2016年10月11日火曜日

『ミスター・メルセデス(下)』(スティーヴン・キング)読みました。


家族が集まる
にぎやかな居間で勉強する子と、

誰にも邪魔されない
自分の部屋でやる子とでは、

どちらのほうが成績がいいか。

ぼくだけを対象とするなら、
間違いなく、
静かな環境の自分の部屋です。

でも、
そうじゃないらしいってことを、
どっかで聞きました。

頭がいいって評判の子どもは、
家族の話し声や
テレビからの笑い声なんかがあっても、

ソファーの前に置かれた
背の低いテーブルや
コタツなんかの前に腰を下ろし、

一人カリカリと勉学にいそしみ、
むしろ
自分の部屋なんかでやるよりも
集中できるんだとか。

原稿を書いているときに、
音楽が流れてきたら、
いつの間にかその歌詞を
打ち込んでいるようなぼくには、
到底真似できない芸当です。

本を読んでいるときだって、
テレビの音や誰かの会話が耳に入ると、
活字の文章が頭に入ってくるスピードは、
高速道路の
帰省ラッシュ大渋滞より遅くなる。
1ページ読むのに30分もかかったりする。

で、この『ミスター・メルセデス(下)』。

テレビの音がガンガンで、
家族がわいわいしている中でも、
すいすいページがめくれてました。

もしかしたらぼくは
「頭がいい」って評判の
子どもになれたのか、と思いました。

はい。それはとんだ勘違い。

周囲の雑音を寄せ付けないほど、
面白かったんですわ、この本。







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