あのとっても怖い「リング」シリーズの
著者・鈴木光司さんが昔、
とにかくできるだけ細かく説明すれば、
どんな荒唐無稽な設定でも
リアリティが出てくるって言ってました。
(と記憶しています。たぶん)
呪いのビデオを見た人が、
呪いウイルスに感染するなんて、
まぁあり得ないけど、
それがあり得るかもしれないって思わせる
こじつけを根掘り葉掘り詳細に徹底的に
書き込んでいけば、
うんうん、もしかしたらあるかもしれないと、
とりあえずフィクションの世界として
納得させられる。
そうなりゃ読者はわくわくドキドキで
作品にのめる込んでいける。
確か3作目では、その呪いウイルスが
コンピュータウイルスになっちゃうんじゃ
なかったでしたっけ。
(あ、もう一回読み直してみよっと)
で、この『眠れる美女たち(上)』。
まだ上巻だけなので、もしかしたら
下巻で言及されるかもしれませんが、
あり得ない不思議な現象についての説明は
まったくありません。
でも、周辺の人たちの描写は徹底的に細かいです。
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