2025年12月25日木曜日

『万感のおもい』(万城目学)読みました。


梶井基次郎さんの『檸檬』は確か高校の
現国の教科書で読まされた気がするけど、違うかな。
いずれにせよ、若かりし頃のどっかの時点で
触れてる作品ではあるのです。

んで、
ごくたまに東京駅近くの本屋さん・丸善に行くときは、
あの短編小説に出てきたシーンを思い出し、
そうそうここにレモン置いたんだなどと
一人ニヤニヤしていたんです。

でも、梶井さんがレモンを置いたのは
東京の丸善じゃありません。
あの作品の舞台は京都なのであるな、これが。

たぶん若かりしあの頃の最初に読んだその当日くらいは、
自分の住んでる東京とは違う所の話と
認識したのかもしれませんが、

その次の日からは、あの話は東京で、
ストーリーは
「御茶ノ水駅の近くのくだもの屋で
 黄色のやつを1個だけ買って、
 そこから延々と東京駅の近くまで歩いて、
 本屋にイエロー果物爆弾を設置した」
に脳内改変されたんだと思います。

それ、さだまさしさんの『檸檬』を
あの頃毎日のように聴いていたせいなんですわ。
そしてこの本読むまで改変状態が継続していたんです。

で、この『万感のおもい』。

エッセイ集。梶井レモンの話が出てきて、
それ読んで「あっ京都なのか」とびっくり。
長年のすり替え記憶が矯正されました。

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