例によって誰の発言だったのかは
忘れちゃったんですが、
「どの作り手も、
欠点が欠点になった理由ばかり
口にするんだよね。
時間がなくて狙った天気で撮れなかったとか、
ちゃちな装飾しかできなかったのは
予算がなかったからとか、
しがらみであのヘタクソを使えって言われてさ、とか。
聞きたいのはそんなんじゃなく、
おすすめポイント的な、
あそこが気に入ってるんだよね的な、
その作品を撮ったことに関する
ある意味、自慢話なんだけどな」
と確か映画監督の人が言ってました。
映画祭なんかで作品が上映された同業者たちと
話をしたときの印象だったかと。
ずっと言い訳を聞かされてたってことらしく。
で、この『バベル(下)』。
どういうわけか、読んでる最中も、読んだ後も、
誰だか忘れちゃった映画監督氏と
同じような気持ちになりました。