2020年4月28日火曜日

『ペット・セマタリー(下)』(スティーヴン・キング)読みました。


歌謡曲、童謡、民謡などなど
歌にはいろいろあるけれど、
よく聞くはずなのに一部だけ
(大抵は始まりのフレーズまたはサビ)
しか知らない曲がかなりあります。
というか、大部分がそうかもしれない。

「昔々浦島は助けた亀に連れられて」
(15文字)で始まる歌は、続く
「竜宮城に来てみてれば絵にも描けない美しさ」
(20文字)と合わせて
35文字分だけしか耳にした覚えはなく、

あのお爺さんになっちゃう
タイムスリップ的幕切れは
どんなふうに表現されているのか、
もしくはその35文字だけの歌なのか、
ぼくの頭の中には記録されておらず、

ネットを検索すれば
一瞬で答えがわかるんだろうけど、
それも面倒でやる気は起きません。

「それに関して書いてるんだから、
 ちょこっと調べるくらいは、
 やりなさいよ」
と右肩に乗っている天使くんはつぶやくけど、
もうそろそろ、
だらだら書きすぎて
文字がいっぱいいっぱいになってきてるし、

調べた結果
あれこれ並べなきゃならなくなったら、
読む方もうんざりだろうし、やめました。

というか、
本当は浦島太郎の物語は35文字で書けるのに、
そうじゃなく結構長いよねって
内容にしようと思ったのに、
35文字じゃ結論までたどり着いてなかったことに
途中で気づき、あたふたしてる間に
ここまできてしまいました。

で、この『ペット・セマタリー(下)』。

35文字じゃ無理かもしれないけど、
あらすじをまとめたら、
数行で終わるだろうお話。
キングさんよくここまで引っ張れると感心しました。





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2020年4月23日木曜日

『彼女の知らない空』(早瀬耕)読みました。


長渕剛さんの何かの曲の中に
「都会はケツの座りが悪い」
みたいな歌詞のフレーズが
あったように思うんですが、
(ちゃんと覚えてなくてすみません)

ぼくももちろん
「ここじゃないよな、違うよな」
ってムズムズ感は、
都会だけじゃなくどんなところにいても、
身体にまとわりついています。

それが特にひしひしくるのは、
大勢が集まった飲み会とかで
お誕生日席に座らされたとき。
(仕方なく幹事をやらされた会とか)

みんなより偉そうなポジションにつくとか、
先頭に立つとか、
そのこと自体にぼくのケツの形が
合わないんだと思います。

それは家族に対しても同じで、
ちゃぶ台返しの寺内勘太郎のようには、
とてもじゃないけどなれない。

役所の申請とか
夫婦で名前を書くような書類で
上下に署名欄があったら
カミさんは上の欄に書いてもらい、
ぼくは下にする。
フェミニストってんじゃないです。
ケツの形です。

で、この『彼女の知らない空』。

夫婦で科学博物館の
賛助会員になるシーンがあり、
飾られる連名プレートが
「橋本 理津子・和博」と
奥さんが上になっていました。
ぼくと同じでした。





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2020年4月21日火曜日

『小説の神様 あなたを読む物語(下)』(相沢沙呼)読みました。


会社の昼休み、
通勤バスの車中、
就寝前の床の中
と3つの場所で
それぞれ違う本を読んでいて、
各所でページをめくっている時間は
バラバラのはずなんですが、
これまでの印象からいって、
1冊を読み終えるタイミングが
なんとなく重なるんです。

時間だけじゃなくページ数も違うのに。

漬物の重しにでもしたいような
極太の厚い本もあれば、
地震のとき家具が倒れてこないように
下に挟み込む厚紙代わりに
ちょうどいいくらいの薄い本もある。
背の順じゃなく出席番号順に
並んだときの小学生のような
デコボコ状態なのにです。

1週間ときには2週間たっても
まったく読了本が発生しない期間があるに、
「あー面白かった」とお弁当を食べながら
1つの本を閉じたと思ったら、
その日の帰りに
「この設定にはちょい無理があったな」と
降りる停留所の3つ前で読み終える本があり、
その続きの夜に、
隣に寝ているカミさんに見られないよう
感涙の涙を隠しながら
最後のページをいつまでも眺めている書物が続く。

そしてですね。
必ずこのパターンになるのであれば、
上下巻分冊物の連続読了は
ないことになるんです。
上巻の1冊分が終わったときに、
上記の同期法則が適用され、
他の場所で読んでいた別の本も
読み終えるからです。
上巻と下巻の間には、
並行読みしていた他の本が
入ってくるはずだから。

で、この『小説の神様 あなたを読む物語(下)』。

同期法則が崩れました。
とっても面白く早く続きが読みたかったので
別の本を後回しにちゃいました。





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2020年4月16日木曜日

『小説の神様 あなたを読む物語(上)』(相沢沙呼)読みました。


投稿日とはズレますが
この文章を打ち込んでいるのは
2020年の4月8日です。

(本を読み終えたのは
 その一週間ほど前ですが、
 放っておいたままずるずる
 してしまいました)

お国のトップの人が、
大変な事態だから
みんな協力してくださいって
宣言を出したのがその前の日。

宣言を受けて、
ぼくがいつも使っているスポーツクラブも
臨時休業になりました。

前にも言ったと思いますが、
そのジムは毎朝のランニング通勤の
ゴールにしていて、

走ってかいた汗を
そこのシャワーとプールで流しています。
(ちなみに帰宅時は走りません。
 片道だけで十分疲れちゃうので)

ジムが休館ってことは、
いつもように走って会社に来ると、
ビショビショのグジャグジャで
仕事ができなくなります。

だから走らない
という選択肢もありますが、
どうやら休館は1カ月くらい続くようで、
そうなるとラン再開のときに、
体を鈍らせた影響で、
とってもひどい状況になるのが
目に見えています。

と、そこで思い出したんです。
前にもジムの改修工事で
1カ月の休みがあったこと。

そのときには、出社時の走りは諦めて、
帰りの走りに切り替え、
家に帰ってすぐお風呂に入る流れで
難局を乗り越えました。

今回も、
以前の方法で帰宅時ランニングにして、
大変な事態を克服しようと思います。

で、この『小説の神様 あなたを読む物語(上)』。

久々に泣きました。いい本です。
下巻も超期待。





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2020年4月14日火曜日

『死にゆく者への祈り』(ジャック・ヒギンズ)読みました。


1年ほど前のこと。

長くご無沙汰していた友達が
偶然、近所にに引っ越してきたことを知り、
じゃあ呑もうってことになりました。

でも、彼はテレビの仕事で
世界のあちこちにロケに出ていて忙しく、

そのときもちょうど
アマゾン川の奥地で暮らす日本人を
取材するとかで、
言い出してから数カ月後の
飲み会となってしまいました。

そんなんで久しぶりに会ったとき、
アマゾンからのお土産をくれたんです。

5センチほどの携帯靴べらのような謎の品。

何かと聞くと、
アマゾン川に住む巨大魚のウロコで、
やすりのようにして爪を磨くのに最適で、
現地の定番土産になっているとのこと。

一応ありがとうと言ってもらったものの、
普段見慣れないものに
ちょっと心配になったぼくは、
ネットで検索してみたんです。

とりあえず思いついたキーワード
「アマゾン 土産物」
と入れてググると、

あらら、
出てくるのはショッピングサイトの
Amazonのページばかり。
そりゃあそこには土産物たくさん売ってるわな。

で、この『死にゆく者への祈り』。

本の表紙画像を載せるのに検索したら、
なかなか見つからないんですわ。
この作品、映画化されているんですね。
巨大魚のウロコのときみたいに
他の情報(主にDVD)ばっかりで
探すのに苦労しました。





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2020年4月9日木曜日

『ペット・セマタリー(上)』(スティーヴン・キング)読みました。


高校時代の先輩と
女性の魅力について話をしたとき、

先輩は
「やはり外見と年齢は
 一致していた方がいい。
 あまりに見た目が若すぎても
 なんだか気味が悪い」
という意見を聞かせてくれました。

後日、
ぼくがそれを同期の仲間に言うと、
まあそうだね、と大方同意したのですが、

「それでもミカちゃんだけは別だよ」
と誰かが反論し、みんなは、
そうだあの人は例外だ、
ということで見解は一致しました。

その場にいないほんわか少女系の彼女だって
高校時代の同期なんだから同じ50代。
それでも小学生みたいに見えることもある。

かといって、先輩の言うように
「気味が悪い」と思う人は誰もいない。

少なくともその場で「例外だ」と
同意した奴らの頭の中には、
そんな考えはかけらもない。

ってなことを
ミカちゃん本人に話そうと思ったとき、
以上の流れを話すのは面倒だからと、
「あなたはとても50代には見えず、
 若くて可愛い」
とだけ省略して伝えたら、
「何言ってんの。助平なオヤジ」
と思われるのが関の山でしょうね。

で、この『ペット・セマタリー(上)』。

いつもながら、
キングさんは徹底的に省略しないようで、
そこが楽しい。
早く下巻読もっと。





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2020年4月7日火曜日

『あかんべえ(下)』(宮部みゆき)読みました。


もう6年近く使ってきたパソコンが、
どうも調子が悪くなってきて
新しいマシンを買いました。

今はその新品マックで
この原稿を書いています。

前のも並行して使いながら、
徐々にアプリケーションとか
書類のデータとかを移していってます。

ただ日本語入力ソフトは、
まだ移せておらず、
新しいマシンに入っている
デフォルトで書き進めています。

マック標準の「ことえり」って
いうんでしたっけ。

今までは漢字に変換するために
スペースキーを打っていたのに、
これはただダダダっと
打ち込んでいくだけで
自動的に文脈を読み取って
変換してくれる。

書いているのはもちろん自分なんですが、
なんか他の人が入力している画面を
眺めているみたいです。

よくテレビのテロップなんかで、
変換しながら
文字表示させていくのあるでしょ。
あんな感じです。不思議で、便利です。

で、この『あかんべえ(下)』。

不思議で、面白かったです。





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2020年4月2日木曜日

『ワン・モア・ヌーク』(藤井太洋)読みました。


新しく出たばかり本を買うと、
「今月の新刊」みたいな広告が
ときどき入っています。
栞代わりに使えるやつです。
(ぼくはなぜか、栞ヒモがあっても
 それを使うのがイヤで、
 何らかの紙を使って挟んでおきます。
 買ったときにあったヒモの場所を
 そのままにしておきたいんです。
 なぜかしら)

その「今月の新刊」広告は、
たいがい出版社イチオシの本が
スペースをでっかくとり、
何冊かは中ぐらいの枠に入って、
ほかはその他大勢みたいに
小さく並べられています。

あのでかいスペースに入る本は、
イチオシであることに
間違いはなさそうですけれど、

それって、
どうやって決めるんでしょう。

作家さんの人気レベルでしょうか。
担当した編集者さんの
政治力の強さでしょうか。

へそ曲がりで、ほかの人の意見を
そのまま聞きたくないぼくは、
自分が読んで「これいい!」と感じた本が、
イチオシ欄にあるよりも、
中ぐらい枠やその他列挙にあったほうが、
なんとなく優越感に浸れます。
わかってないな、広告つくった人みたいな。

で、この『ワン・モア・ヌーク』。

とっても優越感。
なんでこの本がオシじゃないんだろう。
ちなみに、でかスペースにあったのは、
『BUTTER』って本でした。
今度読んでみよっと。





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