今まで読んだ本を振り返ってみて思うのは、
個性がないってこと。
ベストセラーとか、著名な文学賞を受けた作家だとか、
そのときどきで話題になった作品とか、
そんなのばっかりな気がします。
ニッチの奥の方でひっそりと
わずかな熱狂的ファンに支えられるような、
人に教えたくない店的なものはほぼなしな感じです。
去年代表作シリーズの再読マラソンをして、
ますますもっと読みたくなった京極夏彦作品も大メジャーだし、
新刊が出るたびに飛びつくスティーヴン・キングさんや
伊坂幸太郎さんなんかも言わずと知れたヒットメーカーでしょ。
だからぼくの読了本のうち、
「自分が読んでるのは1つもない、びっくりだ」と、
同じく本好きの友だちから言われたときには、
こっちがびっくりでした。
で、この『錆びた滑車』。
でも、そんな人にかぎって、こ
の作品のような若竹さんの一連の著作は、
過去に通過してるんじゃないかなと思うんです。
ま、まだならぜひ。