2025年5月29日木曜日

『本所おけら長屋(十一)』(畠山健二)読みました。


何個前だか忘れましたがこの感想文もどきで、
違う本を3冊同時並行読みしていて、
それぞれにかける時間は違うのに、
なぜか読了タイミングが一緒になることが多い、
と書いた覚えがあります。
なんだか不思議と。

その一緒つながりで、
たぶんこれまでかなった同調ナイズが起きてて、
今すこしばかり、ひるんでいます。

3冊全部が分厚く揃っちゃった現象。

同じ数字が3つ揃う
スリーカードよりはきっと確率は低く、
ジョーカーがメンバーに入った
ファイブカードほどではないけれど、
フォーカードくらいは珍しいことだと思っています。

3つのうち2冊は1000ページほどもある大物で、
残り1冊も600ページくらいで
上下に分かれたうちの最初の巻。

本は月に一度まとめて仕入れるんですが、
別に厚い本を好んで買ってるわけじゃなく、
購入後に積ん読スペースに並んでいる姿を見ても、
薄厚薄薄薄厚くらいの配分になってます。

それがまあ、積ん読残りを順にひっぱり出していったら、
フォーカード状態になっていたんです。

で、この『本所おけら長屋(十一)』。

バス通勤時用で読んでいたのがこの本で、
読了したから代わりに読み出したのが大物で、
上記の通り揃っちゃいました。
こっちのほうが持つ手は疲れなくて、よかったな。

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2025年5月27日火曜日

『ハイブリッド・ヒューマンたち』(ハリー・パーカー)読みました。


前にもいったと思いますが、
ぼくが出版や編集といった
文章のいぢくり仕事をするようになったのは、

中学校時代に書いた作文を、
担任の先生が「面白いね」と言ってくれたのが、
一つのきっかけになっています。

周りのみんなのほとんどが、
入学式にドキドキしただの、
友だちと離れちゃうクラス替えが最初は悲しかったけど
思い返してみれば超ラッキーだっただの、
修学旅行で班単位の自由行動をしたとき
初めて女の子と話ができただの、といった、
いわゆる3年間の思い出をしたためる卒業文集で、

フィクションを書いちゃったんです。

その頃は、星新一さんのショートショートが
めちゃめちゃ好きで、がつがつと飽きずに
何度もむさぼり読んでいたので、真似してつくってみたら、
自分でもなかなか良くできたと感心して
それ提出しちゃったんだけど、
果たしてそんなのを学校が受け入れてくれるものかと
ビクビクしてたら、案ずるより産むが易し「面白いね」と。
タイトルは「ぼくはロボット」でした。

で、この『ハイブリッド・ヒューマンたち』。

最後のほうで「ぼくはロボット」というセリフが出てきて、
おっと、と上記を思い出しました。

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2025年5月22日木曜日

『後巷説百物語』(京極夏彦)読みました。


念のため辞書を引いておきます。
「惹句」ってのはデジタル大辞泉によると
「人の心をひきつける短い文句。特に広告文などで、
 誇張してうたい上げた文句。キャッチフレーズ」
だそうです。

書籍では、カバーの上につく帯なんかに、
目をひく惹句が、たいてい書かれています。

「誇張してうたいあげた文句」とはよくいったもので、
まさに「誇張」を絵に描いたような言葉が並んでいて、
ぼくが1ページたりとも面白く感じられなかった作品にも、
超オススメ!だの、メガトン級の面白さ!だの、
あなたはこの感動に耐えられますか?だの、
の「うたいあげた文句」が所狭しと印刷されています。

それが「人の心をひきつける短い文句」
なのかどうかの判断は難しいところですが。
まあ、辞書に書かれた意味の中に誇張とあるんだから、
実際よりも大げさに表現するのが当たり前で、
中身が見えなくなるほど
盛りに盛ってなんぼの世界なんでしょう。

でも、そんなデカ盛り上等ビジネスの中でも、
本当にその価値がある作品にしか使っちゃいけない
暗黙の了解的な言葉があるように思うんです。

ぼくがその暗黙了解ワードの1つと
考えているのが「金字塔」です。

で、この『後巷説百物語』。

「妖怪時代小説の金字塔!」って惹句が使われています。
妖怪時代小説ってジャンルが
どれだけあるのかわからないけど、
金字塔って言葉、使ってOKの作品でした。

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2025年5月20日火曜日

『本所おけら長屋(十)』(畠山健二)読みました。


電車やバスの公共交通機関のサービス項目には
「ちょうどそのページで2章の終わりですね。
 じゃあ、今、到着させます」
などという読書の区切り配慮の運行はありません。

なので、車中読書をするときには、
読み進めるペースと、
どれくらいで目的駅に到着するかの時間とを、
ストーリーを追う脳みその片隅で計算しつつ、
先のページをちらちらめくって、
次の章の見出しがある場所や区切り番号
または1行空きになってる箇所をとらえ、

「ふーん、この辺かな」と推測して栞を挟み、
下車に備えます。

そして「物語はこのあとたぶん、
めでたしめでたしで終わるだろう」
などと予想して、
少しほほがニヤけてくるのを感じながらドアを出ます。

で、この『本所おけら長屋(十)』。

ニヤける口元が「えっ」に変わるような
予想の斜め上いく展開が各所にあって、
面白かったです。

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2025年5月15日木曜日

『痛み、人間のすべてにつながる』(モンティ・ライマン)読みました。


つくっている人に対して
失礼でバチ当たりとも感じているんですが、
ここでは毎度いっているように、
ぼくは3種類の本を並行して読んんでいます。

①会社の昼休み②帰宅時のバス車中③自宅就寝時。

それぞれに費やしている時間は、
①約40分②約20分③5〜20分
(③については30秒で寝落ちのときも)

ただし③で開いている書籍は、
土日祝などで休める日には、
寝る前だけじゃなく昼間もずっと
ごろごろしながら目を通しているので、
そうなると1日に約6時間になる。

そんな感じで、
かかっている時間が違うのだから、
3冊の進み具合はバラバラになってしかりです。

例えば分速1ページで進むとして、
月曜日によーいドンで一斉に最初のページを開き、
休みの土曜日寝落ち時までにこなせる
ページ数を計算すると、
①240(40╳5日)
②120(20╳5日)
③390(5╳6日+360)
になるんだから、

①は後半クライマックス突入くらいだし、
②はやっと物語の設定状況がつかめた程で、
③は1冊目が終わり2冊目に入っているかもしれない。

なんですが。どういうわけか、
同じタイミングで読了することが多いんです。

で、この『痛み、人間のすべてにつながる』。

前回書いた『愚かな薔薇(下)』と
同時期に読み終えた本。
非常に面白くって5つ星評価。
読了タイミングが同じでも同評価になるのはまれです。

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2025年5月13日火曜日

『愚かな薔薇(下)』(恩田陸)読みました。


まだいらないんだけど、
少し先で必要になることだから、
今のうちにやっておこう。

そんなふうに考えて
何かを仕掛けておくこと、割と好きです。

簡単なものだとファイリングするための台紙の用意。

裏紙使いのコピー用紙に2穴パンチを開けて、
ファイリンングホルダーに入れておく。
そこには、来月か再来月かわからんけど、
たまった領収書を糊づけすることになる。

糊づけしなきゃとなったときに、
それ用の台紙がないと、
パンチ作業から始めることになるので、
もしそれが経理の書類をすぐに出さなきゃいけない
タイミングだったりすると、
パンチなんて2秒で終わるのに、
とんでもない手間のように思えて、

しかもそんなときに限って、安いサンダルを履いてた〜♪
じゃなかった、あの穴開け道具が
見つからなかったりするから、
頭がウキーッとなっちゃうので、

ふと気づいた何でもないときにやっておくと、
よいのであるのです。

ただ、この台紙作成のように
何枚やっておいても無駄にならないものはいいんですが、
1度やっておけばそれで済むものを事前にやり、
本来やるべきタイミングでそれを出してきて
「お、やってある。ありがとね、ぼく」とならず、
やったこと自体を忘れてしまい、
またやってしまう場合も、ぼくの場合は結構ある。

で、この『愚かな薔薇(下)』。

読み終える前に
この感想文もどきを書いちゃおうかと思ったけれど、
前述の失敗例が、ぼくの場合は結構あるので、やめました。
なので、ちゃんと読了後に書いたものです。
本の内容は、ぼくの好みとはちょっと違ってました。

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2025年5月8日木曜日

『愚かな薔薇(上)』(恩田陸)読みました。


2つ前に書いた
『恐怖を失った男』(M・W・クレイヴン)
は、どんぴしゃぼく好みで、
今年2つ目の5つ星評価をつけちゃいました。

たしか帯か広告かに
「ページをめくる手が止まらない」的な
惹句が載ってた記憶があるんですが、
その宣伝通りのドキドキワクワクで、
結構分厚かったけど、
あっと言う間に読み終えちゃいました。

ストーリーに引き込まれ、読書中はほとんど
話の筋以外の雑念は頭になかったんですが、
場面転換なんかのとき、ふとよぎっていたのが
「これ、なんで面白いんだろう」とか
「どうやれば、このエッエッっな感じを出せるんだろう」
でした。

それも、くくってしまえば「この本、おもろい」になり、
つまりは文字を目で追っている時間は
ずっと小説の世界に没頭していたってことか。

だからなのか何なのか
「なんで面白い?」に対する具体的な答えは見つからず、
それを分析できないぼくには、
自分で創作する力はないんだろうな。

で、この『愚かな薔薇(上)』。

この作品の読書中、頭よぎったのは
「これ、なんでぼくには合わないんだろう」でした。
その具体的答えもまだ見つかりません。

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2025年5月1日木曜日

『本所おけら長屋(九)』(畠山健二)読みました。


これを書いているのは
2025年3月24日で、
読み終えた2日後になります。
読了日は22日(土)ってことですね。

ほんでその土曜日は年に1度の
出身高校バドミントン部のOBOG会でした。

それ、昼間の部だけじゃなく夜の飲み会もあるので、
開催場所の母校(夜の会の別の場所)までは、
電車もしくはバスで行くことになり、
そうなると絶対に忘れてはならないのが文庫本です。

(やむを得ない場合は、大きくてかさばるけど単行本も可。
 ただし、できるだけソフトカバーの軽め仕様のにして、
 ハードカバーの分厚いやつは避ける。ま、それも、
 「続き読みたくて辛抱ならんぜよ」ってときは可)

なので、会社からのバス帰宅途中で読んでいたのを、
ラケットがまるごと入っちゃうモスラ的形状の
バドミントンバッグに放り込んで、
いや、放り込もうとしたとき、

「あ! あと10ページくらいで終わっちゃうんだった。
 いいところで、降りるバス停に着きそうになったから、
 乗り越して読み続け、1つ先の停留所から歩いて帰ろうかな、
 どうしようかな、と、ぐずぐずしてたら
 隣の人が降りる仕草をしたんで、
 それにつられて本をカバンに入れて降りちゃってたんだ」

と思い出し、
そうであるなら残りわずかな本は、たぶん
次の便を待つ数分間プラス1駅分の移動時間しかもたないハズ。
それ以降は、読む本がなくなっちゃうじゃん。

そんな失態は避けなければならず、ならばということで、
出がけに急いで物語の締めくくり部分に目を通し、
新たな文庫本をモスラ的バッグに入れたのだとさ。
という経緯で、

この『本所おけら長屋(九)』を読み終えました。
面白かったです。

ちなみに、新たにバッグに放り込んだのは
シリーズ10巻目のおけら長屋でした。

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