2010年に読んだ本の中で、
反面教師的に勉強になった本の2冊目でした。
1冊目は『面白くて眠れなくなる数学』。
とりあえず1つの話の中では、
結論をいわないと、読者は消化不良になっちゃうんだなってことを
教えてくれました。
そして、2冊目がコレ。
小学生向けに教えるべき内容なら、
大人向けの本として売っちゃいけないよ、
ってこと学びました。
本のつくりも、文章も
すっきりわかりやすくてよいのですが、内容が……。
例えば。
ぼくは「悪文を読むためのテクニックを紹介」って謳い文句に
惹かれてこの本を読み始めたのですが、その答えは、
「悪文で意味がわからないときには書いた本人に確認しましょう」
という内容。
その文言を読んだときは、
思わず苦笑いしてしまいました。
さらに、意味のわからない文章でも、
「知らなくていいことは、確認してはいけません」って感じで説明が続く。
これが読解力!
うーん、これはものすごい勇気がないと書けない言葉だと思います。
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