2024年11月28日木曜日

『本所おけら長屋(2)』(畠山健二)読みました。


読み終えてもすぐに内容を忘れてしまうため、
その対策を考えたと、少し前にいいました。

読了後にあらすじを頭の中で振り返ること。

前までは1冊終われば、5分とあけずに
次の本に手を出していたんですが、
そこをぐっとこらえて、
出だしから終幕までざざーっと頭の中でおさらいし、
ふんふん、そういうストーリーだった、
と一度でよいので思い出す。

すると、
それまでの記憶保持時間は半日ほどだったんですが、
1週間くらいになりました。

さらに、ひょんなきっかけで
脳みその端っこからその本のことが
浮かんでくるようにもなった気がします。

テレビでどっかの地方ロケをやってるのを目にして
「あ、信じた道を走ってる成瀬の舞台になったところだ」とか、
江戸時代の生活を紹介する新聞記事を見て
「お染さんがやってた手仕事はこんな感じだったんだろう」とか。

でもね。
もともとがあまり出来のよくないつくりの頭なので、
振り返り作業自体を忘れて「よし、次っ次っ」なんて
つぶやきながら新しい本を
手に取っちゃうときもしばしばなんです。

そんなときには、たいてい
寝床に入って眠る直前に思い出し
「そうだ、おさらいしてないじゃん」と、
羊の数をかぞえる代わりに
読み終えた本の話の筋を思い浮かべます。
そこでは意識が夢の世界にひきづりこまれる力に
どれだけ抵抗できるかが勝負です。

で、この『本所おけら長屋(2)』。

長屋を舞台にした江戸庶民のお話。
この第2巻には5、6個の短編が収録さています。
実はこれも入眠時に振り返り作業したんですが、
1話と半分でスリープワールドに負けてしまいました。

**********************
当ブログ執筆担当・きくちが書いた本はこちら
**********************

2024年11月26日火曜日

『病葉草紙』(京極夏彦)読みました。


少し前に読んだ
『東洋医学はなぜ効くのか』(山本高穂ほか)
に手をつけたのはタイトルが気になったからです。

「なぜ効く?」とかいわれると、
もしかしたら謎解きミステリみたいな面白さが
あるかもしれないと思ったりして。

それと、
池波正太郎作品の時代物の中に
よくお医者さんが登場するのだけれど、
(時代物なのでたぶん東洋医学なんだろうから)
そんな場面も「なぜ効く」を知っていれば、
もっと楽しめるかもしれないと思ったりして。

そうして本を読み進めていくと、
現在の科学ではまだわからないこともあるけれど、
解明されている範囲のことは順序立てた説明があり、
ふむふむと納得してページをめくっていけました。

ところが、そのなぜ効く本。
謎解き解説だけじゃなく、
実用的な内容もあったんです。

東洋医学っていうと、
主に漢方薬と鍼灸らしいんですが、
身体にあるツボも紹介していて、
ハリを使わなくても
自分の指でどこをどう押せば効くかを
図表付きで載せていました。
今、それを試していて、
何となく調子がいいような気がしていると。

で、この『病葉草紙』。

タイトル的にこの本も
そんな実用コーナーがあるかなと思ったけど、
なかったです。だって小説だもの。
でも、面白かったからいいです。

**********************
当ブログ執筆担当・きくちが書いた本はこちら
**********************

2024年11月19日火曜日

『剣客商売包丁ごよみ』(池波正太郎)読みました。


*****
いつもは、ブログを更新すると、きくちのツイッターで告知するんですが、
今回はやってません。というか、できないんです。なぜか知らねど突然ロック状態に
なってしまいました。それを解く操作が表示されるのだけれど、指示通りにやっても
途中で「問題発生で完了できません」とか出てくるし。
とりあえず、ツイート告知はしばらくなしで、ブログは週2目安で更新します。
*****


小説とか物語とか
一生懸命につくっていた若かりし頃、
ストーリーを進める会話や登場人物の行動じゃなしに、
話の筋とは関係ない情景描写を
どれくらい入れ込めばいいのか、
頭を抱えていた覚えがあります
(今でもわかっちゃいません)。

喫茶店で話している場面があるとして、
その場所の様子を詳細に語らなくても
読んでる人には展開はわかってもらえるし、

逆にそんなのがあったら、
スピード感がなくなっちゃうんじゃないかと思ったり。

それで、
「太郎と花子は街角のコーヒーショップにいた」
くらいの1行のあとカギカッコの会話が続く
ってな感じで書き進めていたとき、

セリフの流れで、
どうがんばっても報われない花子のことを
太郎が励ます言葉が必要になってきました。

確かそんときは「がんばれ」とかの
ありきたりワードしか出てこなくて、

仕方なしにというか、勢いでというか、
文章の神様かもしくは意地悪な貧乏神かに
キーを叩く手を乗っ取られたというか、な状態になり、
いつの間にか「がんばれ」の前に
喫茶店内の情景描写していたんです。

太郎から見える向かい側の席に座っていた客が帰り
テーブルを片付けに来たウェイトレスの様子。
彼女が水の残ってるコップを倒してしまう。
その慌てて掃除をしている姿があっての
「がんばれ」になりました。
これだと、少しは、ボキャ貧を隠せたような気がして。

で、この『剣客商売 包丁ごよみ』。

剣客商売シリーズに出てきた料理を集め
エッセイとかレシピなんかを載せてます。
池波さんみたいに話の筋を損ねないで、
食べ物のことなんかを入れ込めるようになれたらな。

**********************
当ブログ執筆担当・きくちが書いた本はこちら
**********************

2024年11月14日木曜日

『明智恭介の奔走』(今村昌弘)読みました。

 
インターネットがまだ
これほどまでに普及していなかった頃、

その情報通信網が広がった未来を予測するちまたでは
「輝く未来が待っている」的な意見と、
「そもそもおもちゃみたいなモンだから
 実用にはならんでしょ」などとあっち向いている人がいて、

それでも、雑誌なんかには
面白おかしげな記事を載せなきゃいけなくて、
編集者の人がネットが絡んだ怪しげな事件
(確か悪いことしたグループの人たちが
 電子メールを使っていた、
 ってだけがネット関連だったような)
の資料をごそっと出してきて、

「きくちさん、これ800文字でまとめてもらえますか」
っていうものだから、
「はいはい、了解です」
と安請け合いしたけれど、

記事は、なぜか人物の名前をA、B、C…と
アルファベットで書くよう指示されて、
資料読んでみると、関係する人は20人近くになってて、
少なくとも7、8人は登場させないと
意味不明の文章ができちゃうから、
AからHまで使ってやってみたけど、
そんな記号じゃ誰が誰だか書いている自分も
わからなくなっていました。

で、この『明智恭介の奔走』。

5つのお話。面白かったんだけど、最後の話だけ、
ぼくのおつむがついていかなかった。
人物名がアルファベットなわけではなかったけど。
も一回読も。

**********************
当ブログ執筆担当・きくちが書いた本はこちら
**********************

2024年11月12日火曜日

『東洋医学はなぜ効くのか』(山本高穂/大野智)読みました。

 
パソコンが変で、
びくびくしながらこの文章書いてます。

と、ここまでキーボード叩いて文字打ち込んだら、
頭の中に既視感がよぎりました。
なんか前にも同じこと言ったようなって気が。

なので、とりあえず、この前の
感想文もどきに戻って読み返してみたら、
やっぱ言ってました。「パソが落ちた」って。

とはいえ重複だからと、
ここでほかの話題に変えるのも、
すでに埋めた数行分がもったいない。

だから今回は、
続きというか詳細版というか、にしましょう。

具体的な症状は、何の前触れもなく
いきなり画面が真っ黒になって、
その中央に薄い電源マークが現れ、
そこに「問題が起きたので再起動します」
みたいなメッセージが出る。
(何カ国語か並んでいてそのうちの1つが
 日本語になってる形式)

調べるとこれ、カーネルパニックっていうらしく、
OSをバーションアップした後とかに
よく見られるようで、ぼくの場合も
「ソフトウエアアップデート」の通知に従って、
新しいのに入れ替えた直後に頻発するようになったんです。

今日最初に電源を入れてから6時間ほどになりますが、
その間に4、5回、カーネルさんの急襲を受けています。

ネットには、しばらくするとバグ修正版が出て、
それインストールすれば治るなどの書いてあるので、
それまではびくびくしつつ慎重に使っていきます。

で、この『東洋医学はなぜ効くのか』。

パソの不具合にも一発で効く東洋の手法があってほしいです。

**********************
当ブログ執筆担当・きくちが書いた本はこちら
**********************

2024年11月5日火曜日

『くらのかみ』(小野不由美)読みました。

 
こんなにパソコンなんかが
幅を利かすようになる前から、
原稿を書く仕事してました。

やがて、
ワープロ専用機を使うようになって、
それがパソコンになって。

パソの初期の頃は、動作が不安定で、
1日に数回はマウスもキーボードも
受け付けなくなる。フリーズです。

何時間もかけて長い文章をつくっていたのに、
かたまって再起動すると、
それまでの苦労がゼロになってる。

あの「じゃーん」という起動音が
神経を逆撫でして、
向かいの席で仕事してる仲間から
「不吉な音立ててるね〜」
なんてお悔やみを言われたもんです。

それが怖くて怖くて、一息つくごとに
コマンド+Sのショートカットで操作をし、
その癖は今でも残っていて、ここまで書くのに
多分100回は[保存]していると思います。

で、この『くらのかみ』。

これを書き始める直前になぜかパソが落ちました。
なので、昔を思い出して[保存]体験をしたためた次第。
本はそれなりに面白かったです。

**********************
当ブログ執筆担当・きくちが書いた本はこちら
**********************

2024年10月29日火曜日

『ないしょないしょ 剣客商売番外編』(池波正太郎)読みました。

 
少し前に読み終えた
京極夏彦さんの『了巷説百物語』は
5、6冊(もうちょいあったかも)の
シリーズになっているんですが、

よくよく考えると、
シリーズになっていないというか、
なんというか、どの巻でも登場人物は
ちょいちょい重なってはいるんですが、
巻ごとに中心になる人が違っていたり、
場所が異なっていたりで、
シリーズ全巻を通した主人公がいないし、
各巻を串刺しする縦軸のストーリーがないんです。
(例えば仮面ライダーだったら
 ショッカーを倒すみたいな)

絶版になっているようで歯抜け状態でしか
読んでいない笹沢佐保さんの
木枯し紋次郎シリーズは、
1冊数話入っている短編のどれにも、
長い楊枝をくわえているだの旅姿だのの
主人公を描写する文章が
1ページ分くらい続いていて、
それはもう知っているよ、
と思いつつも気持ちよく文字を追っちゃう
という1話ごとの共通項があったし、

テレビの水戸黄門なんかは、毎回、
あの紋どころを目に入らされていたのに、
それが楽しみだったし、

ってことでマンネリ鑑賞を快感にさせられていた。

でも、
巷説百物語シリーズはそうじゃないつくり方でした。
それって、つくる側からすると
毎回新しい仕掛けを考えなちゃいけなくて
大変なんじゃないかなと思ったり、
逆にパターン同じで違う話にするほうが
難儀じゃないかと思ったり。

で、この『ないしょないしょ 剣客商売番外編』。

番外編ってある通り、
それまでの通し主人公とは違う視点でつくっていました。

**********************
当ブログ執筆担当・きくちが書いた本はこちら
**********************

2024年10月23日水曜日

『本所おけら長屋(1)』(畠山健二)読みました。

 
会社に来る前に立ち寄っているジムには、
もう10年以上通っています。

同じようにジム参詣を習慣にしている人たちとは、
毎朝顔を合わせるので、挨拶ぐらいはして、
天気の話くらいはするようになってます。

まあ、付き合いの程度はそこまでで、
互いに名前も知りません。

ざっと思い出してみると、そんな人は10人ほどかな。
でも、ぼくが入会したときから
今までずっといた人は、たぶんいない。

きっとぼくが最長会員です(あくまで自己推測)。
とはいえ、10人程という数は同じでも
顔ぶれは入れ替わっています。

いつの間にか誰かがいなくなり、
いつの間にか新しい人と挨拶をかわすようになる。

それがこの前、
「来週、引っ越すことになり、
 ここには来れなくなります」
と伝えてくれた人がいたんです。
名前は知らないけど。

で、この『本庄おけら長屋(1)』。

この本の舞台である長屋に住んでいる
メンバー間のコミュニケーションは、
ジムでのそれより千倍、いや万倍も濃厚でした。

**********************
当ブログ執筆担当・きくちが書いた本はこちら
**********************

2024年10月16日水曜日

『ロング・プレイス、ロング・タイム』(ジリアン・マカリスター)読みました。

 
本は月に7、8冊まとめ買いします。
会社近くに大きな本屋さんがあるので、そこで。

「袋は要りません」と言ってリュックの中につめ、
まずは会社に持ち帰る。

そこで一旦全部取り出し、昼休み、就寝時、バス車中の
各シチュエーションで読むものに仕分けします。

就寝とバスに分類したものは、
もう一度リュックにつめてお持ち帰り。
それらは家の本棚の積ん読エリアにストックします。

昼休み用は会社に置いたまま。

さて、
我が家の住宅事情により、
じわじわ増殖していく書物を
そのまま保管しておく余裕はありません。

そこで、読了後、再読したくなるだろう
と思われるものだけ残し、
あとはブックオフさんにドナドナします。

自宅へ持ち込んだものはそれでいいのですが、
困るのは会社置いたまま分が再読分類になったとき。

自宅の住宅事情以上に会社はストック場所がないので、
それも持ち帰ることになるんです。
面白い再読分類になってほしいけど、増えるもの嫌。

で、この『ロング・プレイス、ロング・タイム』。

どっちの分類にしようか悩み中です。

**********************
当ブログ執筆担当・きくちが書いた本はこちら
**********************

2024年10月2日水曜日

『成瀬は信じた道をいく』(宮島未奈)読みました。

 
前回と同じく、これを書いているのは
2024年9月9日です。

前回は、千ページを超える分厚い
京極作品を楽しんでいたために、
(まあそのほかの事情ももろもろあるにはありましたが)
8月に3冊しかこなせなかったといいました。
(たしか読み始めたのは7月で次の月をまるまる使い、
 その翌月にまでかかり、足掛け3カ月。
 その間、並行読みしてた作品をかろうじて3つだけ読了)
統計開始以来の最低記録を更新した(それまでは4冊)
との報告で、感想文にはなっていない感想文でした。
(いつも通りですが)

ほんでまあ、
ほんとに面白かったその大作の
最終ページを閉じたのが休日の午前中。

かみさんが朝ごはんを用意してくれている途中だったので、
熱々の目玉焼きなんができるまでの間に、
トイレ、洗顔、着替えを済ませ、
残り十数ページだった辞書なみの分厚い書籍をたぐり、
エピローグにふむふむうなずき、
裏表紙を閉じて「はー終わった」と思ったときに、
味噌汁とかが目の前に置かれたのでした。

だから午前中もまだ時間は残っているわけで、
「シューイチ」を見ながらご飯を食べ終えると、
すぐに積ん読本の棚から次を持ち出し
9月の2冊目にとりかかったのでありました。

それが、この『成瀬は信じた道をいく』。

したらなんと、その日のうちに読み終わり
(面白かったから、ずんずん進みました)
さらに翌日、
会社昼休みの並行読み本を読了(残りわずかだったので)。
8月分の冊数を9月前半でこなしてしまいましたとさ。

**********************
当ブログ執筆担当・きくちが書いた本はこちら
**********************

2024年9月26日木曜日

『了巷説百物語』(京極夏彦)読みました。

 
これを書いているのは
2024年9月9日です。

2010年から
エクセルで読み終えた本のリストをつけていて、
2012年からは、
そこに月別読了本の冊数を表示させるようにして、
平均するとひと月に7、8冊ほどになってます。

今、過去のデータをたぐってみて、
一番多かったのは2016年の3月と9月。
月に15冊になっていました。

普通の社会人ならスマホの使用時間は
1日数時間あると聞きましたが、
それがぼくの場合5分程度なので

その分、紙の本を眺めているから
冊数もそれなりになるようで、
というか、読む速度が遅いので、
それだけしかならないんです。

そして何を隠そう先月(8月)は3冊でした。
それ歴代最下位の記録でした。

で、この『了巷説百物語』。

千ページ超のこの本読んでたから
他が進まなかったんです。
でも、面白かったので問題なしです。

**********************
当ブログ執筆担当・きくちが書いた本はこちら
**********************

2024年9月20日金曜日

『黒白(下) 剣客商売番外編』(池波正太郎)読みました。

 
左手につかんでいるページの厚さが
だんだん減ってきて、
もうすぐ終わっちゃう感を意識したとき
「ああ、もっと読んでいたいな」
と思う本がたまにあります。

もしかしたら、
そんな心地よさに浸りたいから、
毎度飽きもせずに「よし次いこう」なんて、
新しい本に手を出しているのかもしれません。

今読んでいる京極夏彦さんの作品なんて、
辞書ほどの厚さがあり、
重た過ぎで手が痛くなるにもかかわらず、
「お、お、お、これこれ!」などとつぶやきながら、
その「もっと読み続けたい」を味わっています。

ほかには何があったかな。
この前読んだ恩田陸さんのバレエダンサーの話は
そんなでもなかったけど、
その系統のピアニストの物語は、
文章を目で追っている時間が、ほんとに心地よくて、
お風呂に入ったあと少し気だるくなって、
ソファーにちょこっと腰を下ろして、
テレビのニュースを見るともなしに見ていたら、
いつの間にかまどろんで、
びくっとして時計を確認すると1時間たっていて、
頭がすっかりすっきりしたときのように思いながら
読み進めていました。

で、この『黒白(下) 剣客商売番外編』。

残念ながら、「読み続けたい感」とは逆の
「早く読み終えたい感」を覚えながら、
ページをめくっていました。

**********************
当ブログ執筆担当・きくちが書いた本はこちら
**********************

2024年9月18日水曜日

『黒牢城』(米澤穂信)読みました。

 
昼休み、バス車中、就寝前の
3シチュエーションで、別々の本を読んでることは
何度もいってますが、そのうちの一つで
今格闘しているのが京極夏彦さんの
千ページを超える大作です。

(「格闘」って言葉が大げさかと思い、
 とりあえず辞書引いてみたら、1番に
 戦うこと的な意味が載ってて、でも2番に
 「困難な物事に一生懸命に取り組むこと」とあって
 「困難」とはいえないかもだけど、
 一生懸命に読み進めているのは当たっているから、
 言葉の選び方としてはそれほど誇張じゃないだろうと、
 そのままにしました。
 カッコ内の説明をこんなに書いちゃったことのほうが
 何だかなって気がするし)

ぶ厚くて重くて手が疲れるけど、
あいかわらず、ぼく好みの内容で、
ニヤニヤしながらページをめくっています。

ただ今回のは、
なんとなくこれまで読んできた京極作品と、
1文1文の調子というかリズムというかテンポというかが
違ってる感じがして、それって何なのか分析しながら、
あと500ページくらいをこなしていこうと思ってます。

で、この『黒牢城』。

よかったです。
会話文と過去形のところの文章のリズム。

**********************
当ブログ執筆担当・きくちが書いた本はこちら
**********************

2024年9月12日木曜日

『黒白(上) 剣客商売番外編』(池波正太郎)読みました。

 
お父さんは会社に行ってお金を稼ぎ、
お母さんは専業主婦で家の仕事を切り盛りする、
という役割分担が一般的だった昔、
主婦向けのドラマでは、
「あらお湯が沸いたわ、ジャガイモ煮なきゃ」とか
「やだ、ちっちゃな綿ぼこりが舞っているじゃない、
 掃除機かけなきゃ」とか
「雨降りそうね、洗濯物取り込んでおきましょ」
なんて言って、
ゆっくりとテレビの前に座っていられず、
ちょいちょい画面から目を
離さなくてはいけないお母さんたちでも、
話の筋がわからなくならないように、
ストーリーの展開をゆっくりゆっくりしにして、
頻繁に物語の流れとは関係ない世間話なんかを
登場人物の会話に混ぜたりする
(最近の「一気読み必至」みたいな
 宣伝文句がついたミステリーを読んでいると、
 そうしたいかにもな余計な会話なんかが出てくると、
 「これは、きっと、伏線になってるぞ」などと、
 つい疑ってかかるような癖がついてきましたが、
 この主婦向けドラマはそうじゃなく、
 ほんとに関係ないやり取りの挿入)
といったやり方で、
奥さんたちの興味をつなぎとめていた、という話を、
誰かから聞いたか、シナリオ読本かなんかで読んだかして、

その聞いたか読んだかした直後に、
買い物帰りの道端で延々ストーリーと無関係の
井戸端会議をして笑い合っているシーンを
テレビで観た記憶があります。

で、この『黒白(上)剣客商売番外編』。

本筋以外のお話が多いなと思って。
そこがいいんだけど。

**********************
当ブログ執筆担当・きくちが書いた本はこちら
**********************

2024年9月10日火曜日

『平凡すぎて殺される』(クイーム・マクドネル)読みました。

 
書く仕事をするにあたり複数の先輩から
「1つの文は短かければ短いほどいい」
と言われてきました。

っていうのを思い出したのは、
前回の感想文もどきを振り返ってみて、
1つ目の文が、なんと、カッコ内を除いて、
とんでもなく長かったからでした。

エディタソフトにコピペして数えてみると
398文字(カッコ内除く)。

ほとんど原稿用紙1枚
まるまる1つの文だけで埋めちゃってます。
これじゃ先輩に怒られます。
といっても最初に言ったように複数の人なので、
特定の誰かを思い起こすことはできず、
もしかしたら、そう言ったのは先輩じゃなく、
『あっという間に文章が上手くなる本』的な
書物に記されてた間違った情報かもしれないし。

で、この『平凡すぎて殺される』。

面白かったです。
修飾が長すぎる部分を除いて。

**********************
当ブログ執筆担当・きくちが書いた本はこちら
**********************