2024年4月11日木曜日

『シャーロック・ホームズの凱旋』(森見登美彦)読みました。


社交性には乏しいと自覚しているので、
そもそも飲み会などにはそれほど誘われず、
あっても年に2、3回くらいなのですが、

コロナの3年を経て、さらにその間隔が伸びていき、
ようやくそんな宴席に参加すると、

そうした顔ぶれとは
もうだいぶ会ってなかったと懐かしく、
たがいの老け顔をおちょくり合う場面ばかりに
なってるような気がします。

会わずにいる時間があくと、
容姿ばかりでなく、性格というか、
中身というか、考え方というか、
そんな部分も変わってくる仲間は結構いる。

そういう席には我れ先に駆けつけ、
誰よりも大量にアルコールを摂取し、
店に入ったときには
「えっ、あの騒がしい若者グループの隣の席かよ」
としぶしぶ席についた15分後には、
その若者グループからのクレームできたと思われる
責任者らしき店の人から
「すみません、周りのお客様もいらっしゃるので、
 もう少し声のボリュームを下げてもらえませんか」
と常に名指しされ、
電車のある時間に姿を消したことはなく、
いつも日が出て街が動き出した中を
よれよれの足取りで帰って行った、あのヤンチャくんも
「ごめん、明日仕事なんだよ」
と二次会の誘いを断って、
終電までまだ何時間もある宵の口に
去っていったりしてます。
変わっていくもんです人は。

で、この『シャーロック・ホームズの凱旋』。

著者の森見さんの本は
デビュー作からずっと読んできました。
やっぱ、変わっていくもんだなと思いました。

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