2025年4月24日木曜日

『恐怖を失った男』(M・W・クレイヴン)読みました。


ストーリーの結末なんかを事前に知らせちゃう、
いわゆるネタバレは、せっかくこれから
ドキドキワクワクを楽しもうとしているのに、
興をそいじゃうからNGだってのはわかります。

それと同じように、
主人公がこれから起こそうとしている
思いもよらないびっくり仰天を、
事前に教えちゃうような話の流れは、
普通の作家さんなら、採用しないものでしょう。

例えばゴキちゃん1匹も近づけない
鉄壁のセキュリティに守られた宝石を、
華麗に盗み去るルパン一味の活躍(?)を
クライマックに描こうとしたとき、

その場面がくる前に、
ジゲンやゴエモンらと詳細な作戦会議して、
こうしてああしてこうなるんだぞ、
みたいな話し合いのシーンを書いちゃって、
実際にその通りにことが運ぶ、
なんてのはありえない。
内容の重複にもなるから読者に飽きられちゃうし。

もし、それをするんなら、
作戦にはなかったアクシデントに見舞われるなど、
思い通りにならない状況を持ってくるんでしょうね。

と、読んでる途中で作戦会議がでてきたら、
そういうひねくれた予想をしながらページを
めくるのがいつもの読書スタイルです。

で、この『恐怖を失った男』。

そのルパン作戦みたいな前振りが出てきたから、
ウッと身構えて待ってたら、
作戦までいく前に、まったく違うエピソードが
展開されたりして、楽しかったな。

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