2024年4月4日木曜日

『第五の季節』(N・K・ジェミシン)読みました。


なぜかわからないけどニヤニヤしてきたり、
カズオ・イシグロさんの作品みたいに
ノーベル賞もらえるほどの一流文学なのに、
ふふふってほほが緩むエピソードが
あちこちに置かれていたり、
とにかく笑いに近いものが入っている
物語が好きです。

前にもいったけど、
一冊の本を読み始めるとき、
まず目を通すのは目次、まえがき、
あとがき、解説などのいわゆる付き物で、
本文はそれらが済んでから取りかかります。

そうじゃないと、
せっかく中身を読み終えたのに、
いやいやまだ残っているじゃん状態になるから。

毎朝やっているランニング通勤で、
ゴールにしているジム(シャワーを浴びるため)が
休館日であること忘れてて、
へろへろになりながらそこまでたどり着いて
「あっ休みだ!」と気がつき、
仕方なしにゴールを変更して
走って会社へ向かうような、
終わったつもりなのに
終わりじゃないじゃん状態を避けたいから。

おっと、
それはどうでもいいんだけど、
言いたかったのは、
最初に解説とかあとがきとか読むと、
「おっこれは笑える要素が期待できる」
などと先入観を持っちゃうこと。

そこにネタバレなんかがあるぶんには、
読んでいるうちに忘れちゃうからいいんですが、
先入観ってのは、
どういうわけか頭の中から離れない。

だから、
第1章が過ぎてニヤニヤがなくても、
いやこれからだと諦められず、
2章3章と進み、あれもしかして?
と思っているうちに最終ページに至るってこと
よくあります。

で、この『第五の季節』。

そのパターンでした。

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