ミステリーじゃないけど。

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2025年8月5日火曜日

『本所おけら長屋(十四)』(畠山健二)読みました。


一般にはサーキュレーターっていうんですか。
あの小さい丸型の扇風機。

去年、事務所でそれを使ってみたら
(ビックカメラのポイントで買えたので)
いと快適だったので、
勢いで自宅にも同じものを新調したら、
そっちも、いと快適で、
よかったよかったと思っていました。

事務所のほうはエアコンがついている場所の関係で、
ぼくの執務スポットにはあまり冷気が回らず、
しかも机が窓そばにあるから
外からの暖気がじんじん伝わって、
汗をふきふきパソコンキーボードを
ペコペコ叩いてたんです。

毎年そんな思いしながらやってたのに、
足元でちびまるサーキュを回したら、
涼しい風が来るじゃん来るじゃん。

去年はそうして夏を乗り越え、
霊験あらたかなちびまる君は、
秋が来ても、冬も春も、ありがたやと崇めるように、
そのままの位置に祀っておきました。

そして今年。
事務所では、夏がくる前に、
大家さんが新しいエアコンに替えてくれたんです。
設置の位置も微妙に変更してくれて、
冷気は全体に行き渡るようになり、
わが執務スポットでも、
びた一文も汗をかかなくなりました。

うん、満足だ。
と思っていたら、足元のちびまる君は、
とんと出番がなくなって、
その場に静かに鎮座していらっしゃいました。

で、この『本所おけら長屋(十四)』。

一時お話の中心に取り上げられ、
その後あまり出番がなかった登場人物でも、
長くやってれば脚光を浴びることもあるのです。

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