2016年11月21日月曜日

『プレイバック』(レイモンド・チャンドラー)読みました。


ふらふらしていた若い頃。
会社をいくつ転々としていたか
覚えていないんですが、

その中の一つに
「これぞ親分」みたいな
度胸の据わった社長がいました。

ぼくがどんな失敗しても
「ああ、かまーねぇ、かまーねぇ、
 いいんだ、ンなもん」
なんて言って、

どっかに電話一本かけて、
失敗なんかなかったことにしてくれる。

しかも、それをとがめることもない。

他の会社からは買わないって約束で、
ものすごく安い値段で
仕入れていた品物だってことを、
ぼくが知らずに

「えぇー3日かかるんですか、
 B社さんは昨日頼んで
 今日持ってきてくれたのに」

なんて
電話口で言っちゃったもんだから、

隣で聞いていた先輩が、
「お前何言ってんだ!」
と怒鳴ったときも、

「かまーねぇ、かまーねぇ」
って何事もなかったようにしてる。

そのときは、
スグには電話しなかったけど、
あとで何かの手当をしたんでしょう。

それまでと変わらず、
安い値段で仕入れていたから。

そんな親分の好物が、
なぜかお菓子のキャラメルコーンでした。

「買ってこい」
と言われるたびに、

「ちゃうでしょ社長。
 違うモン買いに行かせてよ」
と思ってました。

ちゃうことって結構あるもんです。

で、この『プレイバック』。

チャンドラーさん好きだけど
読んでいなかった本。

……でもな、こんなだったっけ。
マーロウ探偵って。

ちゃうこともあるのかな。




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2016年11月18日金曜日

『グラスホッパー』(伊坂幸太郎)読みました。


たくさんの人の
アクセスが殺到する人気のブログや
フォロワーがごまんといる
ツイッターなどは、

たいてい批判的な内容の
投稿ばかり載せている傾向にある。

ってことを、何かで聞きました。

誰かのことをバカにしたり、
冷やかしたり、
揚げ足をとったりするのが、
みんな好きなんでしょうね。

そのほうが、いい事を書くより、
多くの分量を書ける気がするし。

で、この『グラスホッパー』。

この本については、
いい事しか思い浮かばないので、
ちょぴっとの文章しか書けません。

面白かった!

「むくげ」が「あさがお」。





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2016年11月16日水曜日

『俺の妹がこんなに可愛いわけがない4』(伏見つかさ)読みました。



前は少し違ったように思うんですが、
最近のランニング通勤で
一番つらいポイントは、

通過する信号の数でいうと、
1番目から3番目くらいまでの間です。

距離でいえば1キロ前後。
最初の信号は、
スタートしてから約800メートルの距離。

そこにつくまでの
はじめの半分くらいは、
身体をならすために超スローペースなので、
それほど息は上がりません。

でも、ペースはそのままなのに、
信号が見えてくるくらいの
距離になると、へろへろ度が急上昇し、

「わー!もうやめたい!」
と心の中で叫んでいます。

このとき、信号が赤になれば、
足踏み状態で休憩できるので、
なんとか助かる。

でも運悪く青信号だと、
休憩なしで
そこから約200メートルの
2番目の信号まで
走りを継続しなきゃなりません。

そんときは、
意識ももうろうとしています。

でも、
この信号はたいていは赤なので
そこで小休止できます。

とはいえ!
何かのタイミングで
2つ続けて青のときがあるのです。

そうなると、
あと300メートルほど先の
3番目の信号までは、
死んだ状態で走るのです。

で、この『俺の妹がこんなに可愛いわけがない4』。
2つ続けて青のとき、
3番目がさらに青だったのは、
これまで1度しかありませんでした。
それでも、3つ目の信号を超えると、
つらさを感じる機能も鈍化してしまうのか、
死んだ状態のまま、
約6キロを走り切れちゃうんです。

この本のシリーズはあと8巻ありますが…。




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2016年11月14日月曜日

『書店主フィクリーのものがたり』(ガブリエル・ゼヴィン)読みました。


現在形と過去形の使われ方について、
たしかちょっと前の
『ミスター・メルセデス(上)』
感想文もどきに書いた気がします。

さすがスティーブン・キングさんだけあって
物語はものすごく面白いんだけど、
訳の日本語が、英語そのまますぎて、
現在形が多く、リズムが合わないって。
なんかカクンカクンしちゃうって。

そのときは、
現在形が多すぎるとは書かなかったかな。
でも、多すぎてたんです。

英語の原作を書いた作家が、
日本語の翻訳をチェックしたくて、
もう一度直訳しなおしてもらい、
それを校正する人がいると
聞いたことがあります。

そのときに
「自分は現在形で書いたのに、
 過去形になっているじゃないか」と
ダメ出しする人もいるとか、いないとか。

で、この『書店主フィクリーのものがたり』。

訳者のあとがきで、
現在形・過去形の問題に触れていました。
現在形ばかりだったので、
座りが悪くなってしまったと。
でも、読み直してみて、
それで良かったのだと思ったと。

うん。ぼくもそう感じました。
この本に関しては、これが良かったです。





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2016年11月9日水曜日

『宇宙のはじまり』(多田将)読みました。


小学校の理科の時間。
うろ覚えなので細かなトコは
間違っているかもしれませんが、

「太陽と地球の大きさを
 比較してみよう」的な授業がありました。

ぼくらは、ピンポン球かビー玉か、
それとも工作セットらしきものに
入っていた積み木の中の木製玉
みたいなやつか……ま、そんなのを持って、
校庭に出ましょうと言われました。

「はい、こっちですよ」

などと先生に先導されながら、
グランドのハシの端のほうまで
連れて行かれ、
みんな塀づたいに並ぶように集まった。

そこで先生は
「ではみんな校庭のほうを向いてください。
 向こう側の隅に
 体育用具の倉庫が見えますね。
 あの建物が全部、
 丸い風船の中に入っていると思って、
 その大きさを思い浮かべてください」
と言いました。

「はーい」

「では、地球と太陽の大きさを比べます。
 今君たちが持っている球が、
 地球の大きさだとします。
 すると太陽の大きさは、
 今思い浮かべた体育倉庫を包んじゃう
 風船くらいの大きさになります」

「えー、ウソだ!」

「ウソじゃないですよ。
 それで地球の大きさが
 その球くらいだとしたら、
 太陽までの距離はここから、
 体育倉庫くらいあるんです」

「えー、ウソだ!」

で、この『宇宙のはじまり』。

世の中にある物質は
すべて原子からできていて、
その中身は、中心に原子核があり、
その周りを電子が回っているそうです。

で、原子核が
シャーペンの芯ほどの大きさだとして、
それを体育館の中心に置いたら、
電子は体育館の外側を
まわるくらいの軌道になるそうです。

って、この本に書いてありました。

「えー、スカスカじゃん!」
「ウソじゃないですよ」






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2016年11月7日月曜日

『夢の新エネルギー「人工光合成」とは何か』(井上晴夫)読みました。


コンピュータの
アプリケーションをつくるとか、
システムを開発する
とかいったとき、

完成度の高いものに
するための秘訣は何かと、

その道の技術者に
質問したことがあります。

返ってきた答えは

「なるべく少人数でやること。
 できれば全部を一人でやること」
でした。

どんなに高機能なソフトであろうが、
複雑なシステムであろうが、

いや逆に規模が大きくなればなるほど、
大勢がかかわるのではなく、

一人の頭で最初から最後まで
仕上げるのがいいって、
その人は言ってました。

ぼくは、
複数のライターさんに手伝ってもらいながら、
一冊の本を仕上げる仕事をやってきたので、
この技術者さんの言うことは
身にしみてよくわかりました。

たくさんいればいるほど、
収拾つかなくなっちゃうというか、
統一感がなくなちゃうというか。

分担するから
作業自体は短時間で終わるんだけど、
いわゆる「でき」が、
どうも納得いかない。

それを納得させようと
修正していると、
結局、
自分一人でやったほうが早い
なんてことになる。

で、この『夢の新エネルギー「人工光合成」とは何か』。

あとがきをみると、
たくさんの執筆者がいたようです。

でも、読んでいて、
統一感がないなどは
微塵も感じませんでした。

まるで
全部一人でつくったみたいな完成度。
すごい!





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2016年11月4日金曜日

『俺の妹がこんなに可愛いわけがない3』(伏見つかさ)読みました。


今は出勤するのに
約6キロの道のりを
ランニングで通っていますが、

5年ほど前は走る習慣もなく、
そのときは会社までの距離も
10キロくらいあったので、
チャリを使っていました。

チャリ以前は、電車通勤。

それだけでは運動不足だったから、
まず会社近くのジムまでいき、
プールで泳いでいました。

そのとき自分に課していたのが1キロ。
25メートルプールなので20往復です。

約30分ほどの水泳時間中に
しばしば思い出していたのは、
水泳部だった友だちが

「部活の最中プールに入ったときは
 底に足をつけると先輩に殴られた」

って言葉でした。

それと同じような掟は
ぼくが入っていたバドミントン部にも
ありました。

先輩の話を聞くとき、
常につま先立ちしなくはダメで、
かかとをつけると叩かれるんです。

で、ジムで泳いでいたときは、
その友だちのことを思い出し、
どんなにキツくなっても、
底に足をつけないようにして、
20往復のゴールまで、
溺れかけながらたどり着いていました。

今やってるランニングでも、
「底に足つけ禁止」の代わりに
「とまる&歩き禁止」を自分の掟にして、
へろへろになりがら、走り抜いています。

途中でやめるとか、
適度に休みを入れるとか、
そういうスマートなやり方が、
どんなことに対しても
できなくなっているのは、
きっと、
若かりし頃のトラウマが
影響しているんだと思います。

で、この『俺の妹がこんなに可愛いわけがない3』。

ふーっ。
シリーズ全巻を読み終えるまであと9巻あるのか…。





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2016年11月2日水曜日

『天切り松 闇がたり 5 ライムライト』(浅田次郎)読みました。


このブログ、
グーグルブログで作成したものを
会社のホームページの
端っこのコーナーにリンクを貼っただけなので、

読んでくれている人の数なんて、
たかがしれているんだろうな
って思っていました。

まあ、
会社のサイト全体のアクセス数も
それほど多いわけじゃないから、
「たかがしれている」の予測は
間違いじゃないんですけどね。

でも、でも、しかし。

このあいだ出席した同窓会で、
久々に会う人たちの3人に一人が
「お前の本のブログ、読んでるぞ」
って声を掛けてくれるんです。

なんだかこそばゆくなって
「あ、どうも」
くらいしか答えられませんでした。

しかし、これを読んでも、
紹介している本の内容や、
面白いかどうかの善し悪しは、
わからないだろうな。
もっと内容を書かないとダメだよな…。

で、この『天切り松 闇がたり5 ライムライト』。

内容の紹介はほかの情報サイトに譲るとして
「いい本です。オススメです」
……あ、まただ。





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2016年10月31日月曜日

『天切り松読本 完全版』(浅田次郎)読みました。


前回、
長距離の電車移動のとき、
読みかけの本を忘れて、
急遽同じ本をもう1冊買った
といいました。

そのときの移動時間は、約3時間。

読みかけ本は、
残りわずか数十ページだったので、
その1冊だけでは、
時間を持て余してしまいます。

なので、
忘れてしまった読みかけの
『天切り松4』と一緒に
ほかの本も購入しました。

『天切り松』シリーズは今、
5巻まで刊行されているので、
普通なら「4」の次の「5」を
買うところです。

でも、その「5」はすでに入手済み。

家の本棚の
積ん読スペースに置かれているんです。

「4」をダブって買ったので、
ついでに「5」も「2冊にしちゃえば」と
左肩に乗っている
黒い妖精にささやかれました。

と、
即座に右肩の白い妖精が
「もったいないコトしちゃダメ。
 お金が無駄でしょ。
 あなたはそんなにお金持ちじゃないハズよ。
 同じ本を2冊買うなんて!」
とお叱りの言葉をかけてきたんです。

少し迷った末、
ぼくが聞き入れたのは
右肩の白い妖精のお言葉でした。

続きの5巻は
家に帰ってからのお楽しみとして
そのときは我慢したんです。

ってことで、
別の本を買わなくてはいけません。

で、買ったのがこの『天切り松読本 完全版』。

シリーズ全体の解説本
という位置づけでしょうか。
結局「天切り」系。
だって、電車の時間のもあったし、
ほかの本を選んでるヒマがなかったんですもの。





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2016年10月28日金曜日

『天切り松闇がたり4 昭和侠盗伝』(浅田次郎)読みました。


長時間、電車に乗らなくては
いけない用事ができて、
座席に固定され縛られるのは
イヤだけれど、
それにまさる楽しみもあります。

「やったー! どっぷりと本が読める!」です。

そんな期待を持ちつつ電車に乗り込み、
「さー、続き続き!
 確か東郷平八郎元帥のとこに
 盗みに入るんだったよな……」
とカバンをたぐり寄せると、

「えっ!? そうか!
 いつもカバンじゃないんだ」

本を入れたのは、いつものカバン。
今日は長距離移動で、
違うカバンを持ってきたから、
本が入ってない……。

「げーどうしよう!」

そこで目に飛び込んできたのが
本屋さんの看板でした。

「そうか、買えばいいんだ」と、
そのわりと大きな書店に入り、
違うカバンに入れてしまったのと
同じ本を買いました。

「ふーっ、よかった」
電車の座席に身を沈め、
続きの作品世界に浸り
……あー面白かった。

そして、その読み終えた本は、
前の背もたれについている
座席ポケットの中に置いてきました。

次に乗った人へのプレゼント。
面白いから読んでみてください。

その本がこれ
『天切り松 闇がたり4 昭和任盗伝』。

ぼくには、
違うカバンに入っている同じ本があるから、
ほかの人にプレゼントしても大丈夫。

どうか、ゴミと一緒に捨てられませんように。





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2016年10月26日水曜日

『天切り松 闇がたり3 初湯千両』(浅田次郎)読みました。


確かぼくが20代後半の頃だったと思います。
『一杯のかけそば』ってお話(小説?)が
ブームになりました。

でも、その頃のぼくは(今もそうですが)、
テレビをあまり観ず、世間の流行にもとんと疎くて、
ブームの最盛期でもその話題を
耳にしてはいませんでした。

そんなとき、友だちから
「あの『一杯のかけそば』の人、
 なんか悪い事してたんだって?」
と話を振られたんです。

「えっ? かけそば? 何それ?」

ぼくが逆に聞き返して、
世の中が〈かけそばブーム〉だったことや、
作者に何らかの疑惑が掛けられて
ブームがあっと言う間に
終わったことなどを知りました。

涙なしには読めない
〈かけそば〉のお話を書いた人に、
よくない噂が立ち、
バッシングで晴れ舞台から引き下ろされる。

売れっ子アイドルの話みたいだなって思いました。

実はぼく、
この引き下ろされた作者さんを、
最近まで別の作家さんと勘違いしていたんです。

そう、浅田次郎さんだと思ってたんです。

それでなんとなく
その作品を読むのを避けていたような
感じだったんです。
まったく失礼なことですよね。ごめんなさい。

で、この『初湯千両 天切り松闇がたり3』。

勘違いだとわかって、
浅田作品を読むようになってよかった!
だって、ホントに面白いんですもの。






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2016年10月24日月曜日

『俺の妹がこんなに可愛いわけがない(2)』(伏見つかさ)読みました。


上中下の三分冊くらいまでの
シリーズだったら、最初の巻で

「あーあ、退屈だなあ」と感じても、

我慢して(というか、
どこが退屈なのか探そうとして)、

残りの中下巻を読みます。

でも、
それが5巻以上の続きモノだったら、
たいていは途中で切り上げちゃう。

最初の1巻を
どきどきワクワクで読み進めたとしても、
次巻がダメだと、

シリーズの残りの巻数を考慮しながら、
続けて読むかどうか考える。

それで「よし、続きも読むぞ」と
決めたときに限って、

ほかの好きな作家の新刊が
いくつも出ていて、
買うかどうかのボーダーライン付近に
ある作品をことごとく振り落としていく
時期に重なる。

本代に充てられる予算との兼ね合いで、
続刊の購入は却下されてしまい。
そのまま忘れていくんですね。

で、この『俺の妹がこんなに可愛いわけがない2』。

シリーズ2巻目。
少し前に書いた最初の巻のエセ感想文で、
シリーズ全12巻が、今うちの本棚に
並んでいることを紹介しました。

だから、
いくら続きを読まないと決めても、
そこにある。

あるんだから、読む。

続刊購入で悩まなくてもいいのだから、
読む。

最初の巻より、失速しているな……
と思っても読む。

きっと3巻目は巻き返してくれるでしょ。
12巻も続いているんだから。





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2016年10月21日金曜日

『チルドレン』(伊坂幸太郎)読みました。


一度行ってみたいと思いながら、
仕事が立て込んでいたり、
予定が合わなかったりで、
まだ体験できないイベントがあります。

真っ暗闇の施設の中を、
目の見えない視覚障害者に
介助されながら探検していく
「ダイアローグ・イン・ザ・ダーク」
という催し。

(ウィキペディアによると
 「エンターテインメント形式の
  ワークショップ」)

今年のはじめくらいに
ここで紹介した
『目の見えない人は世界をどう見ているのか』
って本で知って、

それを主催している人が書いた
『暗闇から世界が変わる
 ダイアログ・イン・ザ・ダーク・ジャパンの挑戦』
を読んで詳しい内容がわかったら、

「こりゃ一度、自分で体験しなきゃいかん!」
と思ったんです。

当たり前だけどぼくは、
目で見て得られた情報から、
いろんな判断をして、
どうにかこうにか生きています。

でも、本当はこの見えてる情報って、
かなり限定的で、
自分をとりまくぐるりの全部のうち、
ほんの爪のカスぐらいしか
認識できていないんじゃないかななんて、
勘ぐっているんです。

んで、逆に
目からの情報が入ってこない人のほうが、
もっと本質的な情報を
入手できているんじゃないかなって
思ったりするんです。

で、この『チルドレン』。

ダイアローグ・イン・ザ・ダークには
まだ行ったことないけど、
そこで体験してきたような感じがしました。





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2016年10月19日水曜日

『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』(伏見つかさ)読みました。


この
『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』
は再読です。

最初に読んだのは4年程前。
そのときすでにシリーズ化されていて、

「これは面白いから、続編も全部読もう!」
と勢い込んだを覚えています。

そんときはそう思って、
いそいそと自宅の本棚に差し込むと、

その頃大学生だった娘が

「あ、それ持ってるよ。
 続きも全部揃っているから
 勝手に読んでいいよ」と。

「お、そんじゃ買う手間省けたわ!
 読む読む!」

なんて会話したのが、
何度も言いますが4年程前です。

娘が自分の部屋の本棚に
ラインアップしている……

それを知っただけで
安心しちゃったんでしょう、
ぼくのひ弱な脳みそは。

それから、この本のことを
すっかり忘れてしまったんです。

そんなこんなで月日は流れ、
つい先日。

居間にある本棚が
ぱんぱんになってきたので、
そろそろブックオフへ持って行く
ドナドナ対象の本を
整理しなきゃってことで、

あの本この本を紙袋に詰めているとき、
またまた娘が、
「じゃーこれも一緒に持って行って」
とどっさり置いたのが、

『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』の
全12巻でした。

あちゃー。そうでした。

ということで、もう一回。
最初の1巻目から読み直し。

ドナドナの荷馬車に載せるのは、
12巻を全部読み終えてからにします。

おもろいんだなぁ、これが。




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2016年10月17日月曜日

『残侠 天切り松 闇がたり2』(浅田次郎)読みました。


自宅の居間で
つけっぱなしになっていたテレビを、
見るとはなしに見ていたら、

ユニークなパンを自作する
素人ママさんが出演していました。

なんでも、
まだ幼い自分の子どもが描いた絵
(ゆがんだ丸とよれよれの線だけで
 構成された人のような
 幼稚園に貼られているのを
 よく見かけるようなシュールな作品)
を、そのままパンの模様に
再現するらしいんです。

オーブンから焼き上がったパンを取り出し、
それを切ってみると、
切り口にシュール絵画が出現します。

細長いヤツをとんとんとんと切っていくと、
どの切り口からも、
笑顔の坊やが現れる金太郎飴
みたいな感じです。

レポーターが
「自分の絵がパンから出てくるなんて、
 お子さん、喜んだでしょうね?」
と質問すると、

パンづくりママさんは
「はい。
 最初は飛び回って嬉しがってくれました。
 でも人間って慣れるとダメですね。
 何度もやっているうちに、
 反応が薄くなっちゃって」

うーん、そうなんですよね、
いいものでも、慣れちゃうとね。

で、この『残侠 天切り松闇がたり(2)』。

天切り松という主人公が、
自分の過去の経験を語っていく形式の
連作短編集の2巻目。
いいお話で面白いんです。

ただ、1巻から勢い込んで
読み続けちゃったもんだから
…これも「慣れ」っていうんでしょうかね。

3巻目は少し間を空けて読も。





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