2025年4月10日木曜日

『巷説百物語』(京極夏彦)読みました。


前回まで長いこと
『ソーンダーズ先生の小説教室』から
ネタを引っ張り続けてきたせいか、

そういうなんていうか、
人生って何だろうみたいな中2病的
もやもやがかかった頭で
どの本も読み進めるという
できれば避けたいマイブームが
意識の中で起きているみたいで、

それにつられて
唐突に思い出してしまったのが以下の昔のこと。

フランス語でカミュさんの『異邦人』冒頭を
そらで言えるコワモテの先生に対し、
ぼくがドヤ顔で
「あれってつまり、人は何のために生きるのか、
 その答えは絶対にわからないもので、
 でも、わからないとわかっていながら、
 その答えを探すのが人間なんだ」
と言いたいんですよね、

と、ほざいたら、

とっても冷たい視線を、超高速で返され
心臓に突き刺さり、もう30年以上もたつ今も、
こうやってうずいて、ブログに書いたりするんです。

で、この『巷説百物語』。

作中のセリフ引用します。
【この世はみんな嘘ッ八だ。その嘘を真実(まこと)と思い
込むからどこかで壊れるのよ。かといって、目ェ醒まして本
物の真実見ちまえば、辛くッて生きちゃいけねェ。人は弱い
ぜ。だからよ、嘘を嘘と承知で生きる、それしか道はねえん
だよ。煙(けむ)に巻いて霞(かすみ)に眩(くら)まして、
幻見せてよ、それで物事ァ丸く収まるンだ。そうじゃねェか】

これ読んで、ぼくがコワモテ先生に言ったことって、
当たってるかも、と思いました。

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