小説を読んでいると、その物語を書いた
作家さんの性別がなんとなくわかります。
どこがどうって、
はっきりいえないのがもどかしいんですが、
(それより、このジェンダーフリーの時代に、
女性だ男性だとかっていってること自体、
どうなのよと言われそうですが。
あと、ぼくが読んだ作家さんは
圧倒的に男性作家が多くて、そもそも
分析対象の母数が違いすぎで、
わからせんだろうとも言われそうですが)
その区別はもちろん、話の中に登場する
主人公の性別で判断できるもんじゃありません。
むくつけき野獣のようなむんむんマンが活躍する
ストーリーなのに「ああ、これは女性作家さんだろうな」
って感じることがあるし
(むくつけき野獣とは違うけど、
柚月裕子さんの『孤狼の血』なんかは
暴力団と警察の汗臭い男たちの話だったけど、
女性の筆だなとつくづく思い)
この前読んだ、スティーヴン・キングさんの作品は
ほとんど1人の少女しか出てこないのに、
それでも男性作家の匂いぷんぷんって感じでした。
(まあ、キング作品を味わいたいと気張って
読み始めたのもあったけれど)
で、この『ほんとうの名前は教えない』。
主人公は女性です。
だから余計に感じたのかもしれないけど、
この作品は女の人じゃないと書けないなと思いました。