前の『マーブル館〜(下)』では
結局関係ない話として締めてしまいました。
車の話をずるずる引きずって収集つかない気がしたからで、
でも、あれを書く前に頭の中で描いていた文章の流れは、
昔の自動車の不具合に始まって、
→ 関連してテレビなんかも叩けば直ったもんだ
→ 今の機械はもっと複雑で繊細になっちゃったから、
そんなド根性方式では故障には太刀打ちできない
→ さらに不具合の様相も進化
→ 例えばパソコン。ちょっと前までは、
アプリケーションの挙動がおかしいときには、
再起動したり、インストールしなおしたりと、
あくまで目の前にあるマシンの操作で
何らかの対処をして復旧させるのが基本だった
→ まあそれは変わってないのかもしれないけど、
よりグローバルチックになっちゃって、
この前はソフトのメーカー側のシステム障害だかなんかで
なぜか、この目の前のパソコンにあるソフトが動かなくなった
→ それはまあ1日くらいで平常に戻ったけど、
その1日の間も仕事しなきゃだから、緊急対処法として、
一旦ネットの接続を切ってから起動するよういわれ、なんとかなった
→ ああ、世の技術ってのは変わってくんだな
→ 昔が懐かしいな。
という流れで展開して、締めは、作品のタイトルを書いたあとに、
この本はどっちかっていうと新しい志向というよりも
昔のミステリの良さ的なものを追っているような気がした、
ってまとめたかったんです。
で、この『栞と嘘の季節』。
そう、この作品もそんな感じがしました。