読み終えてもすぐに内容を忘れてしまうため、
その対策を考えたと、少し前にいいました。
読了後にあらすじを頭の中で振り返ること。
前までは1冊終われば、5分とあけずに
次の本に手を出していたんですが、
そこをぐっとこらえて、
出だしから終幕までざざーっと頭の中でおさらいし、
ふんふん、そういうストーリーだった、
と一度でよいので思い出す。
すると、
それまでの記憶保持時間は半日ほどだったんですが、
1週間くらいになりました。
さらに、ひょんなきっかけで
脳みその端っこからその本のことが
浮かんでくるようにもなった気がします。
テレビでどっかの地方ロケをやってるのを目にして
「あ、信じた道を走ってる成瀬の舞台になったところだ」とか、
江戸時代の生活を紹介する新聞記事を見て
「お染さんがやってた手仕事はこんな感じだったんだろう」とか。
でもね。
もともとがあまり出来のよくないつくりの頭なので、
振り返り作業自体を忘れて「よし、次っ次っ」なんて
つぶやきながら新しい本を
手に取っちゃうときもしばしばなんです。
そんなときには、たいてい
寝床に入って眠る直前に思い出し
「そうだ、おさらいしてないじゃん」と、
羊の数をかぞえる代わりに
読み終えた本の話の筋を思い浮かべます。
そこでは意識が夢の世界にひきづりこまれる力に
どれだけ抵抗できるかが勝負です。
で、この『本所おけら長屋(2)』。
長屋を舞台にした江戸庶民のお話。
この第2巻には5、6個の短編が収録さています。
実はこれも入眠時に振り返り作業したんですが、
1話と半分でスリープワールドに負けてしまいました。