前にもここに書いたような気がしますが、
いつのことだったか忘れているので
もう1回、ネタ使い回しします。
まとまりのある文章をつくるコツの件です。
どんなつたない文章でも、
冒頭で示す事柄と、締めになる結びの部分を
同じ内容にすると、
あらら、ちゃんとした書き物に見える
という不思議。
起承転結や序破急を意識して構成するとよい、
なんて言われますが、
たとえ「起承転結」が「承結起転」になっていても、
その前後を同一の内容でサンドイッチすれば、
読んだ人はなんとなく納得した感じになる。
ちとたとえが違うかもしれないけど、
騙し絵みたいなもんですかね。
なんか文例を出しましょうか、
なんでもいいんだけど、とりあえず
「その火は瞬く間にビル全体に燃え広がった」
で始まって、へぼへぼ構成の「承結起転」がきて、
「ビル全体を包んだ炎は3日間、燃え続けていた」
ってなれば、
中身の「承結起転」ところに、
初恋物語が来ようが、首相談話が挟まれようが、
大丈夫らしいです。
ぼくも書いてる内容に自信がないとき
よく使ったりします。
で、この『46番目の密室』。
期待したサンドイッチ形式じゃなかったけど、
それなりに面白く読めました。
当ブログ執筆担当・きくちが書いた本はこちら。
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