この本を読みましたって体裁にしていながら、毎回、
あまりにもそのストーリーには関係のない話ばかりで
恐縮なので、今回はこの作品の中でニヤっと
ほほが緩んだ場面を書いときましょう。
ネタバレにはならなず、たぶん読者サービス的に
面白味を加えるための描写と思われる部分です。
ホテルのロビーから主人公が、
そこに泊まっている仲間の部屋に電話をかけて、
急いで下りてこいと呼び出すシーン。
朝の時間で、
当人は少ししか眠れていないのはわかっていたので、
寝ぼけ声の彼に、10分待つからシャワーを浴びて
目を覚ましてくるように言う。
何をそんなに慌てる必要があるのかと不平気味の彼に、
差し迫った事態を端的に伝えると、
そんなことなら10分も使っていられない
「5分で行く」と答えた。
そして実際に彼がロビーに現れたのは
15分後だった。じゃんじゃん。
あ、さっき面白味を加えるためなどといいましたが、
それを意識させるような表現ではありませんでした。
説明じゃなくセリフだけのやり取りみたいな構成なんです。
おしゃれな感じで。
で、この『ストーンサークルの殺人』。
上記ニヤつき部分も含め、極上品でした。
あ、よく考えたら、ニヤつき部も伏線になってるわ。