感想文的な体裁をとっているのに、
毎度のごとくその本とは関係ない話になってるので、
やっぱ少しは作品に引っ掛かりのある内容にしなければ、
と今回もキーボードを叩き始める前に頭をよぎったのですが、
どうも、前回のレモンの話に、
もう一つ言いたかったことを書いていないと思い出し、
ため込むのは身体によくないと、
ヨボヨボ到来のお年頃だから健康配慮すべしと、覚醒したので、
『万感のおもい』からの続きいっちゃいます。
その万感の本は、文庫版で読んだものです。
3年ほど前に単行本で出てたやつが文庫化されたもの。
ほんで、
実はその単行本のほうも昔読んでいて、
判型は違うけれども内容はほぼ一緒の、いわば再読だったんです。
調べたら2022年の7月にこの感想文もどきも書いてました。
(ひょっとして過去のぼくも、同じレモン談義をしているかと、
恐る恐るその文章も読みました。けれどさすがに違うネタでした)
当然、初出の単行本にもレモンの話はありました。
ということは、3歳若い過去のぼくはきっと
「あっ京都なのか」とびっくりしているはずなんです。
(なぜびっくりなのかは前回分参照)
一度びっくりしたんだから、情報はインプットされ、
今回の再読では、もう驚くことはないだろうと考えられるものの、
その定理を覆すポンコツレベルの記憶力。
いや、頭の出来具合というより、
ぼくの中では、さださんの曲が常に、梶井さんの短編を
風呂敷包みするポジションにいて、本来の京都の話がチラ見えしても
聖橋から放る東京の話が、自動で閉まるカーテン的に
覆い隠しちゃうんじゃないかな。
で、この『さよならの手口』。
面白かったです。毎度すみません。