2021年1月29日金曜日

『ロックンロール・トーキョー』(木下半太)読みました。


昔、友だちから、
自作の小説ができたので
読んで感想を聞かせてくれないかと
言われたことがありました。

(この話、前にもどっかで
 紹介した気がするのですが、
 いつどこで書いたのか、
 細かいとこがまったく思い出せないので、
 まあいいかと書いちゃいます。
 もしかしたらそんな気がするだけで、
 どこにも誰にも言ってないかもしれないし)

それほど長い物語ではなかったし、
文章も読みやすかったので、
その日のうちに読み終えて、
次に会ったときコメントしてあげました。

内容はそこそこ面白くて、
たまに出くわす「これ売ってちゃダメでしょ」と
言葉がもれちゃうような作品と比べれば、
まったく「売っても問題なし」な作品でした。

でもその中の一部分だけ、
設定もセリフも心情描写もなんだか嘘っぽくて
「これだったらお金出して買った本だとしても、
 みんな満足して楽しめると思うよ。
 ただ、あの場面だけは少し直したほうがいいかも。
 ほかはリアリティ十分だけど、
 あそこだけ作り物って感じがした」
と言ったんです。

すると友だちは驚いた顔で
「ほかは全部想像で書いたんだけど、
 あそこだけ実話なんだよね」と。

で、この『ロックンロール・トーキョー』。

どうやらほとんど実話の物語らしいです。





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