2026年9月1日火曜日

『虚言少年』(京極夏彦)読みました。


交差点を挟んだ自宅マンションの斜向かいに
おっきな工場があったんですが、
1、2年前に取り壊されて、今は更地になってます。

グーグルマップで上から見ると、
その隣にある小学校がまるまる3つ分くらい入る大きさ。

何をしているのかわからないんですが、
建屋がなくなってからずっと、
ショベルカーなんかが地面をならすような作業をしてて、
新しい建築物がつくられる気配はありません。

ただ、
その一部だけ地ならしもされず、放っておかれている場所があり、
そこは雑草ぼーぼーになって人の背の高さくらいまで伸び、
河原によくある茂みみたいです。

そのまま何もつくらず、
ぼーぼー状態が続いてほしいなって密かに思ってます。

で、この『虚言少年』。

何度目かわからないくらいの読み返し。
読むたびに、ぼーぼー状態の茂みの中を通った
小学校の頃を思い出すのが懐かしくて。

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2026年8月27日木曜日

『ノルウェイの森(上)』(村上春樹)読みました。


少し前にここに書いた万城目学さんの
『鴨川ホルモー』と『ホルモー六景』は、
出版されてから20年たった今年、
続編が出て完結するそうで、

そんな情報を知って、ほんじゃまあ、
もう内容はすっかり忘れた先行2冊を読み返しておき、
お話の筋が頭に残っているうちに
新刊(『ホルモー燦燦』)にかかろうもくろみ、
今その完結続編のページをめくり始めたところです。

いつの頃からか、
単行本を買って面白いから再読したいと思ったものは、
それより小さな文庫本を買い直すのが習慣になっていて
(だから住宅事情によりわずかなスペースしか
 確保できない本棚がすぐ満員になってしまう)
確かこのホルモーシリーズも同じ工程を踏み
2冊とも携帯便利なサイズ版があったはずと
隅々まで家探ししたんですが、なぜか見つからず、

仕方なしにちょい大きなやつを
我慢して持ち上げつつ目を通して、

そこでわかったのは、
やっぱ文庫は買ってないってこと。
だって再読したらならば、
内容をここまで(1ミリ未満)忘れているはずないのだもの。

で、この『ノルウェイの森(上)』。

村上春樹さんの新刊が出てるようなので、
ホルモーのような続きとは違うけど、
なんか過去作読んでおこうと思いまして。

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2026年8月20日木曜日

『意識の正体』(櫻井武)読みました。


特定のテーマに沿ってつくった
数人の作家による短編を集め
1冊にまとめたアンソロジーの中の
1つだったと思うんですが、
タイトルも著者もまったく忘れちゃって、

もしかしたらそんな短編集じゃなく、
しっかりした長編かもしれなくて、
でも、
頭の中に作品のシチュエーションだけは
こびりついているので、以下に残しておきます。

運命を決める神様たちの会議のようなものを、
人間は1人ずつ誰しも持っていて、その決定に従って、
食事のメニューから生き死にのタイミングまで
左右されてしまうって内容。

神様会議の世界は、時間の流れが滅茶苦茶遅く、
わざわざ滅茶苦茶っていったくらいだから、
この世での1時間が2時間になるなんてもんじゃなく、
1秒が数日の単位に引き伸ばされるような
イリュージョンワールドです。

スマホ見てて赤信号に気づかず
道路を渡ってしまったノビ雄くんの数メートル手前に、
ダンプが時速50キロで走っていて、
そのままなら3秒後にはペタンコになってしまう状況でも、
神様会議の議論の時間は1週間以上あるので
「歩きスマホしているのが悪い。
 そのままひかれればいい」
「そうかもしれないけど、
 事故に巻き込まれるダンプの運ちゃんがかわいそう」
「そもそもスマホつくった人が悪いのよ」
などカンカンガクガクした末に

ノビ雄くんの身体には
「ギリギリで立ち止まる」とかの会議指令が下される。
みたいな。

で、この『意識の正体』。

読んでいたら、
そのタイトル忘れた物語世界を思い出しました。

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2026年8月18日火曜日

『ホルモー六景』(万城目学)読みました。


読み終わったその日の夜に、
感想文もどきにはこんなふうに書こうと思って
練っていた構成がありました。

着想はず抜けて面白いし、
調べ物なんかも必要ないから、
ちょちょちょいで書き上がる。

って、安心して眠って、
いつも通りの朝がきて、
食事だトイレだ歯磨きだとかして、
毎度のジョギングで通勤。

ジムのシャワーで汗を流して会社に行って、
メールチェックやらなんやらのルーチンやって、
ふーと少し落ち着いたら、

「お、そうだ。きのうは1冊読み終わったから
 感想文もどき書かないと」と気がついて、

昨夜の寝入りばなにひらめき
組み合わせたあの素晴らしいアイデアを
打ち込もうと思ったら、

その誰もが感動して
涙ちょちょぎれる美文、名文、少なくとも
5367人はその後の人生において肌身離さぬ
座右の銘にするはずの語句の連なりが
1欠片たりとも頭に浮び上がらぬで御座候。

したかなく、
その顛末を記してお茶濁しとしまする由。恐惶。

で、この『ホルモー六景』。

前々回の『鴨川ホルモー』と同様。
シリーズ新作が出ると知り、
その前に旧作を読み直しておこうと再読した本でした。

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2026年8月6日木曜日

『新書 世界現代史』(川北省吾)読みました。


本の内容には直接は関係ないけど、
話をねじくり回して無理クリひっぱれば、
何とか書籍の表紙の隅っこぐらいには
カスるだろうってネタを最初に考えて、

そのとっかかりだけを頼りに
文章の論理的な構成などは一切考慮せず、
いきなり書き出しているこの感想文もどきですが、

そのやり方でうまくいくこともあるにはありますが、
大抵はずっこけて、
「物語とは関係ない話題でした。すみません。
 でも作品は面白かったです」
などと言い訳して終わるパターンなのが、
我ながらどうなんだろうと、
はてなマークが浮かんだんですわ、今回は。

ならば最初に
「で、この〜」以降の締めの部分を先に書き、
そこから逸脱しないように、
最初に戻って真っ直ぐネタを打ち込んいけば、

言い訳終了形式にはならないんじゃないかと、
まず最後のシメ部分をぐだぐだとしたためたんです。

ほんでカーソルをその前段に戻して、
キーボードに指を置くと、
何を考えているのかこのゴツゴツした指は、
真っ直ぐネタじゃなく、この度の執筆プロセスを
とくとくと説明していくじゃあありませんか。

まあ、いいか。こんなに書いちゃったから。
なので最後のシメとここまでの内容は
ほとんど関係性がありません。

で、この『新書 世界現代史』。

よーく考えてみると、
全体的には客観的な書き方にはなっているけれど、
それもやっぱ情報操作界隈の仲間っていえないこともない、
って思えるトコがありました。
ま、それも、「※個人の感想です。」って
小さな注意書きを入れておいたほうがいいかもですが。

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2026年8月4日火曜日

『鴨川ホルモー』(万城目学)読みました。


読む本はどうやって選んでいるの、
とよく聞かれます。

植物の不思議とか、笑いって何だろうとか、
サルでもわかる脳細胞の仕組みとか、
流行り物のエンタメ本とか、
そんなに知られてない著作者のエッセイだとか、
あまりにも節操のない
読了本ジャンルのぐちゃぐちゃさに呆れて
思わず出てくる質問のようです。

対する答えは
自分でもよくわからんのです。

新聞、雑誌、ネットにある広告や書評を見て、
なんかしら惹かれて購入し、目を通すんですが、
好みドンピシャを引き当てることはほとんどありません。

そうそう、
好きな作家さんのツイッターじゃなくXをフォローして、
そこでつぶやかれる「来月、新刊がでます」みたいな情報も
あてにしたりします。

昔々のデビュー作の続きを書いてみました
乞うご期待みたいなこと言われると、
ほんじゃ読んでみっか、と思ったりするじゃないですか。

で、この『鴨川ホルモー』。

そんな感じでデビュー作の続きが出ると知り、
じゃあ新刊出る前に読み直しておくかと
本棚からひっぱり出して再読しました。

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2026年7月30日木曜日

『チャックの数奇な人生』(スティーヴン・キング)読みました。


実家の近所には、
ありがたい人がたくさんいて、
重たい荷物の移動とか廃棄とか、
電気系統の修繕だとかを嬉々として
手伝ってくれたりします。

とっても温かな下町的助け合い心に
支えられてはいるんですが、
その援助によりかかるには
少し重たい事案がありました。

今は使っていない小さな建物が、
ボロボロになって倒壊寸前で、
何かある前にきちんと解体しとかないと
危ない状況だったんです。

その解体作業を近所の人にお願いすれば、
きっと2つ返事でやってくれたと思います。

でも、
やっぱそんな大変な仕事を頼める図々しさはなく、
業者の人に発注して取り壊してもらいました。

で、この『チャックの数奇な人生』。

小さな建物なので解体工事は1日もかからず完了。
この本を読みながら工事が終わるのを待ってました。
ストーリーにのめり込み過ぎていて、
ハッと気がつき顔を上げたときには、
跡形もなくなっていました。

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2026年7月28日火曜日

『ゲームの王国(下)』(小川哲)読みました。


『ザ・スタンド』(スティーヴン・キング)を
読書中の友だちが、ルビなしの難読漢字がやたら出てくる
と知らせてくれたので、そうだったかなと、
本棚にある文庫版をパラパラめくったら、
ざっくり眺めたページには平易な文字しか見当たらず、
文庫だから違うのかとすぐ納得して深追いはしませんでした。

深追いしなかった理由は、眼球事情がからんでます。
なにしろ最近は、ぼけぼけしちゃって
小さなルビが判読できないんです。

それだけじゃなく、画数が多い漢字はどれも
トトロに出てくる、まっくろくろすけに見えてしまう。

仕事で使ってるリーディンググラス(老眼鏡ともいう)を
かければ見えるんですが、
普段の読書にそれを持ち出すのも面倒で、
そのまま前後の流れから判断して読み続けちゃう。

どの本も物語はきっと正確に理解できておらず、
ぼくだけの作品が頭に流れ込んでいるはずです。

で、この『ゲームの王国(下)』。

そんな感じでぎくしゃくと流れ込んできたお話でした。

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2026年7月24日金曜日

『文明怪化奇談』(荒俣宏)読みました。


もうだいぶ前になりますが、
アマゾンで出している電子書籍が、
その名の通りスマホやデジタル端末だけでなく、
簡易印刷した紙の本として発売できるようになったと
知らせを受けました。

コンテンツを提供している著者側というか
出版社側というかは特に何もしなくてよく、
アマゾン側がそこにアップされているデータを
勝手に印刷してくれて製本もしてくれて、
購入者に送ってくれるのだとか。

本といえば今までは同じ書籍を大量につくらないと
1冊の単価がとんでもなく高くなってしまうから
採算がとれないといわれていたんだけれど、
オンデマンド印刷とかいう方法で
1冊だけでも比較的安価につくれるようになったとか。

携帯にしてもパソコンモニターにしても
長い文章を画面で読むのが苦手なもんで、
そういうサービスが出てくれると助かる気がするけど、
まだためしたことないんですわ。
読書の方法うんぬんをいう前に、
ネット通販自体が苦手なもんで。
まずはその克服からかな。

で、この『文明怪化奇談』。

帝都物語が紙の本で読みたくて探しているけど、
見つからないから同じ著者さんの
新しく出た本を読みました。
帝都を探す意欲、ちょびっと減退したような気がしました。

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2026年7月22日水曜日

『カウンセリングとは何か』(東畑開人)読みました。


人里離れた山奥にこもって
……と書く前に
「人里離れた」は、いかにも紋切り型の表現だから、
使い古されていない面白い言い方にしたほうがよくないか、
と頭の中がぐつぐつしてきて、

「ポツンと一軒家ってテレビ番組があるけど、
 あそこに出てくる場所よりも
 もっとぜんぜんひと気がない」とか
「熊や猪さえ出そうもない静まり返った森の中」とか、
いろいろ浮かんでは却下してたら、

いつの間にか指が勝手に動いて、
モニターに「人里離れた」の文字が表示されてて、
それ見ると、
これまでの人生で
この言葉を何かの文章に書いた覚えはないぞ、初体験なんじゃね、
とたぶん海馬あたりの
言い訳を作成するニューロンネットワークが作用したもんだから、
まいいか、とそのままにしました。

でもそのままだと、
読んだ人がステレオタイプの言葉しか持たぬ哀れなヤツと思って、
かわいそうだから施しをしてあげようなどと考えて
金品が送られてきても困るので、
そのままにした経緯を説明したらこんなに長くなっちゃいました。

言いたかったのは、
その人里離れた山奥で、
何年も人に会うこともなく修行を続けていたお坊さんが、
あまりに孤独なもんだから、
幽霊でもいいから話し相手が欲しいと望んだこと。
孤独ってそんなに耐えられないものなのかなと疑問に感じたこと。

で、この『カウンセリングとは何か』。

いい本だと思います。
それと、孤独はいかんものってのが前提なんだなと思いました。

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2026年7月14日火曜日

『ビブリア古書堂の事件手帖Ⅴ〜扉子と謎めく夏〜』(三上延)読みました。


うちの本棚をさぐってみたら、
マンガは数える程しかありませんでした。
残っていたのは何かの資料にするため買った
文庫の『天才バカボン』1・2巻と大友克洋作品。

たしか大友作品は映画学校時代にはまって、
『童夢』をごくごく飲み込んで、
『AKIRA』をがつがつ消化してから、
これは永久保存でしょとつぶやきつつ
仕舞い込んだ記憶があります。

出版されてすぐ買ったはずだから
どちらもたぶん初版本です。

だけども、
今回のちょこっと探索作業で出てきたのは
『気分はもう戦争』と『ハイウェイスター』の2つだけ。

奥付を見たら2つとも初版ではありませんでした。

きっと、『童夢』『AKIRA』だけでは飽き足らず、
他も読みたくなり、しばらく後に手に入れたものでしょう。
ま、とにかく、
最初の2冊がなぜ見当たらないのか不思議なんです。

で、この『ビブリア古書堂の事件手帖Ⅴ〜扉子と謎めく夏〜』。

初版の『童夢』が結構な価値があると、この本で知りました。
もう少し真剣に探します。
そんな情報を教えてくれたビブリアシリーズは
最初から読み続けてます。高いクオリティがずっと維持されてて
今回もそれが続いてて、うれしかったです。

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2026年7月9日木曜日

『スプラッシュマンション』(畠山健二)読みました。


前回書いた『暗黒の瞬間』のときは、
久しぶりに面白かった翻訳ミステリなんだけど、
ニコに至らずともクスってくらいは
笑える要素が入ってると嬉しいのにな、
などと、ないものねだりをしてました。

つくる側がユーモアシーンを組み込むに
どんだけ苦労するかわかっているつもりだけども、

こっちとら、
涼しい部屋で寝っ転がって目で文字を追ってるだけなんで、
ついつい贅沢言っちゃうんです。
(だからこそ贅沢を言っちゃいかんだろとも思います)

ほんでもって、その暗黒本を本棚にしまって、よし次だ、
と手を伸ばす先の積ん読本コーナーには
本屋さんから仕入れてきたばかりの
4冊の真新しい未読書籍が並んでいました。

いずれも何かしらの興味があって入手したものだから、
どれから始めてもいいんですが、そこはやっぱり、
この前足りなかったものがちょぴっとでも入ってるやつがいい。
炭水化物と脂質とタンパク質っていう
最低必要な三大栄養素は十分摂取した気がするけど、
どうも体調が今ひとつなんで
ビタミンとミネラルを補うべきでしょ、みたいな。

4つの作品は、『文明怪化奇談』(荒俣宏)、
『ビブリア古書堂の事件手帖Ⅴ』(三上延)、
『チャックの数奇な人生』(スティーヴン・キング)。

 と、この『スプラッシュ マンション』。

ほかの3冊はまだ手をつけてないけど、
たぶんこの選択が最良だったと思います。

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2026年6月30日火曜日

『暗黒の瞬間』(エリーザ・ホーフェン)読みました。


いまだ続けてるジョギング通勤では
キツさを和らげるため、交差点に差し掛かると、
なるべく赤信号で止まれるようスピードを調整します。

そうすれば休めるので。
(完全に止まると次の走り出しがしんどいから足踏みして)

歩行者用の青表示が点滅しようものなら、
渡りかけた横断歩道も後戻りして足踏み。

この前、
その踏み踏みひょこひょこ休憩をしている隣に、
赤ちゃんを抱っこした、おじいちゃんらしき人が
並んで信号待ちしてました。

首は座っていたけど、
まだ1才にはなっていないだろう、きっと女の子。
おじいちゃんは、
とってつけたような真新しい抱っこひもに、
おどおどした感じの手を添えています。

ちょっと引きつった表情で孫(たぶん)をあやす
おじいちゃんをよそに、赤ちゃんがくるっと頭を回し、
ひょこひょこ休憩しているぼくのほうを見ました。

そしてこっちに目を止めた瞬間、笑ったんです。

赤ちゃんなので大人みたいなワハハハ声じゃありませんが、
キャキャキャみたいな高音で、手足をバタバタさせて。

ひょこひょこの動きが滑稽だったのか、
走りでヘロヘロなげっそり顔がおかしかったのか、
何が笑いのツボを刺激したのかわからないけど、
とにかく笑顔になった。

そのニコニコが、おじいちゃんとぼくに伝染して、
なんかほんわかしたんだとさ。

で、この『暗黒の瞬間』。

面白かったです。面白かっただけにもう一声。
キャキャキャでもいいし、クスッでもいいから
あと5、6カ所くらい笑えるというか、
ユーモアチックなとこがあったら、
迷いなく好みレベル5つ星をつけます。

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2026年6月25日木曜日

『ゲームの王国(上)』(小川哲)読みました。


段落分けの改行がほとんどなく、
ときには1つのパラグラフが数ページも続く
文字ぎっしりの本が好きって人がいます。

1文ごと改行的な下半分が白紙状態の書物だと、
何だか損をしたような気になるとか。

ぼくは逆に、その白紙感が好きというか、
さくさくとページをめくれる感じが心地よくて、
どちらかといえば、スカスカなほうがいいな。

とはいえそれも一概にはいえなくて、
たぶん次回に登場する『暗黒の瞬間』という
翻訳物ミステリは、分けるとすれば
文字ぎっしり系なんだけど、
すかすか系の感覚で読み進められて、
「いやーこれも好きだわ」と感じました。

結局のところ、その語り口というか文体というかが、
自分好みかどうかってとこなんでしょうか。

で、この『ゲームの王国(上)』。

ぎっしり系でページめくりスピードはのっそりでした。

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2026年6月18日木曜日

『人はなぜ記憶するのか』(チャラン・ランガナス)読みました。


パソコンに入っているやつとか、
ネットにあるサービスとかで
言葉の意味を調べるんじゃなくて、

本になっている辞書を使うほうがいい
と勧める人は、よくこんな理由をあげています。

「ほかの言葉に目移りするから」

検索窓に用語を入れてエンターを押したら、
その項目だけが表示される。
それでは目移りはできません。

でも辞書だったら、
目的ページの中に直接関係ない、
そのタイミングではどうでもいいウンチクが
ちっちゃい文字でごまんと並べられている。

「犀利(さいり)」って何さと調べたら、
少し右側の「美人の形容に用いられる」って文が目に入り、
ほー「細腰」って書いて「さいよう」か、
なんて感心してから元に戻り、

犀利ってのが「頭の働きが鋭いこと」と知識を得る。
(そしてすぐ忘れちゃう。むしろ「細腰」を覚えてる)

とはいうものの、言葉の解説画面ではなく、
ネット検索窓の周囲には、広告とかニュースとか
余計なものがたくさんあり、調べる前段階の目移りはできる。

そんなのをクリックして飛んでみれば、
そっちの情報に興味はどっぷり移って、
最初に何を調べようとしていたのか失念することができます。

で、この『人はなぜ記憶するか』。

そんな直前のことの物忘れも人の能力のうちなんだとか。

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