2023年1月11日水曜日

『捜索者』(タナ・フレンチ)読みました。


神聖な本という存在に対し誠に失礼な
「シチュエーションずらしの3冊並行読書」
をしているぼく。

それぞれの場面で1日にめくれるページは
いかほどかと思い返してみると、
あまり波風の立っていない平常なときで、
会社の昼休み=30頁、
帰宅時バス車中=20頁、
就寝前=50頁くらいです。

なお、就寝前の数字は
休みの日にゴロゴロしながらめくれちゃう
200頁ほどを含めてです。
平常なときの休みを考えると
一週に一度だから7日で割って
1日約30頁。
それにリアル寝る前の20を足して
50と算出しました。

これをみると、
一冊を一番早く読み終えられるのは就寝本で、
次に昼本、最後がバス本になる。

とはいえ、それは平常時。
なんやかんやで立て込むと
バランスはものの見事に崩れます。

一番に影響の出るのが
仕事に追われまくり
休みなどとは言ってられないときで、
そういうときには
ベッドに入っても瞬く間に眠っちゃうので、
50と見込んだ就寝本の数字が
一桁少ない5になったりします。

で、この『捜索者』。

就寝本でした。しかも立て込み時。
日速5頁、せいぜい10でした。
もっと続けて読めれば
面白いと思えたかもです。




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2023年1月5日木曜日

『老神介護』(劉慈欣)読みました。


小松左京さんの代表作が
『果てしなき流れの果に』だと言われて、
えっそうなの知らなかったわ、
と思ったので、今、読んでます。

プロローグが恐竜の生きていた時代の話で、
その十数ページを読んでいる途中、
『果てしなき〜』のタイトルを思い出し、
これはきっと太古の昔から徐々に現代まできて、
そんで遠い未来まで
長い時間軸を描く作品なんだろうと思ったら、

第1章で(今はその1章の途中まで読み進んでるトコ)
いきなり現代になったから、
やっぱぼくの推察力ってポンコツだなと思いました。

で、この『老神介護』。

短編集。その中の1つに『白亜紀往事』
って話があり、それが恐竜の話で、
ちょうど別の読書時間(バス車中)に
『果てしなき〜』のプロローグを読んでいるときだったので、
頭がごっちゃになりました。なんか似てた。




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2022年12月27日火曜日

『べらぼうくん』(万城目学)読みました。


その分野に精通していないからこそ、
わかりやすい本がつくれる、
と勝手に思っているぼくなので、
余裕のあるときには
ジャンルを問わずどんな書籍の制作も
ほいほいと請けてきました。

高校の先生向けに、
生物の教科書に沿って教える
ポイントを並べたガイドブックなんかも
つくったなあ。

生物つながりでいえば、
シロアリ駆除のノウハウ本とかも。

そんな仕事の中に、
シェイクスピアの戯曲を
紹介する書籍がありました。

精通していないからこそ、
自分が理解できるように
徹底して噛み砕いてつくったら、
結構評判がよくて、
よかったなあと思ってたら、

テレビ番組でシェイクスピア解説者として
出演してくれないかって誘いがきて、
いやいや精通してないですからと、
丁寧にお断りしました。
あんとき無理を承知でうんって言ってたらと、
ときどき思います。

で、この『べらぼうくん』。

作者の万城目さんも、
コメンテーターのオファーがあって
断ったと本の中で言ってました。
ワイドショーでの万城目さんも見てみたいなと、
ときどき思います。




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2022年12月22日木曜日

『射精道』(今井伸)読みました。


自分で書いたものであっても、
記した内容は右から左へ忘れていくのが
ぼくの常態なんですが、
ときどきその通常ルールを
逸脱することもあるんです。

3年近くも前に
(検索をかけてみて、経過年数がわかって、
 そんなに前だったのかと驚きました)
この感想文もどきブログでいったことも、
なぜか思い出せちゃう逸脱物件でした。

新刊の本に挟んである出版社のチラシの件。
同時期発売の作品を
「今月のラインナップ」とかいって
並べて印刷してる小さいペラペラの、
よく栞代わりにするやつです。

そこでは、
チラシにある作品の並び順は
誰がどうやって決めるのだろう
って問題提起したんです。

そのとき読了した藤井太洋さんの小説のほうが、
チラシ内トップ扱いで
でかでかとスペースをとって紹介されていた
某作品よりも面白いのに「おかしくない?」って。

そういうの、よくあるんです。
ぼくが面白そうと思ったのは、
みんが面白くなくて、
みんが喜ぶのはぼくにはつまんなくて
みたいな。

で、この『射精道』。

みんなは関心を寄せないだろうなと思ってたのに、
結構売れているみたいですこの本。
チラシで大きな扱いだったのかな。




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2022年12月20日火曜日

『へろへろ』(鹿子裕文)読みました。


本を読んでいて、
その物語の中に出てきた別の本や、
巻末の解説で紹介されていた
別の作家さんの作品が面白そうで、
次はそっちを読んでみる
って例は結構あります。

本を選ぶときの5分の1くらいは、
そういう感じでリストに書き留めたものです。
(あとの5分の4はメディアで紹介されていたり、
 広告だったり、ネットの書評だったりで
 興味がわいたもの、または好きな作家さんの新刊です)

そういうのは大抵、
今まで知らなかった人の書いた作品です。
それをきっかけに、
もしや新たなお気に入り作家が増えるかもしれない、
なんて期待でわくわくしながら、
本屋さんの棚から抜き、レジに持っていくんです。

それとは逆に、
新しく読んだ本の中に、
既読の作品が出てくるときもある。
でも、そんなときは、
「ああ、それ読んだな」くらいで
スルーするのが通例になっていました。

で、この『へろへろ』。

この本読むのは確か3回目。
少し前に読んだ『シンクロと自由』の中に出てきて、
今回はスルーせず、読み返しちゃいました。
面白かった。




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2022年12月15日木曜日

『三体X 観想之宙』(宝樹)読みました。


ワサビは緑っぽい色、
和カラシは黄色っぽいおうど色、
しかもチューブのラベルには
きちんとそれぞれの名前が書いてあるから、
幼稚園児でもない限り、
いや幼稚園児であっても、
しっかり確認すれば間違うわけはないんです。

それなんで間違うんでしょうかね、ぼく。

刺身を食べようと思ったら、
普通はワサビを溶いた醤油につけます。
それをなぜか、
冷蔵庫からカラシのチューブをとってきて、
目の前で絞って出し、醤油まで垂らして、
溶きまでして、その段階でも気づかない。

おいしそうな短冊状のイカの刺身を
2、3切れ箸でつまみ、
そこにしゃらしゃらとひたしても気づかない。

箸を口元に運び、もぐっとした瞬間に、
あれ? と思って、このイカ傷んでるかなどと、
頭の中にはてなマークが浮かんで、
この味はワサビじゃねーとわかって、
チューブをよくよく見て、
初めて気づいたんです、このあいだ。
あーあ、老化現象かな、これも。
って、たそがれつつ、
意外とカラシでもOKじゃん、
なんて思っていました。
強がりとか、ごまかしじゃなく。

で、この『三体X 観想之宙』。

本屋さんに持参した購入本リストには
『老神介護』と『流浪地球』書いてありました。
家に帰ってカバンから出したら
『老神介護』と『三体X』でした。
面白かったからいいか。
強がりとか、ごまかしじゃなく。




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2022年12月13日火曜日

『殺しへのライン』(アンソニー・ホロヴィッツ)読みました。


少し前に読んだ、小説の書き方の本では、
読者を引き込むには謎を入れないと
ダメだといってました。

謎、ミステリーの要素ですね。
こんな殺し方、どうやったんだろうとか、
誰にも恨まれるような人じゃない
って書いてあるのに
何で殺されちゃったんだろうとか。

わからないことを、
わからないままにしておくのは
確かに気持ちが悪く、
わからないことをわかりたいって欲求が
ページをめくらせるんだろうと思います。

ただ、その一方で、
謎解き要素などまったくなくて、
あったとしてもしょーもないトリックだったり、
仕掛けがあちこちほころびていて
ツッコミどころ満載だったりしても、
そんなのは気にせず、
ゴクゴクバクバクと読み進められる本もあります。

ぼくの場合、
おバカな登場人物がおバカをしているストーリーだと、
ゴクバク読みができる傾向にあるようです。
それと、噛み合わないけど、
なぜか前進していくセリフのやりとりがあるとき。
笑いの要素ってことかしら。

で、この『殺しへのライン』。

作家と探偵が登場するシリーズの確か3作目。
謎は出てきました。
それでページをめくる力はわきました。
ただ、もう1つの「笑いの要素ってことかしら」は、
ぼくには少し不足でした。




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2022年11月29日火曜日

『鉄塔 武蔵野線』(銀林みのる)読みました。


ある女性の作家さんは、
自分の感性の変化を
定点観測的に客観視して分析するため、
『風と共に去りぬ』を
数年おきに読み返しているそうです。

(「ある女性の〜」などと、わかっていながら
 匿名で書いているんだぞ的な表現で始めましたが、
 いつもの通り、その人が誰だっか
 忘れてしまっただけなんです。
 もっといえば、女性であったかどうかも
 定かではありません。
 女性が主人公の『風と共に去りぬ』なので、
 きっと女の人が言ったことなんだろうって、
 短絡的に考えただけで
 ……すみません。
 それに、くだらないカッコ書き注釈で
 こんなにも文字を埋めてしまったのも
 ……すみません)

同じ小説でも、
若い時に読んだときと、年齢を重ねてからでは、
全然違う印象になるとは、よくいわれることで、
その変化の具合を
小刻みに確かめる行為に感心しました。

しかも、あの大長編のスカーレット・オハラ。
数年おきに読み返すって言ってたけど、
ぼくなら読み終えるのに数年かかるだろうから、
同じことしようと思ったら、
最終ページを閉じた翌日に、
また最初から読み始めるないとダメそうです。

で、この『鉄塔 武蔵野線』。

何年かぶりの再読でした。
最初のときより、感動は少し減。




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2022年11月25日金曜日

『イヴリン嬢は七回殺される』(スチュアート・タートン)読みました。


確かAmazonの電子書籍端末の
テレビCMだったと思うんですが
(例によって自信はないです)
街頭インタビューで
「本の良さってなんですか?」
と尋ねていくシリーズがありました。

その質問に答えた人の中に
「本を読んでいると、
 その世界にのめり込んで、
 日常の雑事を忘れられるのが好き」
と笑顔を見せた青年がいたんです。

それ聞いたとき
「どうせやらせだろう」なんて
やらしい気持ちはまったく浮かばず
心から「いいな」と思いました。

その頃のぼくは、本を読んでいても、
たいていその内容以外のことが
頭の中でちらちらして、
のめり込むことなんか、
めっちゃごく少なかったから。

でも、ですね。
それが最近「めっちゃごく少」から、
なんの形容詞もつかない「少」
もしくは「中」くらいになっているんですわ。

生活の環境が変わり、わずらわしいことが
少なくなったわけではありません。
ここ何十年も
わずらわしさの数は人一倍です。

なのに何で「中のめり込み」まで
いけるんでしょうかね。

集中力がついたと
ポジティブに考えたいけれど、
たぶんそうではなく、
複数のことを同時に処理する
マルチタスク機能が
マイ頭脳からポロポロと剥がれ落ちているのかも。
ひとつのことしか情報処理できない頭になっている
そんな感じです。

で、この『イヴリン嬢は七回殺される』。

だってこの本「少」どころか
「中」を超えて「多」も見えたほどの
のめり具合だったのに
登場人物の名前も覚えきれず、
ぐちゃぐちゃだったんですからマイ頭脳。
でもなぜか面白かったです。




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2022年11月22日火曜日

『シンクロと自由』(村瀬孝生)読みました。


半年ほど前に亡くなった映画評論家の
佐藤忠男先生の講演を昔、聴いたことがあります。
(もしかしたら、映画学校時代の邦画鑑賞の授業かも。
 いや、友だちの撮ったドキュメンタリー上映初日の
 セレモニー講演だっかかも……
 すみませんはっきり覚えていません)

お話の内容は、
昔の日本の農村はどのように
共同生活を送っていたのかというものでした。

ほとんどの農村では、
何か決め事をするときは、村に住む全員が
必ず賛成しないとダメという決まりが
あったといいます。

誰か一人でも、
「そんなのは嫌だ」という人がいたら、
やらない。

その前提があるから、
どうしてもやらなくちゃ村が困るってときには、
反対意見の人を何とかなだめて、
「わかったいいよ」と言ってもらえるまで、
みんなで粘る。

一度ダメだと言われても夜を徹して説得し、
一夜の話し合いで納得してもらえなければ、
何日も何日も、一週間も、二週間も、
わかってくれと翻意を促し、
何とか首を縦にふってもらって、
全員の賛意を揃えて初めて事を決める。

「現在の社会では無理ですが、
 日本の農村はそんな手間をかけて
 生活していました」
と佐藤先生は言ってました。

で、この『シンクロと自由』。

この本に出てくる
介護のエピソードを読んでいたら、
佐藤先生の講義で知った
農村の人たちを思い出しました。




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2022年10月20日木曜日

『現代思想入門』(千葉雅也)読みました。


始めたのが
たまたまあの大地震の当月だったので、
これまでどれくらいの年月がたっているのか
すぐわかるんです、毎朝のランニング通勤。

あれは2011年だったから
引き算すると11年です。

ゴールにしているスポーツジムが
(そこでシャワーしてから会社に行く)
7時に営業開始なので、
逆算して6時過ぎに自宅を出て、
ほぼ同じコースを11年間ヘロヘロ走りしています。

最近、その期間って
結構長いんだと思うようになりました。

同じ人を見かけなくなったんです。

確か最初の2〜3年くらいは、
スタートから約1キロ地点で、
熟年夫婦らしきウォーキングの方と毎日すれ違い、
なんとなく顔見知りになってきて、
そろそろ挨拶でもしておこうかと考え出したら、
気がつくと見かけなくなってた。

ぼくは時間もコースも変わらずにいたけど、
あのお二人は何か生活環境の変化が
あったんでしょうね。

約3キロ地点でびゆーんと抜かしていく
韋駄天の兄さんも1年ほどで姿を消したし、

この人は永遠だろうと思っていた
子犬3匹ずれの小柄おばさんも
半年ほど姿が見えません。

いつもビル掃除していた
実写版のレレレのおじさんは、
割烹着的服装のおばさんに代わり、
今は清掃時間が変更されたのか、
ぼくの通るときには誰も掃除してません。

で、この『現代思想入門』。

世の中だけでなく
哲学にも移り変わりがあると知りました。




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2022年10月18日火曜日

『寒い国から帰ってきたスパイ』(ジョン・ル・カレ)読みました。


いつも行っている大きな本屋さんは、
ネットで在庫が調べられる。
そこで、検索窓に探している本の
タイトル入れて虫メガネマークのボタンを
クリックしたら「なし」の表示。

友だちご推薦の作家さんだから
一冊くらい読んでみようと
代表作って書いてあったのを探したんです。
だけど、だいぶ前に刊行した本だったから、
新刊書店では品切れだでした。

ロングセラーといわれているし、
わりと最近亡くなった著者さんだから話題でもあり、
9階建てビルまるごと書店という
規模の大きさからいって、
置いてあると思ったんだけどな。

と思いつつ、
「なし」の表示を見た後に、
前回触れたブックオフの入荷通知を設定しようとしたら、
あれやこれやの雑用が急に舞い込み、
すっかり忘れて、そのままになっていました。

で、この『寒い国から帰ってきたスパイ』。

うちの近所に頑張って営業してる
小さな(新刊の)本屋さんがあるのですが、
何とそこにあったんです、この本。
まあまあ面白かったです。




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2022年10月13日木曜日

『プロだけが知っている小説の書き方』(森沢明夫)読みました。


出版されてからだいぶたった本は、
普通の本屋さんには売っていないので、
ブックオフの入荷通知メールを使って仕入れる。

そんなやり方を覚えてから、
数年はたつでしょうか。

一時はまったローレンス・ブロック作品の
数十冊はそうやって揃えました。

でも、その覚え始めに入荷通知を設定した
ブロック泥棒シリーズの1冊が
(『泥棒はライ麦畑で追いかける』)
いまだに未入荷のままなんです。
あと1つでコンプリートなんですけどね。

そのメールが届かないせいもあると思うんですが、
その後は、新しく出る本に興味を
そそられるものが多くなり、
入荷通知はほとんど使わなくなっていきました。

通知の登録方法も忘れかけたついこの前、
ふとした拍子に、
昔読んだ『鉄塔 武蔵野線』って小説を
再読したくなり、自宅の本棚を探したところ
どうしても見つからず、

ならばと、
泥棒ライ麦が残っている設定ページに
それを追加したんです。
すると、ライ麦くんは
すんなり置いてけぼりにされ、
新設定の鉄塔くんの入荷通知が翌日に届きました。
今はもう読み始め、もうすぐ終わるとこです。

で、この『プロだけが知っている小説の書き方』。

『鉄塔〜』はプロの書き方とは、
ぜんぜん違うように思えるけど、おもろいです。




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2022年10月6日木曜日

『あの子とQ』(万城目学)読みました。


少し前に、
上下巻に分冊されている作品を
高評価する傾向が、
ぼくの頭の中にはあるようだ、
ってここでいいました。

と、ここまで書いて「少し前」などと
あやふやなままにしておくのも
無責任な気がしたから、
バックナンバーを検索したら、

それをいったのは、キングさんの
『ファイアスターター(下)』のときでした。

上巻は、思わず身震いしちゃうほど
面白かったから5つ星評価をつけ、
下巻も普通なら5つなんだけど、
上巻の緊迫感を考えると、
同じ満点じゃあ申し訳ない気がして
4つにしたと、半年弱前のぼくは書いていました。

ああ、そうだった。そうだった。

そこに引き合いに出されていたのが、
万城目学さんの『ヒトコブラクダ層ぜっと(上・下)』で、
これもまた上巻が最高点の評価で、
下巻がそれに比べると星の数は少なくなったと。

物語の世界に入ったばかりとき(上巻)は
予備知識が何もないので、
背丈よりも高いボウボウの雑草を
かき分けながら進むような感じで、
そのどきどきが楽しく感じられるんでしょうかね。

それが下巻になると感覚が麻痺してきて、
面白いと思う気持ちが削られていく、のかな。

で、この『あの子とQ』。

1冊にまとまった本でした。
でも、もし上下の分冊になっていたら、
上巻には5つ星をつけたと思います。




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2022年10月4日火曜日

『東京の子』(藤井太洋)読みました。


住宅事情により本棚スペースが限られるので、
文庫より一回り大きい単行本の購入は
なるべく控えようと思っています。

それでも、やっぱ、

うずうずしつつ待っていた
お気に入り作家さんの新刊タイトル、

そりゃ誇大だろうとわかっちゃいるけど
吸い寄せられちゃった惹句、

うんうん同じ同じと
仲間意識を持ってしまった読者レビュー
などなどに、
右手を無理やり書店の該当棚に持っていかれ、
該当本を引き抜いてしまう事態は多々あります。

そうしてぎちぎち言い始めた
我が本棚の単行本を見ていたら、
その行く末に
3つのパターンがあることに気づきました。

一つは、ブックオフさんへのドナドナ組。
前は一番下の段に専用コーナーをつくっていたのですが、
そこも他分類の書物が侵食してきて、
今は本棚の前の床にただ横積みしています。

2つ目は、そのまま残し組。
いつか再読したいなと思うものです。

そして3つ目が
文庫での再販にも手を出す大小2冊揃い組。
すぐにでも再読したいけど、
ほかの積ん読本もあるからせめて文庫まで待つ分類です。

で、この『東京の子』。

結果的に大小2冊揃い組になりました。
でも実は、タイトルを間違えて買っちゃったんだ
ってことにあとから気づいたものでした。

本当の2冊揃い組にしたいと思ったのは
同じ著者さんの『ワン・モア・ヌーク』でした。
けど、それは単行本がなく文庫だけの本でした。




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