2022年1月5日水曜日

『過去からの弔鐘』(ローレンス・ブロック)読みました。


前回は、エクセルの表に読んだ本のリストを
入力しているってこといいました。

ぼくは仕事でソフトの解説本をつくるまでは、
その縦横罫線が画面にどどっと並んだ
アプリケーションを使ったことがありませんでした。

まったくの初心者が解説本なんて
書いていいのかどうかの問題はあるけど、
使ったことない人がつまずくポイントを
実感しつつ説明できるので、
それはそれでわかりやすくなったんだろうと、
自分を納得させてます。

いやいや、それはいいんですが、
好むと好まざるとにかかわらずその仕事したから、
便利な使い方をいろいろ覚えました。

その一つがエクセル関数。
種類が何百ってあるから、
どれがどれだかわかんなくなっちゃうけど、
自分がつくったエクセル関数の事典をひきつつ
「ほうほう、こうやるんだった。
そうそう、よくぞこんな便利な事典を
つくってくれたぞ、ぼく」
なんてつぶやきながら利用してます。

ほんでまあ、
今年(2021年)のエクセル読書リストに
並んでいる書籍名の数は、ここまでで94。
(注:この文章を書いたは12月10日でした)

百まであと6冊読めるかなと思いつつ、
使ってみた関数が「COUNTIF」でした。
これは、設定した条件にあうモノが
その表の中に何個あるか数える関数です。

で、この『過去からの弔鐘』。

エクセル表で「ローレンス・ブロック」と
条件設定して数えてみたんです。
したらなんと29作品。
今年読んだ本の約3分の1がブロックさんでした。
きっと、まだいきます。

(2021年中に書いてストックしてる感想文もどきは
 まだ5、6冊分ありますので)




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2021年12月28日火曜日

『あなたの癌は、がんもどき』(近藤誠)読みました。


エクセルの表に何の本を読んだか
記録をつけています。

感想もどきはここに書いてるので、
入力してるのはタイトルと著者と、
好みの度合い(5点満点の☆)だけ。

年が変わったらシートを追加して、
同じファイルをずっと更新して
使っています。

始めたのは2010年。
だからこの「BookList.xlsx」って
名前のデータには、2021年までで
12枚のシートが入ってます。

年間に百くらいだから約1200冊分ですね。
いつも思うけど、その内容を全部覚えていたら、
もう少しましな文章を書けたり、
軽やかな立ち回りができたり、
みんなから尊敬されたりするんだろうな。

でも、忘れちゃってる。

え、でもちょっとは覚えてるんじゃない。
なんてことを考えて
10年前の2011年のシートを開き、
ぐりぐりとスクロールして、
ぺこっとクリックした先の
たまたま当たった本を再読し、
どれだけ覚えているか確かめました。

当たった本がこの『あなたの癌は、がんもどき』。

確かめるまでもなく、一字一句、忘れてました。




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2021年12月23日木曜日

『元彼の遺言状』(新川帆立)読みました。


少し前に、エコドライブについて
書いたような気がするんですが、
そのときは確か、
クルマを発車させるときの
アクセルの踏み方に関して
あれこれほざいた記憶があります。

急発進は燃費が悪く、
地球を暑くさせる二酸化炭素を
たくさん出してしまうから、
ペダルはふんわり踏んで
ゆっくりスタートしましょう、みたいな。

それ知ったのは、何かのおりに、
それ関連の動画をみたから。

ディーラーで点検が終わるのを
待っている時間に流れていたのかな、たぶん。

動画では、エンジンをかけてから
発車するまでの時間のこともいってました。

昔のクルマは、
キーを回してきゅりゅきゅりゅと
エンジンを動かしたら、
そのままの状態でしばらく待ち、
暖まってからゴーしてた。
そうしないと、どこかしらに
不具合が出るってことだったんですが、
今はもうそんなことしちゃダメって言ってました。

性能がよくなったから暖機運転は必要なく、
クルマを動かさずに燃料使うのは反エコで、
エンジンだけじゃなく
地球も暖かくなっちゃうんだと。

そういえば、新車を買ったときに、
最初の2000キロまでは慣らし運転で、
エンジンの回転数を2000以上に
しちゃいけないっていわれてたけど、
今は、それもしなくていいと、
どっかで聞いたような。

最初は固くてあちこちぎくしゃくしてて、
使い込むうちスムーズになるっていう
世のならいは、どこかにいってしまったようです。

で、この『元彼の遺言状』。

最初はぎこちなく、だんだんとスムーズに。
そんな感じを受けました。
世のならいは、まだ健在。
きっと作品を重ねるごとに、
どんどん上手になっていくんだろうな。
とはいえ最初からとっても上手だけど。




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2021年12月21日火曜日

『泥棒は図書室で推理する』(ローレンス・ブロック)読みました。


仕事場はなるべく1週間に1回
掃除しようと思っています。
できないときもあるけど、なるべく。

そんなに広くはないけど、
とりあえずブロックごとに
移動できるものは動かし、
避け終わったらはたきかけて、
掃除機がないので
クイックルワイパーで掃いてほこりを集める。

その第1ブロックができたら、
避けていた椅子とか
キャスターつきの袖机なんかを、
きれいになった第1に寄せ集め、
空いた第2ブロックで同じこと
(はたき&クイックる)する。

あ、その前に雨が降ってなかったら
ベランダもはたきと箒でキレイにします。

部屋とベランダができたら
トイレと玄関をぞうきんでふき掃除。

そんなことしていると
なんだかんだで1時間ちょいかかっちゃう。

もう十年以上も同じとこにいて、
掃除の手順も変わらないので、
所要時間はいつもほぼ一緒です。

ところがそれ、
やたら短くなるときが極くたまにあるんです。
「あれ? 今日はなぜか早く終わった…」
と振り返って考えると、
そんなときは必ずどこかの工程が抜けている。

あ、トイレやってないじゃん。
第2ブロックにはたきかけてないじゃん。
クイックるしてないぞ。

でももう、気持ちは次のトコ行っているので
ま、いいか、今度やろって考え
終わらせちゃいます。

で、この『泥棒は図書館で推理する』。

チャンドラーさんも
殺人事件を出しておきながら
犯人を示さないでいたことあったんですね。
それもオマージュしてるんですわ、この本…。
ま、いいか。今度やれば。




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2021年12月16日木曜日

『呼吸の科学』(石田浩司)読みました。


2年ほど前までは
街中、電車、バスなどの
人の多いところに行くときは
いつもガムを噛んでいました。

そうしていると口の中に唾液が出るので、
もしバイ菌みたいのを吸ってしまっても大丈夫、
と、どこかで聞いたからです。
(自分の頭の中だけで発想された
 脳内伝説かもしれませんが)

悪さするヤツは唾液が流し
即座に胃液に溶かされて無害化される
…みたいな。

会社にある机の引き出しには
ガムがストックされていて、
帰宅時にはそれを口に放り込んでから
バスに乗りってました。

引き出し内の在庫数には
常に気を配っていて5パック以下になると
買い出し補充してました。

でも今、引き出しガムは
ゼロ状態がだいぶ続いてます。

だって、マスクするようになっちゃったから。
それしてれば、バイ菌みたいなのは吸わないだろうと、
それならガムも要らんだろうと。

で、この『呼吸の科学』。

ガムで始めてマスクに引っ張れば、
呼吸の話題につながるかと思ったけど、
つながりませんでした。残念。




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2021年12月14日火曜日

『生きのびるための流域思考』(岸由二)読みました。


新聞や雑誌なんかにオススメの本
といったコーナーがよくあります。

その記事のタイトルが
「書評」ならいいんですが
「オススメ」系の題字がついていると、
それは読んで字の通りなので、
その記事を書いた人もしくは編集者とか
発行している会社の人が、
「これは面白いから読んだほうがいいよ」
と感じた書籍になるんだと思います。

さてそこで、ぼくが知りたいのは、
そのオススメ本にたどり着くまで、
その記者さんは、
どれだけのオススメできないものに
目を通しているかです。

ぼくの感覚からいうと、
ホントにいいと感じる本って
100冊読んでも数冊くらいしか出てこない。
たいていは、
読んでいて楽しいけどまあ普通という程度。

十数冊当たって1冊だとしたら、
どんだけ時間を費やせば、
オススメコーナーに載せるものを
見つけられるんでしょうか。

それとも、専門の記者さんは、
良書探査センサーがものすごく発達していて、
一発必中なんでしょうか。

で、この『生きのびるための流域思想』。

この本じゃなかったので次いきます。
そうか! ぱらぱらめくっただけで読めちゃう
速読法を体得すればいいのか。




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2021年12月9日木曜日

『ペッパーズ・ゴースト』(伊坂幸太郎)読みました。


主人公のツキナシは、
ハクション大魔王のアクビちゃんみたいな
イタズラ意地悪な霊体魔少女(以下、アクビ)に
取り憑かれている。

ツキナシがこんなことしようって計画を、
頭の中で想像すると、
アクビはそれを透視して邪魔だてする。

もちろんツキナシは
アクビの存在には気づいておらず、
透明なのか、宙に浮いているのか知らないけど、
そんなヤツが、人生ロードを険しい難所ばりに
しているなんて思いもしない。

だからツキナシは、
ほとんどあきらめの境地に達していて、
それでもわずかに残っている
明日への希望を振り絞り、
「なぜこんなにも上手くいかないのか」
と分析する。

分析の結果、
「頭に思い描いたときは失敗し、
 想像しないときには上手くいく」
の法則を発見する。

アクビが邪魔できるのは
事前に頭の中のイメージを知るからで、
その情報がなければ何もできないからだが、
その根本原因までは彼には推察できない。

そしてさらに
その分析結果をこねくり回して考え、
たどりついたのが
「起きて欲しくない出来事を想像すれば、
 それは起きない」
の法則だった。

アクビには、ツキナシの脳内映像が、
期待から生まれるものなのか、
拒否したい事柄なのか判断する力はなく、
なんでもかんでも邪魔するからだが、
そこまで彼は推察できない。

つまりは
「心配すれば、
 その心配事は起きずに回避される」
の法則。

そんなこんなしていると、
ひょんなことからツキナシが
アクビの霊的存在に気づいてしまう。
さて、どうなるでしょう。
……ってなあらすじの小説を
書いてみようかなんて思ったことがありました。

で、この『ペッパーズ・ゴースト』。

この本に
「心配すれば、
 その心配事は起きずに回避される」
の法則みたいなのを信じてる
登場人物が出てきました。

おこがましいけど、
伊坂さんと同じ発想をしてた自分が
誇らしくなりました。




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2021年12月7日火曜日

『向田邦子ベストエッセイ』(向田邦子)読みました。


ぼくの自慢できるもののひとつに、
字の汚さがあります。

それは年々ひどくなっているようで、
インクがきちんと出るかどうかを
確かめるときのグチャ書きのほうが、
紙に止まった蚊を押しつぶした跡のほうが、
よっぽど日本語に見えるようになっています。

とはいえそんなぼくでも、
「この人には勝てない」
と思える人がいました。

昔、一緒に働いていた上司。

電話があった旨を知らせるメモか何かを
机に残してくれたのですが、
まったく読めない。

仕方なく折れクギ流免許皆伝上司のとこに、
紙片を持って判読をお願いしにいくと、

「えーっと……こんな汚ねー字、
 読めねえよ。もっとキレイに書け」
と怒られました。

思わず笑い、一種、尊敬の念も抱きました。
「自分の書いた字が
 読めない人っているんだ、すごっ」って。

そのときはぼくの字もまだ皆伝のレベルには
達していなかったんです。

自分自身であれば
読み下せるくらいのよちよち段階。

とはいえ精進を重ね、
今では3分前に記した走り書きの
意味するところも不明になる域に登りつめてます。

で、この『向田邦子ベスト・エッセイ』。

たしか向田邦子さんも悪筆だと聞いた気がして、
そんなエピソードが入ってないかと読んだ本です。
ほんのちょっとだけ出てきました。




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2021年12月2日木曜日

『店長がバカすぎて』(早見和真)読みました。


この前、
家の冷蔵庫が急に動かなくなってしまい
(製造は2004年となっていて、
 ってことは17年も使ってたんですね。
 お疲れさまでした)
かみさんと二人で近くの量販店へ
急いで買いに行きました。

昔のマンガによく出てきたロボットの
頭と手足を取り外し胴体だけ残したような、
四角いだるま落としのような
(あーもっとドンピシャの表現ないかな、
 うーん出てこない)
まあ、つまりは家庭用冷蔵庫が
ずらりと並んだ売り場に着くと、

いつのまにやら店員さんが脇にいて
「サイズはわかりますか?」
と声をかけてきました。

慌てていたけど、それだけは
行く前にメジャーで測ってきたので、
得意顔で答えると、
「じゃあ、これが人気ですね」
とか言って、
スタンドアップボード・ツー・ウォーター
(立て板に水)のごとく、
ここがいい、あそこがいい、
ほかにはこの機能がついていない、
この色をみなさん褒める
……などとおっしゃるので、逆らう気力も
ウォーターの水流に飲み込まれてしまい、
おっしゃる通りの製品を頂くことにしました。

届け先とかの書類を書いているとき、
ふと目に留まったのが店員さんの名札。
てっきり量販店の社員さんかと思っていたのに、
その冷蔵庫メーカーからの
出向販売員と記載されてました。
ふーん、そうなのね。

で、この『店長がバカすぎて』。

本屋さんのお話です。
本屋さんでメーカー(出版社)の
出向販売員って見たことない。
よかったよかった。




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2021年11月30日火曜日

『ヨルガオ殺人事件(下)』(アンソニー・ホロヴィッツ)読みました。


これもまた前にもいったかもしれませんが、
ぼくはかみさんに付き合った
スーパーでの買い物のときを、
格好の読書時間にしています。

土日の休みに1週間分の食料なんかを
仕入れに行くんですが、
品を選んでカートに入れていくのはかみさんで、
ぼくはカートを押してその後ろをついていく係。

だから視界の端に彼女を捉えておけば、
押し手の部分に本を乗せ、
読みながらでも役目はこなせるんです。

ただそのとき読書中の本が単行本だと、
ちょっとサイズが大きくて扱いづらい。

その点、小さな文庫本なら
広げて抑えておいても
カートの振り回しには不自由なく、
右左折Uターン急発進急停止、
人避け店員避け、
寝ころんで泣いている子ども避けでも
まったく問題なし。

で、この『ヨルガオ殺人事件(下)』。

その買い物時のカート乗せ対象は、
家で読んでいた単行本でした。
でも、前述の理由もあり、
通勤リュック内にあったこの本にしちゃいました。
文庫本だし、面白過ぎるので早く読みたかったし。




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2021年11月25日木曜日

『ヨルガオ殺人事件(上)』(アンソニー・ホロヴィッツ)読みました。


昔はそんな趣味はなくて、
いつからそっち系にかたよるようになったのか、
自分でもはっきりしないのですが、
気がつくと自虐系の雑文を
好んで書くようになっていました。

あることないこと、もりもりに盛って、
書きながら「いやそこまではないだろう」
なんてつぶやきつつ、にやにやしてるんです。

いじめを欲するMではないのに、
自分をネタに笑いをとるのが心地いいんです。

分析するに、
まず「笑いが好き」がある。
次に「憶病者である」がある。

臆病モノのビビリだから、ほかの人が
「未曾有」を「みぞゆう」って読んでも、
「はははっ、間違った間違った」
と笑うことはできない。
だって怒られそうでしょ。
ビビリですから叱られるのはとってもイヤ。

だけど、笑いたい。
じゃあ、怒られずに、
失態なんかを「がっははっ」と誰の目も気にせずに
呵々大笑できる対象(韻を踏んでます)は、
ないものか。

いるでしょ、目の前に、いや、目の奥に、
いや目そのものというか、自分でしょ。

で、この『ヨルガオ殺人事件(上)』。

著者自身を情けないキャラクターとして登場させて
ユーモラスに描くのは、ぼく的な自虐……
……あっ、間違った。
それは、同じ著者の前に読んだ本でした。
この『ヨルガオ〜』じゃなかった。
どうしよ、まいいか。
えっーと、面白かったです。




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2021年11月18日木曜日

『インスタグラム:野望の果ての真実』(サラ・フライヤー)読みました。


もう5、6年くらい前になるでしょうか。
出身高校のバドミントン部で
毎年開いているOB会に行ったときの話です。

そうここ2年は、大人数が集まって
流行り病を広げちゃいけないと、
開催が中止になっていて、
その3年ほど前だから、
やっぱ5年以上はたってますね。

そこでは、現役の高校生と
卒業生のおじさん、おばさんが集い、
学校の体育館でバドミントンの試合をします。

ぼくもかつて高校生をやっていましたが、
それはもう半世紀近くも前。
十代なんて恐れ多い人たちと話をすることさえ、
とんとありません。
なので例年、
やんごとなきヤングなお方たちとは距離をとり、
借りてきた猫状態でいるため、
事務的な会話くらいしかしないのですが、

そのときは、どういうわけか
4、5人の現役生に囲まれ、
無理くりに和やかな雑談を
交わさなくてはならないという
危機的場面に陥ってしまったんです。

なぜか顔と脇の下と手のひらに
じっとり汗がしみ出る中、
「そうだ!」と、
話題にできるネタを思いつきました。

高校全体の同窓会で広報委員ってのをやっていて、
ついこの前、その広報誌の中で、
バドミントン部の紹介記事を書いていたんです。

「みんなさー、あのバド部の記事、読んだかなあー。
 あれ、おじさんが書いたんだよ」

で、この『インスタグラム:野望の果ての真実』。

「えーホントですか? アレ見てみんな喜んで、
 インスタにあげまくったんですよ」。
そのインスタのことが書いてある本でした。




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2021年11月11日木曜日

『砕かれた街(下)』(ローレンス・ブロック)読みました。


クルマで燃費のいい走り方をするのを
エコドライブというらしく、
地球環境にやさしくするぜといいつつ、
実は高くなっているガソリン代をケチるために、
ぼくも気がついたときには、
うろ覚えのエセドライブじゃなかった
エコドラえもんをしています。

何やらクルマってのは、
発車のときに燃料をたくさん使うらしく、
それを抑えるために、
赤から青に変わってゴーのときに
「ゼロヨンだーぶっちぎり!」と、
はやる気持ちはしまっておいて、
エンジンの回転数をなるべくあげないように、
足首の力を抜きアクセルはふんわり
なでるように踏む、
というより足裏をそっと乗せる。

そうしてちょろちょろと走り出して、
慣性の力でススーと動き出すようにする。

そんな運転の仕方が
エコのトレンドなんだそうです。

思えば、最近の小説とかは、
そのエコ方式とは真逆な展開が
多いような気がします。

スタートからゴーゴーゴーで、
お話がぐんぐん加速して、
ローギアで1万回転くらいひっぱる。
燃料はたくさん使う気がしますが、
まあ、そういうほうが楽しいです。

で、この『砕かれた街(下)』。

エコドライブな感じでした。
上巻はふんわりアクセルで、
下巻に入ってゆっくり加速。




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2021年11月9日火曜日

『泥棒は抽象画を描く』(ローレンス・ブロック)読みました。


編集とか出版の仕事をしているって話すと、
ときどき「それじゃあ、幅広い分野の
いろんな物事をたくさん知ってるよね」
って言われるときがあります。

もちろん、
普段のぼくを知っている友だちなんかからは、
絶対にそんな発言は出てこないのですが、
仕事とかで知り合ってつき合いの浅い人は、
出会って間もない一瞬だけ、
そういう一般論的なくくりの
知的グループの一員に入れてくれるようです。

そして、ものの10分ほども根詰めて話すと、
知的グループに入るどころか
補欠にも足がかからず、幼稚園児のほうが、
ぼくよりましなヤツが大勢いると気づく。

確かに同じような仕事をしている仲間には、
「なんでそんなこと知っているの」って
あきれるほどの人がごっそりいます。

ぼくだって、ゼロから勉強して、
パソコンの本とか、社会経済の本とか、
哲学心理学系とか、
生物学とか数学とかエコとか
あれこれやってきてはいるんだから、
それが全部頭の中に残っていれば、
知的グループ1軍の花形選手になれる、
いやルックスからいうと花形じゃなく
伴宙太ぐらいですけど。
(「ばんちゅうた」の漢字がわからず、
  ググったらこんな字だったんだと、ちと驚き)
でもまあ、無理なわけですわ。

で、この『泥棒は抽象画を描く』。

とはいっても、
脳みその中の遠い遠い辺境に
今にも消えかけているけど
かろうじて残っている知識もあるんです。

この小説に出てきた画家のモンドリアンのことも
そんな干からび知識の中にありました。
そのお陰でとっても楽しく読めました。




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2021年11月2日火曜日

『エアー2.0』(榎本憲男)読みました。


日経新聞木曜日の夕刊には
最終面に書評が載っていて、
どの本を読むかの参考にしています。

でも最近、
紙面構成をリニューアルしたようで、
今まであった5点満点の星印評価が
なくなっちゃったんです。

それに加えて、
今まではジャンルの違う3人が
それぞれ3つずつで合計9冊紹介していたのに、
各人1つで計3冊にダウンサイズされてる。

9冊全部に興味を持ったことはこれまでなかったし、
少なくはなったけどその分1冊当たりの解説は増えて、
たぶん評者の負担も減ったのだろうから、
それはまあよしとします。

でも、星の評価は残して欲しかった。

この欄のタイトルは「目利きが選ぶ3冊」で、
選んだ限りはいい本に違いないんだろうけど、
どの書評家が星を何個つけるかによって
自分の好みとの適合具合を判断し、
目安にしていたものなので。

で、この『エアー2.0』。

あ、違います。
書評欄を見て買った本じゃありません。
友だちからのオススメ本なのでした。
好みとの適合は少し難しかったな。




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