おっとっと、気がついたらこの感想文もどき、
結構前から『ソーンダーズ先生の小説教室』の
引用で通しちゃってます。
まあ、続きもまだ残っていることだし、
今回もそうしましょう。
ロシア文豪が目指した「疑問に答える」。
疑問項目の6番目からですね。
もう、もったいぶらずに最後までコピペします。
「一方がありとあらゆるものをもち、
もう一方がなにももっていないという状況で、
どうして平穏を得ることができるだろう?」
「互いに愛し合うように求められていそうなのに、
最終的には酷く離れ離れになってしまう
と決まっているこの世界で、どうしてよろこびを
感じて生きていけるだろう?」。
これで全部なので、もうああだこうだいわず、
で、この『本所おけら長屋(八)』。
舞台は江戸。貧乏長屋に暮らすお馬鹿さんやら
堅物やら小心者やらおかみさんやらなんやらな
世話焼きの人たちがバタバタとストーリーを進めていきます。
明らかに「もう一方」側の「なにももっていない」人。
でも彼らの心の中は「平穏」みたい。
んで、みんないずれは
あの世にいくのをわかっているだろうけど、
日常の8割の時間で「よろこびを感じ」ているみたいです。
これ、ロシア文豪が目指した疑問の答え、のような。