作家を長くやって歳をとってくると
短編を書く気力がなくなってきて、
つくるものが長編にかたよってくるんだ
と言ってたのは誰だったかな…。
年齢とともに体力が衰えてきて、
それが創作活動に影響するんだったら、
長い作品こそ執筆していくのは大変で、
かかる時間だけ考えたら
すぐに終わらせられるだろう短編のほうが
すんなりこなせると思いきや、
そうじゃないらしい。
まあ人によって違うんでしょうけれど。
書き上げた原稿の枚数が同じだとすれば、
短編には1つ1つ違うアイデアを
盛り込んで仕上げないとだめだけど、
長編なら1つのアイデアから派生したものを
つなげて形にしていくのだろうから、
ひらめきの数からいえば
長いもののほうが少なくて済むってことでしょうか。
で、この『剣客商売六 新妻』。
じゃあこんな面白い連作短編は
どんな位置付けになるのかしら。
当ブログ執筆担当・きくちが書いた本はこちら。
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