2016年10月28日金曜日

『天切り松闇がたり4 昭和侠盗伝』(浅田次郎)読みました。


長時間、電車に乗らなくては
いけない用事ができて、
座席に固定され縛られるのは
イヤだけれど、
それにまさる楽しみもあります。

「やったー! どっぷりと本が読める!」です。

そんな期待を持ちつつ電車に乗り込み、
「さー、続き続き!
 確か東郷平八郎元帥のとこに
 盗みに入るんだったよな……」
とカバンをたぐり寄せると、

「えっ!? そうか!
 いつもカバンじゃないんだ」

本を入れたのは、いつものカバン。
今日は長距離移動で、
違うカバンを持ってきたから、
本が入ってない……。

「げーどうしよう!」

そこで目に飛び込んできたのが
本屋さんの看板でした。

「そうか、買えばいいんだ」と、
そのわりと大きな書店に入り、
違うカバンに入れてしまったのと
同じ本を買いました。

「ふーっ、よかった」
電車の座席に身を沈め、
続きの作品世界に浸り
……あー面白かった。

そして、その読み終えた本は、
前の背もたれについている
座席ポケットの中に置いてきました。

次に乗った人へのプレゼント。
面白いから読んでみてください。

その本がこれ
『天切り松 闇がたり4 昭和任盗伝』。

ぼくには、
違うカバンに入っている同じ本があるから、
ほかの人にプレゼントしても大丈夫。

どうか、ゴミと一緒に捨てられませんように。





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